ちょっと話は長くなります。
起業を考える前、市内のある鉄工所さんに PC 導入のサポートに行きました。そこは、建材(鉄骨)を主に扱う、社員さんも抱える株式会社でした。
で、仕事をしていると、あるお客様が訪れ、壊れた鍋だか釜だかを持ち込まれました。どうやらそれを直して欲しいということのようです。内心私は「えっ、こんな会社にそんなものを持ち込むの?」と驚かずにはいられませんでした。
ところが、さらに驚いたのは、社長自らご相談に応じられ、懇切丁寧に応対されていたことです。「ああ、こうじゃなくちゃいけないな。」と思いを改めさせられました。もし、自分が会社を起すなら、こういう態度で仕事をしよう、と。
どんなに大きな仕事をするようになっても、小さな仕事をおろそかにしない。こういう姿勢は非常に大切だと思うのです。弊社も御縁に恵まれ、システム構築などの仕事を請け負うことも多くなりましたが、個人様のPCサポート業務も変らず行っています。
その鉄工所様は、社名を「株式会社◯◯鉄工所」といい、弊社の社名はそれちなんでいます。ただ、「高梨製作所」だと何を作る会社かわかりにくいので、「IT」をはさみました。
ま た、現在「製作所」と社名についている有名企業には、小さな研究開発から大きく発展してきたところが多いように思います。島津製作所さん然り、日立製作所 さん然り。弊社もそれらの企業様に見習い、研究を常に怠らず社会に貢献したいとの思いから、社名を敢えて漢字の多い「高梨IT製作所」としました。