現職警視が関与していたことで話題になっている「神世界」の女性社長が会見でしきりに「宗教じゃないんです。企業なんです。」って言っていて、それに対して「これはもう宗教まがい、詐欺まがいの詭弁にすぎない」というようなコメントがされていますが、これ、宗教関係者にとっては痛い状況じゃないでしょうか。まるで宗教が詐欺と同類みたいな扱いですよね。一緒にすんな!と憤慨している関係者も多いこととお察しします。私自身は面白がって傍観しているだけですが。(w
ついでなので私の宗教観について言っておくと、いかなる神も仏も知的創造者も信じていません。個人的には、そろそろ人類は宗教から卒業した方がいいと考えています。ただ、文化の付属物としてなら宗教にも存在理由はあるかもしれないとは思っています。つまり、日本なら日本神話の伝承者としてなら神道は存在してもいいと思います。が、わざわざ出かけていって頭を下げて拝み、あげくお金まで払ってくるだけの価値は見出せません。誤解のないようにいっておくと、これは神道に限らず、キリスト教、イスラム教、その他「神」と呼ばれる人間より上の存在を認めている考え方全てに対する私の一貫した態度です。
…と、アンチ宗教的なことをここで書くのは簡単なんですが、田舎で無神論者でいることは想像以上に困難です。なんとなれば、
- 子供の頃にはボーイスカウトで「神と国とに誠を尽くし、掟を守ります」と誓わされますし、
- 大人になればJCIクリードで “We believe that faith in god give s meaning and purpose to human life.” と唱和させられますし、
- まあまだ予定はありませんけど、宗教色抜きで結婚式はできないかもしれませんし、
- 祭りの開催理由に納得できないまま参加しなければなりませんし、
- 葬式ではドリフのコントを思い出してついつい笑いそうになってしまうのを必死でこらえながら参列しなければなりませんし、
- etc, etc….
というわけで、まあ深く考えると病み兼ねないので、「俺は宗教的には『自由主義』なんだ」と自分で納得しています。とはいうものの宗教家面して尊敬を得ることが当然のような気でいる奴は、元町長だろうが元社長だろうが、反吐が出るほど嫌いです。
ちょっと論調がネガティブになっていますので陽性のことを書いておくと、地域社会に参加するのは大好きなんです。JCや青年に参加するのは面白いし、好きでやっていることです。が、これが折あるごとに宗教に付き合わなければならないのが、個人的に苦痛なんですよね。そこまで深く考えなければいいのかもしれませんが。