Category Archives: 経営道

「仕事は何をしてるんですか?」

例えば合コンとか、例えばお見合いとか、例えば飲みの席とかで、表題のようなことをよく聞かれるのですが、どう答えたらいいものか、いつも思案してしまいます。

「IT企業の社長してます」と言うのもアレなんで、最近は「計算機屋です」と答えるようにしています。一瞬意味がわからないようで、たいていは「?」マークが頭の上に浮かんだ表情をしてくれます。(笑

自分で言うのもなんですが、パソコンの納入、コード書き、サーバ&システム保守、ユーザサポートなどなど、個人でできる範囲のことはたいていやっていますね。ずっと前に、田舎のIT屋は町医者と同じで、内科も耳鼻科も皮膚科も外科もやらなくてはいけないというようなことを書きましたが、その姿勢は変わっていません。

私の知人は自分のことを「IT土方」と言っています。その人はスキルも知識もモチベーションも自分より数段勝っているのですが、「土方」と自称するあたり、カッコイイっすね。私は雇われる立場じゃないのでそうは言えませんけど。

私はこの世界にサーバ&システム管理者として入ったのですが、いつの間にかコードを書くようになっていましたし、こっちに帰ってきてからは他人の使っているコンピュータの面倒までみるようになりました。でもやっぱり年のせいかコードを書くのが年々億劫になっています。ただ、どう書いたら楽かは知っているので、書き出したら結構早いです。

田舎でこの手の仕事をしていて一番楽というか幸せに感じるのは「納期」や「締切り」が絶対ではないということです。誤解のないように言っておくと、納期がないわけではないんです。ただ、その決まり方がかなりゆるい(「夏になって忙しくなる前」とか「台風シーズンが来る前」とか)ですし、多少お客様をお待たせさせることになっても、都会で仕事をしているときほど大きな問題にはならない。それよりも大切なのは、「何か起きたときにすぐ対応できる」姿勢を示しておくことですね。電話一本ですぐサポートに回れるというのはかなり信用を得られるようで、好評をいただいています。

ビッグマウスを叩かせていただくと、弊社があるかないかで「鴨川の情報化の早さが10年違ってくる」と言われるような存在でありたいと思っています。

資本があったらやってみたいこと

弊社は資本金55万円の吹けば飛ぶような弱小企業ですが、資本があったらぜひやってみたいことがひとつあります。

というのは、鴨川の特産品・海産品のオンラインショップ。いわゆる通販向きの加工品だけでなく、その日に獲れた魚なんかも売っちゃいます。

暇なときに探してはいるんですが、そしてこれだけネットが発達してるんだからありそうなものですが、他でやってるところってないんですよね。あってもあんまりイケてなかったりする。で、ない理由というのをつらつら考えてみると、こういったものを商売にしている人というのはITにうといのではないかと思い当たりました。

そこで、弊社の出番になるわけです。サイトの管理はもちろん、注文の処理・クレーム対応まで、要はネットでの接客部分を全部面倒見ます。生産者さんはいい商品を作ってくだされば結構。

まあ、逃げの話をしておくと、うちはあくまで注文があった分しか仕入れないので、在庫を抱えることはないというのが前提です。食べ物なんて、特に鮮魚なんて在庫で腐らせてしまうのはリスクなので。

プロモーション方法もいろいろ考えています。例えば、魚のさばき方とか料理法を動画で解説すれば、若い主婦層にも買ってもらえるかもしれませんし、わかりやすいところでは食べタレを使ってもいいでしょう。

面白い話だと思った人はご連絡ください。批判も大歓迎です。

「待つ」のも仕事のうち

実はこの商売、いろいろなことを「待つ」ことが多いです。いつでもがががっとプログラムを書いているかというとそうでもなく、

  • OSにパッチが当たるのを待ってたり
  • 巨大なファイルが移動するのを待ってたり
  • DNSの情報がネット上に行き渡るのを待ってたり
  • ウィルス・スパイウェアのスキャンが終わるのを待ってたり

などなど、何かが終わるのをじっと待つしかないときもあります。今も実はDNSの更新が行き渡るのを待っている最中です。

自宅ならば、こうしてブログを書くなどして時間を潰せますが、どうしようもないのは客先で待つことになったとき。長くかかることが見通せれば一度席を外して戻ってくるというようなことも可能ですが、進捗が読めないときはじっと耐えるしかありません。そんなときに限ってノートパソコンも持っていないので、他の仕事もできなかったり。そのために買ったはずのミニノートはすっかり寝床マシンに成り果てています。これじゃいかんよなー。

携帯使って仕事できないのかって?無理ですねー。一度ブログの原稿を携帯で書こうとしたこともありますけど、操作に追われて書ききれませんでした。キーボードなら脊髄反射で打てるんですけど、ケータイは無理です。今時のJKはやはり脊髄でケータイ打ってたりするんでしょうね。


で、何でDNSなんぞの更新をしているかというと、前から言っている携帯連絡網サービスの立ち上げにともなうものです。当初は地域SNSという形で実現したかったのですが、諸事情によりそれでは難しそうということで、オーソドックスではありますがメーリングリストで行くことにしました。ただ、リストサーバにQuickMLを使用しているのでオープン性は高い(MLの立ち上げ、参加の自由度が高い)と思います。
#これのために VPS 一個借りましたよ、トホホ。

正式リリースしたらまたお知らせします。お待ちあれ。

ブログやっても金にはならんよ。という話

よく、「ブログ&アフィリエイトで高額収入!」みたいな広告や雑誌の記事を見かけますが、ブログを一生懸命書いても、それに見合う収入は得られません。大切なことなので二度言いますね。

ブログを一生懸命書いても、それに見合う収入は得られません。

まあせいぜい月に2万~3万稼げればいいほうです。あなたがよほどの有名人か、専門的知識に精通しているか、あるいはダークな手法を取るかしない限り、そんなもんです。

「お前だって自社サイトにアフィリエイト貼ってるじゃないか」って?そりゃそうです。なぜなら、

客先で、自分でクリックするために貼ってますから。(笑

まあそれだってあんまりやらないですけどね。ただ、自社サイトならまず忘れることがないので、セルフクリック専用に貼ってます。

知り合いで雑誌の原稿頼まれて書いてるやつがいますけど、その原稿料だってたかが知れてますよ。ましてや無名の一般人が自分のブログに広告貼ったところでその収入だけでは・・・ね。

ただ、ブログを書くことが全く意味がないかというと、そうでもありません。本で読んだ言葉を借りるなら、

ブログはあなたのファンを作るためのツールである

と割りきれば、十分その効果は期待できます。特に私のように、身分を明かして、しかもちょっとユニークな立場(田舎のIT社長)にある人は周りの反応を直に聞くことができますし、あなたが実店舗を構えて商売しているなら、顧客獲得に繋がることもあるかもしれません。

ただし、会社の広報担当とか一社員いう肩書きでは面白いブログを書くのは難しいかもしれませんね。なぜなら、どこまで情報を明かしていいか、決裁できないからです。そして、貴重な情報を得られないブログは面白くないからです。この点、ブログは個人向け、もしくは小規模経営の会社向きと言えるでしょう。

先ほど挙げた「反応を直にきくことができ」るというのは、結構やってて面白いです。もちろんコメントもありがたいですけど「社長!こないだ書いてた○○のこと・・・」とか「高梨君もブログで書いてたけど・・・」と顔を合わせたとき話のタネになることが、よく、いやしばしばあります。特に私はベシャリがあんまり得意ではないので、向こうから端緒を開いてくれるというのはありがたいんです。

最近、twitterも始めてみましたが、あれ(140文字以下)では自分の思うことは書ききれないし、流れてくる情報もそんなに面白くないし、あんまり興味を持てないですね。やっぱりブログがやってて一番面白いです!

民間が経済的に苦しいのだから役人も・・・という発想はおかしい。

例えばよく選挙なんかで「市職員の給与○パーセントをカットし・・・」とか、テレビで「民間が不況にあえいでいるのに、役人はこんなに給料もらっている」という報道がされたりとかしますが、あれおかしいと思うんです。

そりゃまあ使われているのは私たちの税金ですし、「俺らがこんなに苦しいのに役人ばかりいい目を見やがって!」という気持ちは心情的にはわかります。

が、しかし。

じゃあ皆さん、仮に儲かる立場にあったとして、それが大々的に報道され、首長になる(かもしれない)人に「お前らの給料カットするからな!」と声高に叫ばれたらどう思います? 「冗談じゃねぇよ!」でしょ。「いくらもらおうがこっちの勝手だ!」と。私だってそう思います。

言っておきますが、私は公務員になろうと思ったことは一度もないですし、普段の言動からもお分かりの通り、基本的にアンチ役人なんです。が、それは彼らの無能力ぶりを見て、一緒にされたらかなわんと思うからで、不況を見越してかどうかわかりませんが、彼らの取った選択はなかなか賢かったのではないかと思っています。私ほどではないにしろ。

むしろ最近は、「(彼らの能力にしては)まあまあがんばってるんでないの」と評価さえしています。

くだらない役人叩きはやめにして、給料に見合った働きをしてもらうにはどうしたらいいか、ということを考えたほうがより建設的だと思いますがどうでしょうかね。

P.S.
最後に、私が個人的にお世話になった、また、なっている行政職員の方々、このような言明をどうぞお許しください。

PCと全く異なるモバイルサイトの “真のユーザー層”を見極めよう!:MarkeZine(マーケジン)

前にも書いたことがあると思うのですが、田舎って確かに情報端末としてのパソコンは普及していませんが、割と携帯は積極的に使われている、というのは感じていました。なので本運用を控えた Zeego.org は最初から「ケータイSNS」と謳っていますし、周りを見ても、高齢者はともかくとして、30代位までならケータイをそこそこ使いこなしています。

そんな私の実感を裏付ける記事を発見したのでご紹介します。

PCと全く異なるモバイルサイトの “真のユーザー層”を見極めよう!:MarkeZine(マーケジン)

結論からいうと、モバイルサイトは

  • 10~20代の若い層が積極的に利用している
  • 男性より女性の利用が多い
  • 大都市圏に集中しておらず、全国に散らばっている
  • しかも地方ユーザーの方がより積極的に利用する
  • PC、ひいてはITに縁が薄い職業に就いていることが多い

とのことです。まあ全国区のサービスを展開するつもりはないですけど、地方にユーザが多いというのは「やっぱりな」という感じでした。

こうなってくると高齢者を巻き込むにはどうしたらいいかが次に考えるべきことになってきます。携帯は画面が小さいので不向きです。パソコンはキーボードがネック。

となると、最初にID・パスワードだけ打ち込んでもらわなければなりませんが、後はマウスで操作できるウェブアプリかなぁなんて思ってますがどうでしょうね。

当たり前のことですが・・・

何人、何十人と従業員のいる企業と、弊社のような一人でやっている企業 or 個人事業主では、意思決定にしても、経営手法にしても全く違うのだ、ということに今日気づきました。いや、頭ではわかっていたのですが、そのことを今日になってなんとなくインスパイアされた瞬間がありました。

同じ問題、例えば広告手段としてのホームページといった事ひとつとっても規模の大小によってアプローチは異なります。

女主人一人で経営しているペンションと、何十人も従業員のいるホテルは、共に同じ宿泊施設ではありますが、顧客との距離感・親密度、サービスの完成度の高さ、求められている食事、などなど、当然ですが違いがあります。ということは、同じようなシステム(仕組み)を作って同じように営業すればいい、ということではない、ということです。それはダンプカーを欲しがっている会社に軽乗用車をお勧めするようなものです。

システム屋のくせとしては「一回の構築作業でなるべく汎用的なものを」と考えがちですが、それは営業的な観点から見ると、もしかしたら間違っているのかもしれません。

なんとなく、本当になんとなくですが、新しい発見ができた気がします。どう実践するかはこれまた別の問題ですが。

ブログがお金になりました\(^o^)/

まあ稼ぐためにブログを書いてるわけじゃないんですが、たまにはこういうこともあるんですね、というお話です。

ご存知の通りこのブログは、海から歩いて30秒の片田舎で世界一貧乏なIT社長をしている私自身のユニークな視点から、世事の草々や身の回りのことなどを、徒然なるままに書きつづってているものです。当然、〆切なんて一切ないですし、自分の書きたいことだけを書きたいときに書いているので、プロの文筆業の方とは縁遠く、誠にお気楽な態度でネットに駄文を垂れ流しています。

が、世の中奇矯な方もいるもので、このブログをいたくお気に召されている好事家も中にはいて、そういう人たちからの反応を聞けるのがまた楽しいんですな。

そういう奇特な人の一人で、今まで会社で読んでくれていたH人さんが、このブログを読みたいがために自宅にネット回線を引いてくれることになりました。弊社は回線の代理店でもありますから、それを仲介するだけで手数料をいただけます。ありがたいことです。まあネット引くのはこのブログのためだけじゃないでしょうが、一応そう言ってくれました。

「ブログは自分のファンを増やすためのツール」とは、あるブログ指南本に書かれていたことですが、それがようやく形になって表れてきている、そんな風向きを感じています。

そこまでやるか!阿久根市長!

いやー、世の中上には上がいるもんだと思いました。誰のことって、例のお騒がせブログで一躍名を馳せた阿久根市の竹原市長のことです。

私も公務員アレルギーなほうですし、公益のためには個人の犠牲もある程度はやむなし、と考えてはいますが、この市長には完敗です。インタビューで「公益が、個人のプライバシーそんなもん簡単に乗り越えますよ」と答えていたけどこの言葉は重いよ。

でも、阿久根市民の皆さんはこの市長になってほしいということで投票したんですよね。市長をバッシングするのは簡単ですが、それは市民の判断力にケチをつけることに直結するので、あんまりよろしくないんじゃないかと思うんですがどうでしょう。

でもねー、給与明細を公開したのはやりすぎというかお門違いだと思いますよ。「税金だから」ということなら、もっと公開すべき数字はたくさんあるんじゃないでしょうかね。阿久根市の情報公開がどこまで進んでいるのかは知りませんが、おそらく他の追随を許さないレベルになってるんでしょうね、きっと。

翻ってみるに、鴨川の地でも市長選挙戦が真っ盛りですが、彼の市長ほどの覚悟を持って臨んでおられる方はどれほどおられるでしょうか。お三方をそれぞれ俎上に載せて斬るのは遠慮させていただきますが(その時点で私には覚悟ありませんw)「お騒がせ市長」とステレオタイプで見下すのではなく、彼の真意に耳を傾けていただければなぁと思います。

個人情報保護主義がもたらしたもの

個人情報を大量に扱っているIT業者として本当は言ってはいけないことなのかもしれませんが、敢えて、問題提起してみます。

私は生来が商売人のせがれで、しかも店と自宅が同じ建物なので、自分の名前はもちろん、住所、電話番号が他人に知られているのが当たり前のこととして育ってきました。店舗の奥が居間ですから、外から飯を食っているところまで丸見えです。まあ、そのせいで怪しいセールスマンが来たり、営業電話を受けたりすることもあるわけですが、そんなの断ればいいだけですし、大して問題にもしていません。で、自分が会社をやるようになって、その辺りの許容度は益々ゆるくなっています。週日は営業の電話、FAXがかかってこないほうが珍しいくらいです。このサイトには私の顔写真は載せていませんが、それは顔を知られることが怖いからというより、訪れていただいた方にご不快な思いをさせるに忍びないからです。(笑

で、思うんですが昨今の個人情報保護の風潮、というよりもう法律になってしまっていますが、誠に窮屈というか、せせこましいというか、許容度がなさすぎるというか、興醒めなのですよね。中には個人情報が犯罪に悪用されたり、しつこく営業電話がかかってくることもあるでしょう。が、それはあったとしてもかなり低い割合だと思うのです。

その心配をするあまり、和歌山県の中学校ではとうとう卒業式の写真・ビデオ撮影まで禁止されることになりつつあるようです。 まあこの件は個人情報というより、肖像権の問題だと思いますが、根は一緒といってもいいでしょう。

悪用されることを未然に防ぐ、という考え方はわからないでもありません。でも、一旦自分の個人情報を知られることに頓着しない、むしろ知られることが望ましい立場になってみるとわかりますが、そういう状態というのは大変気楽なものです。

最近あった意外なできごとをお話ししましょう。このブログをお読みの皆さんならご存知でしょうが、高梨釣具店動画ブログでは、魚を釣り上げた方のお顔・お名前を、了解を得て公開しています。弊店の集客に確実に貢献してもいますが、それだけでなく、「ぜひ写してください!」「え、俺のこと載せてくれるの?嬉しいなぁ」というお声も少なからずいただいています。中にはご両親を写したら、「子供のことも載せてください」とわざわざお店に足を運んでいただいたご家族もいらっしゃいました。個人情報の保護・肖像権に関する声がかまびすしい昨今、大変ありがたいことだと思っております。これが、法律に抵触する可能性を恐れ、何もしていなかったらこういう反響も得られなかったわけで、その点リスクを取った価値はあったと思います。

個人の権利も法律ももちろん守られるべきものではあります。が、リスクを全く取らない、あるいは悪用されることを極度に恐れてしまうと、何もできませんし、非常に窮屈な思いをしなければならないのではないかと、個人情報保護の風潮に関して思うのでした。

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