映画「ソーシャル・ネットワーク」を観ました

今更ながら、Facebookの創業時のゴタゴタをまとめた「ソーシャル・ネットワーク」を観ました。ある友人が「プログラマーなら観るべき!」と言っていたし、私の仕事にもまんざら関係ないこともないので。

冒頭の、ハーバード大学内寮の女子写真を集めるハッキング(?)は言ってることが全部わかりましたね。というより、あれはシステム侵入でもなんでもなく、ただネット上にあるデータをアグリゲートしてるだけの話です。私も情報収集によくやります。

それはさておき、見終わった後思ったことは「うーん、俺ももっとガツガツしたほうがいいのかもなー」ということでした。

アメリカほどではないでしょうが、一時期IT起業が流行っていた頃、日本でもベンチャーに対する期待感が「肌で」感じられた頃があります。はばかりながら、私でさえ「時代の寵児」なんて言われたこともありました。

まだザッカーバーグ氏に直接お会いしたことはないので断言はできませんが、映画を観る限りでは、私がよく知るITベンチャーの社長や元社長にも彼に似た人はいます。人の話を聞かず、自分の能力を過信し、創業時の共同経営者とトラブルになり、云々・・・。どちらかというと、あまり友人に持ちたくないタイプです。w

そういうお前はどうなんだ?と言われそうですが、私は自分の会社をいわゆる「ベンチャー」と考えてはいません。衆目を集め、話題に登り、一部上場し、大金を掴み・・・という野望は正直あんまりないです。それよりは、好きな時間に起きて、旬の魚を味わい、たまに仲間と酒を飲む、くらいの生活ができれば言うことありません。

ただ、もしそうであることが許されるのならば、「鴨川(あるいは南房総)で最高の技術力を持っていたい」とは思っています。技術力と言っても幅が広いですが、言い換えるなら「『はい、それできます』と言える力」かな。お客様に「これ、できる?」と聞かれたとき、「いやーうちではできないですね」とお断りすることができるだけ少ないようにはしたいと思っています。

「そんな受身じゃダメだろ、自分でなんかすごいサービス考えて展開しろよ」という声が聞こえてきそうですが、どうも私の発想は地元では3年ほど早すぎるようで、持ってるネタもあるんですが、あまり実ることなくモチベーションを失ってしまいます。

来月末のNY行きはその辺を肌で確かめたいという希望も実はあります。勘のいい人は気づいているかもしれませんが、最近話題になっているサービスや製品って、ほとんどアメリカ発ですよね。iPhone/iPad, Androidスマートフォン、Twitter, Facebookなどなど。Yahoo!Japanの検索エンジンも、実はすでにGoogleのものを転用している状態です。できれば向こうの同業者の人たちと話をしてみて、自分の考えていることがどのくらい通用するのか、あるいは遅れているのかを確かめてみたいんですね。西海岸にいる人たちはすでに成功してしまった人たちなのでアポ取りは絶望的でしょうが、ニューヨークやワシントン辺りの人くらいだと、天津の田舎者でも相手にしてくれるかもしれません。w

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