※この記事は 4月19日に書きかけたものです。本文中「今日」となっている箇所はその日付のつもりでお読みください。
世の中はナントカミクスで好景気だそうですが、ちっともお金は回ってこない高梨です。みなさん、元気にビンボーしてますかぁ?
さて、田舎で生活する上でほぼマストなアイテムといえば、なんといってもクルマ。電車もねえ!地下鉄もねえ!バスは時間に一度だけ、という状況では、買い物するにも雨の日出かけるにしても、クルマじゃないと移動できません。まー無くても暮らせるとは思いますが相当不便でしょうねぇ。。。
先日書いた通り、最近私はデジモノだけでなく、トルクモノ(?)にも凝り始めておりまして、タイヤスロープから自作し、なんだかんだやっていることは皆さんご存じの通りと思います。
そして、その苦労の最終目的といえば・・・・そう「セルフ車検」。
実は、私の親戚にはなぜか車屋さんが多くてですね、まあ田舎特有のシガラミだったりもするんですが、「車検は親戚に頼む」というのが半ば常識化しておりました。ただ、車検費用だけならいいんですが、たいていの場合「どこそこも直しておいたから総額1◯万円のご請求ね♪」という結果に・・・。え、あの車検前の見積りなんだったの!? だいたいそれ直す必要あるの? 結果的に見積り額の倍くらいになってんですけど、所有者に断りなく直していいもんなの???
と、まあこんなのはうちの親戚の場合だけでしょうが、ぶっちゃけ納得いってませんでした。皆さんももしかしたら心当たりがあるかもしれません。
私とて一応技術で口に糊する者ですから、プロの仕事に対して相応の対価を支払うことは嫌ではないんですよ。というよりそれが当然と思います。で、今までは「まあよくわかんないけど、そんなもんなんだろう」と車検の度にフタケタマンエンくらいは払っておりました。
が、しかし。
冒頭書いた通り、先天的慢性金銭欠乏症を患っている者としては、2年に1度のこの出費は痛い。なんとか抑えられないものかと諸般の事情を勘案し、人間関係にも悩んだ挙句、「自動車のメンテや車検は自分でやろう」という結論に至ったわけです。この辺りの事情はお察しあれ。
というわけで早速「ユーザー車検/セルフ車検」でぐぐってみると、あるわあるわ、皆さんこぞってブログに書いてます。セルフ車検専門に書かれたサイトなんてのもあり、今の時代車検自体もネットで予約できるようになってました。
こりゃあ自分でやらない手はないっすよ。いつやるの?
「今でしょ!」(・∀・)
車検というのは要するに「その自動車を動かしても人が死ぬことがないように」検査するためのものです。あなたの乗り心地が少々悪かろうが、ニコチンのにおいが社内に染み渡っていようが関係ありません。まあ実際にはワイパーやウォッシャー液なんかも見たりしますが、これだって大切な安全点検項目、ですよね。つまり、ブレーキがキーキー鳴くとか、タイヤのスリップラインが出てるとかの「命に関わる」異常ないし劣化は、嫌でも気づくようになってます。まして私は「峠を攻める」人種ではなく、ほぼ街乗りに限られますし、遠出するときは電車やバスを使うので、さほど車に苦労はさせていないはず。
で、車検証についてくる「点検記録簿」に書いてあった項目を、オイル交換したときざっとチェックし、まあ問題ないな、と感じてました。ただ、タイヤの溝にそって浅い割れがあったので、今回セルフ車検で浮いた費用をタイヤ交換に回すことにしました。世の中にはタイヤ交換まで自前でやる猛者たちもいますが、いわゆるアジアンタイヤにすれば工賃くらいは出ます。まあ信頼性の面でいろいろ書く人もいますが、そもそも高速に乗らないし、そんな危険な運転はしません。
などなどと諸経費を計算すると車検だけにかかる費用は
- 自賠責保険代(25ヶ月) ¥28,780- ※1
- 公的費用 ¥26,300-(以下内訳)
- 検査登録印紙代: ¥400-
- 審査証紙代: ¥1,300-
- 重量税印紙代: ¥24,600-
と、¥55,080- で済んでしまうことがわかりました。
また、タイヤ交換については
- タイヤ(KINGSTAR SK70) ×4 : ¥15,900-
- 作業賃: ¥4,000-
- チューブレスバルブ交換(¥500×4): ¥2,000-
- 廃タイヤ処理料: ¥2,000-
- 消費税: ¥400-
と、4本全部取り替えても ¥24,300! 一本あたり約6,000円です。ネットではもっと単価の安い品もあるのは知っていますが、送料が1本毎にもれなく1,000円ちょっとはかかりますから、結局 5,000円くらいにはなっちゃうんです。それにカブのタイヤ交換だって四苦八苦したあげくやっとできるようになったのに、車用のラジアルタイヤを自前で交換する気にはなれませんでした。w 今回はセルフ車検で出費を抑えてますから、このくらいは許容範囲かな、と。8万出して、車検が通ってタイヤも新品になるのなら、御の字ではないでしょうか。
というわけで、後は段取りです。ただ、ここのところ仕事が非常に忙しく、実際この時間を取るのが一番困難でした。ついには期限日を迎えてしまい、不本意ながら、市役所で「仮ナンバー」を発行してもらうハメに・・・。先ほど自賠責保険が24ヶ月ではなく25ヶ月となっていたのもそのためです。仮ナンバーは市役所で780円で借りられました。
そして、今日がいよいよ当日!タイヤ交換を午前中に済ませ、午後に車検の予約を入れました。これなら少なくともタイヤの減りが原因で落とされることはあないでしょう。w
ホイールを外す機会なんてめったにないので、後学のため、ブレーキパッドのチェック方法も教えてもらいました。エンジンルームの点検したときにブレーキフルードがちょい減っていたので、パッドが減ってないか気になっていたのですが、メカニックの方いわく「新品同様です」とのこと。自分で目視した限りでもまだまだ相当厚みがありました。
午前11時にはタイヤ交換が終わったので、まだ早いですが、下見も兼ねて車検場へ。
しかし、この時点で「必要書類をタイヤ工場に置き忘れる」という痛恨のミスが発覚!www 幸いなくなってはおりませんでしたが、危ないところでした。orz
もう一回工場→車検場を往復しなければならなくなったわけですが、合間に昼食を取り腹ごしらえをしておきました。
そしていよいよ申請。自分の受けるのが「継続検査」だというのはわかっていたので、入ってみると・・・
いきなりこんな無慈悲な看板が。orz 書かれている通り、⑥番の窓口で必要書類一式を揃えました。「ユーザー車検を受けたいんですが・・・」と言うと、向こうの方で各種印紙を用紙に貼り、書き方を教えてくれます。私は自分の字が汚すぎるのでワープロを覚えたクチですが、必要書類というものを揃えることにさほど困難を感じないので、当然自分で書きました。、こういうのは書き間違えたらどうしよう、と怯えるから間違えるんで、間違ったら線で消して直せばよい、くらいに思っていると、存外間違えません。
で、改めて②の窓口へ。係の方はあまり明瞭とは言えない喋り方でしたが、根は良さそうな男の人でした。レーンは4本あり、3番と4番の間に見学者用の順路があるので、そこでやり方を覚えてから検査を受けなさい、と、私の申請書類に赤エンピツで「マル初」を書き込みながら教えてくれました。w
その模様を実際に見学すると、皆さん慣れているせいもあるでしょうが、割合短時間で済むようでした。ネットではエンジンオイルの量も見るとかの書き込みもありましたが、それはここではしないようです。
で、キセルで一服し、落ち着いてからいざ検査レーンへ。
ここからが肝心の部分ですが、写真も取れませんでしたし、取り急ぎ結論だけ。
「車検通すなんて、誰でもできます!」(キッパリ
書類にマル初が書いてあれば、係員の人も丁寧に教えながら対応してくれますし、何も怖いことはありません。
私がやってしまったポカといえば、
- ホイールキャップをつけたままレーンに入ってしまった。ホイールのネジがゆるんでいないかをチェックするため、事前にはずしておかないといけない。
ホイールキャップを外し、その箇所だけ再度検査を受けることになりました。 - 光軸を1目盛り上げたままだった。係員の人が見てくれて、一番低く修正してくれました。
くらいでした。まあ次回からは気をつけることにしますし、もう迷うことはないでしょう。
皆さんも、半日ほど時間が取れるのであれば、ぜひご自分でやられることをお勧めします! 車というものの勉強にもなりますよ!