まあ Wii に限った話ではありませんけれども、テレビゲームが提供するバーチャルなエンターテイメントが、従来のリアルな分野を侵食している面もあるんじゃないか、という思いつきです。
例えば「みんなのゴルフ」が高度にリアリティを持つと、実際のゴルフ場に出向く人も少くなるかもしれませんし、「出るだろうなー」と思っていたらやっぱり出ましたよ 釣りゲーム。
こうして若い世代は本物を体験することなくバーチャルなエンターテイメントにハマっていき、リアルな世界はどんどん下火になっていくのかもしれません。うち(実家)もゲームの中で使えるツール売り出すようになったりしてね。
私もこうした仕事をしているのでコンピュータを使うことについてはもちろん否定はしませんが、テレビゲームに関しては抵抗があります。学生の頃とは違い、少くとも身銭を切ってゲームソフト買おうとは思わなくなりました。
それよりも、現実に起きている問題を自分のプログラムなり技術で解決したほうが面白いし、達成感がある。何より、お金がいただけます(笑)。だから、あまりゲームソフトを作ったり、バーチャルリアリティを追い求めることには興味はありません。大切なのは現実をどうにかすることであって、第二の世界を作ることじゃないんじゃないかと思ってます。
ある人に「あなたの商売は物を売るわけでもないし、決められた労働をするわけでもない。だから虚業だよね」という旨のことを言われたことがありますが、本人は結構現実感持って仕事してるんですよ、これでも(笑)。実際、情報に整合性がなくなったら、あるいは全くアクセスできなくなったら止ってしまう業務だってありますしね。
…と書いていたら、現実にやるべきことがいろいろ思い浮んできたのでこの辺で。