すっごい自己否定だな…(秋葉原連続殺傷事件報道を見て)

秋葉原連続殺傷事件の加藤智大容疑者が携帯サイトに書き込んだ独白(?)をテレビで見ました。第一に感じたのが、とてつもない「自己否定」。ここまで自分に対してネガティブになれるのかと思うほどです。

それとともに感じたのが、「ユーモアの無さ」「人に読まれているという意識のなさ」です。あの書き込みを見て「面白い」「なるほど」と思ってくれる人がいると彼は考えていたのでしょうか。あそこまで自分を追い詰める前に、「まあこんな俺だけど、なんとか生きてます。ははっ」と自分を笑い者にするくらいの発想の転換ができなかったのかと。彼女がいない、顔が不細工、金がないなんて、自分と大して違わないじゃないかと半ば自嘲的に思ってしまいますが、そこで自嘲的になれるかどうかが人生を分ける場合もあるのかも知れません。

常々思っているのですが、ネットで人の輪が広がるなんて愚かしい幻想です。まして自分の悩みを聞いてもらえるなんてことはまずありません。ネットにできることはせいぜい現実の人間関係の補強くらいで、私にしても、このブログは現実に読んでくれている人のことを想定して書いています。そうであることを意識して書くことで、社会に対する姿勢の矯正やパブリックに発言することの訓練になる、と思っています。

だから、「独白」で自分を追い込まないで欲しい。ネットに書き込む前に現実の人間関係を築いて欲しい。どうせ書くのなら、人を楽しませることを考えて欲しい、と思います。

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