今年、所属している鴨川市消防団第4支団第3分団の操法選手に選ばれまして、なんとかかんとかやっております。普段体を動かしていないので、最初はキツかったですが、最近はだいぶ慣れてきました。
選手は当然練習に参加しますが、選手以外の人もとても積極的にサポートしてくれています。特に4番員の動きを教えてくれているM原君には本当にお世話になってます。
で、つらつら考えるに、田舎に住む良さってのはこういうところにあるんじゃないかと思います。こういうつきあいを楽しめるか否かが、鍵なんじゃないかと。うまく言えませんが「社会に組み込まれている感」を肌で感じられるのは、かなり気持ちいいものです。
今でこそ、青年・消防・JCなどなど、かなり「社交的な」生活を送っている私ですが、天津に帰ってきた当初はこういうつきあいをしていませんでした。決して「したくなかった」わけではなく、声がかかるのを待っていたのですが、そのまま何年かが過ぎてしまったというのが実状です。まあ祭りは好きなほうじゃなかったですし、高校以降、あまり地元に顔を売る機会がなかったので、仕方なかったのかもしれません。
都会では、お金と暇さえあればそれなりにうまいものも食え、余暇を楽しむこともできます。でも、田舎はそれをお金をかけずに実現できます。何を「楽しい」と感じるか、そこを変える必要はあるかもしれませんけれども。
ダッシュ村を見て「田舎で自給自足生活」に憧れている方には申し訳ありませんが、
そんな生活、はっきり言ってつまらないですよ。
だって、地域社会との接点が見えないもの。会社を退職した方に消防団をやれとはいいませんが、地元民とどう交流するか、も視野に入れてから来られたほうがいいと思います。できれば、さらに「田舎というのは閉鎖的なものだ」という覚悟をしておいたほうが、何かとショックを受けずに済むでしょう。私の知っている人で、こちらでの生活に成功している人は、いずれも社会と積極的に関わりを持っています。たぶん、ご苦労もされていると思うのですが、そんなことは微塵も顔に出しません。
さて、書き出しと結論がかなりズレてしまいましたが、今日のところはこの辺で。操法についてはまた改めて書きます。