「お前はどうやってそんなITスキルを身につけたんだ」

と尋ねられることがよくあります。実際、今日行ってきたとあるオフ会でも、聞かれました。答えとしては「ほぼ独学です」になります。情報学部に通ったわけでもないですし、パソコンスクールに通ったこともありません。

ただ、最近分かり始めたことですが、一つだけ皆さんと違うかもしれないのは、良く言えば知的好奇心が旺盛、もっと簡単に言えば

非常な不思議がり屋

だということです。

言うまでもなく、世の中には様々なテクノロジーがあふれています。いわゆるIT(情報技術)に限らず、自動車がなんで動くのか、地デジになるとなんでテレビが綺麗に映るのか、アスピリンを飲むとなんで頭痛が治まるのか、挙げていけばきりがありませんが、そうしたことの一つ一つが私にとっては不思議なんですね。そうした中でたまたま興味を持ち続けられたのがコンピュータとかインターネット周りのことだった、というだけです。

だって不思議じゃありませんか?ここで打ったメールがなんで地球の反対側にいる相手に瞬時に伝わるのか、その仕組を知りたいと思いませんか?それに比べれば、超能力とか霊視とか、なんてつまらない能力だろうと思います。だってそんなことは超能力があれば誰でもできます。それよりも、外国の超能力者と日本のテレビ番組司会者が、遠大な距離を隔ててお互いの顔を見ながら会話しているという、その事実の裏側でどんな仕掛が動いているのかということのほうがよほど興味が持てると思うんですよね。

SF作家故アーサー・C・クラークの言葉で「十分に発展した科学は魔法と区別がつかない」というのがありますが、まさにその通りだと思います。仮に、江戸時代の人を現代に連れて来たととしたらもう不思議どころの騒ぎじゃなく、魔法の国に連れて来られたと思われてもしかたないんじゃないでしょうか。

象牙の塔にどっぷりはまって脳味噌が麻痺している学者の言葉とは裏腹に、情報技術、もっと広く言えば、計算機関連の技術は、まだまだ発展の余地があります。例えば、人工知能の分野はこれといった成果を挙げられていませんし、自然言語のモデル化にしても然り。明日には大きな素数の積を瞬時に因数分解できるアルゴリズムが発見されるかもしれませんし、量子コンピュータの実用化も目処がたっていません。光ファイバーよりも高速で簡便な情報インフラ技術を開発したら、一夜にして大儲けできます。もちろん、研究者と違って、在野の社長レベルでは、そういう最先端の研究はできませんが、それでももうその可能性を考えただけでワクワクしてしまうんですよね。新しいイノベーションを誰でも利用できるように提供すること、それが弊社の存在理由の一つだと思っています。

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