携帯各社はフィルタリングサービスを開放すべき&ネットいじめについて

今日、保護者・子供向けに作られたDVD「ちょっと待って、ケータイ」を見ました。本当はずっと前から借りていたのですが、なかなか時間が取れず、今日になってしまいました。
#今日になってわかったんですが、オンラインでも見れるんですね。早く探しとけばよかった。orz

私がしようとしているのは、子供向けではなく分別のある(はずの)大人向けの地域SNSですから、微妙に視点がずれているのはひとまず置くとして、「これを見終わった後に子供に携帯持たせようとする親はいるだろうか?」と感じました。

子供向けのフィルタリングサービスがどのような形で提供されているのかは未調査ですが、根本的な問題は、「フィルタリングサービスが携帯キャリア各社の提供するものしか利用できない」という閉鎖的かつ独占的な状態にあると思います。これでは競争の原理が働きませんし、負荷分散の意味からしても健全な状態にあるとは言えません。

一方、精度のいいフィルタリングサービスならお金を払ってでも利用したい、という保護者側のニーズは容易に予想できますし、これを提供するための手法なら、インターネットで培われた技術(プロキシ、ベイジアンフィルタ、DNSBL、etc…) があります。携帯からIP網に出て行く部分は集約されていますから、そこにちょっと変更を加えれば容易に対応できるはずなのですが、そうしないのは大人の事情なのかもしれません。

それから、いわゆる「ネットいじめ」について。

形こそ違えど、いじめは昔からありました。かくいう私も「いじめっ子」だったか「いじめられっ子」だったかと問われれば、後者に属すると思います。だから、被害を受けた側の気持ちもある程度分からないでもありません。

けれども、だからこそ学べたことというのもあります。私の場合は「相手を許す気持ち」難しく言えば「寛容の精神」がそれでした。どこまで相手を許せるか、こいつがこんなことをする背景には何があるのか、徹底的に考えてみようということに挑戦してみたら、今までは見えなかったいろいろなことが見えてくるようになりました。また、そういう考えをするようになると、不思議といじめられることも少なくなっていったような気がします。

「死ね」「ウザい」「キモい」とネットに書き込んで特定の相手を傷つけるのは、誰でもできる簡単なことです。子供のうちなら、そんなくだらなくて価値のないことをするより、「少しだけ」難しいことに挑戦して欲しいですね。大人と違って、いくら失敗してもいいんだから、どんどんやってみて欲しい。数学で100点を取るとか、夏休み中に本を100冊読むとか、部活で全国大会に出場するとか、「無理!」と思えることくらいでちょうどいい。親にも誰にも言わなくていいから、自分だけの目標を作ってやってみたらいいと思います。挫折することもあるでしょう、努力が報われないこともあるかもしれません。でも、それでいいんです。「努力は報われないこともある」ってことを学べたら、もうそれだけで十分。それに、勉強ってあなたが考えてるより無駄にはならないよ。勉強が人生の全てではないけれど、あるのとないのとでは人生の楽しみ方が全然違ってきます。

私はこの前33になったオッサンですが、まだまだ勉強したいことはたくさんあります。中国語・韓国語を話せるようになりたいし、ラテン語を読めるようにもなりたいし、ギターのコード演奏ができるようにもなりたいし、日本語のルーツを知りたいし、自動車の構造をもっと詳しく知りたいし、船や飛行機を操縦できるようになりたいし、長い人生をかけて学びたいことは、もうそれこそ山のようにあります。

子供のうちの勉強と、大人になってからの勉強は少し意味合いが違うのかもしれませんが、大人の勉強をするための土台作りと考えればいいんじゃないかな。少なくとも、「いじめ」よりは絶対やりがいがあります。

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