良いサポーターは「お弁当箱」の意味がわからなくてはいけない

弊社はどちらかというと企業や個人事業主など、「商売で」コンピュータを使っている方のサポートをしていまして、個人の趣味でパソコンを使っているお客様は限られています。

ですが、40代以上のお客様に顕著に見られる、あるとても微笑ましい傾向があります。

それは、その機械が果たしている機能が何であるかに関係なく「お弁当箱」と呼んで済ますというものです。

無線LANルータも、ADSLモデムも、プリントサーバも、電柱の信号増幅器も「お弁当箱」。「お弁当箱のランプが消えてるの」「天津と清澄じゃあお弁当箱の種類が違うんだよなぁ」「プリンタの線をお弁当箱に差すんですよね」etc, etc…

そんなときは「いえ、それは無線LANルータと言いまして・・・」などと野暮な解説はしません。できた医者が患者に細菌とウィルスの違いを説明したりしないのと同じ事です。

この「お弁当箱」という言い方がなんとも微笑ましくて、非常にやりがいを感じさせていただいています。「ブラックボックス」などという愛想のない言い方より数段人間味があって気に入っています。

それと、よくある誤解なのですが出先でパソコンをいじっていると「機械に詳しくていいですね」と言われることがありますが、決してそんなことはありません。車のスタビライザーもディストリビューターもどの部品のことを言っているのかさっぱりわかりませんし、「時間差信号」がなぜそう呼ばれているのか何回も聞いたはずなのに未だにわかっていません。そもそも車の運転など人間がしなくて済むようにならないものかと考えているくらいですから、男としては恥ずかしいことに車の動かし方だって下手くそです。

私が人よりまあまあ上手く動かせるのはキーボードとマウスがついた機械だけですね。これは確信を持って言えます。

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