田舎でシステム構築を提案する上で、最も障害になるのが「対応できる人員がいない」ことです。いくらシステムを使いやすくしても、人間のほうでパソコンを触れなければどうしようもありません。中には努力して覚えようとする人もいらっしゃいますが、高齢だったり、ITに関する教育を受けていなかったりで、なかなか対応が難しい面もあります。
が、そんな状況を打開する画期的な発見を昨日してしまいました!
任天堂で出している DSi という携帯ゲーム機は
- 標準で無線LAN対応
- 無料でWebブラウザ(Opera)が使える。Flashはブラウズできないものの、XMLHTTPRequest は対応。
- タッチパネル標準装備。
- 手書き入力にも標準対応。
と、パソコンで同じことをしたら、必要なハード&ソフトだけで結構かかってしまう機能を全て標準で持っています。難があるとすれば、画面が小さいので、何かの一覧を見るときは窮屈な感じになってしまいますし、高齢の方には視力的にキツいかもしれません。ただ、それはUIの作り方、必要な情報の絞り込みによって改善できますし、業務アプリをWeb化してしまえば応用の幅はぐっと広がると思います。
業務システムとまでいかなくても、単にウェブ情報端末として使うだけでも魅力的です。
今、試しに私の母親にYahoo!の天気予報にアクセスさせてみましたが、これなら使えそうでした。NHKでは「きょうの料理」で紹介した過去7年分のレシピが公開されていますから、「今日の晩ご飯何にしようかしら」と毎日お悩みの奥様にも便利にお使いいただけるでしょう。
あと、すぐに思いつくニーズとしては、端末にメール機能がないので、DSi専用のWebメールシステムなんかを作れば結構ウケるのではないかと思います。
夢は広がるばかりです。