「ゲーム」にハマっている青少年諸君に物申す

悲しいことに俺は来年34歳になる、世間的には正真正銘のオッサンだ。君たちの仲間として発言できないことが先ずもって悲しいが、敢えて上から目線でがっつり言わせていただく。

ゲームにある程度ハマるのもいいと思う。友達もやってるだろうし、一人だけやってないというのは寂しいだろう。俺だって小学校の頃はファミコンに熱中して、それが原因で眼鏡をかけるまでになった。それから、沢山本も読んだ。だから虚構の世界に心踊らせる楽しみがわからないわけでもない。

けど、ゲームに飽きたらちょっとまわりを見渡して欲しい。コンピュータを使えば、こんなの簡単にできるのに、ってことが見当たらないかい?なんで現実の世界はこうなっていないんだろう?と思うことってないかい?それだけゲーム機に熱中しる君たちだもの、何か一つでも気づくことがあってもいいと俺は思うんだ。

大人になると自分でお金を稼がなきゃいけなくなるけど、それは全て「現実の問題にどう対処して結果を出したか」ってことの評価で決まる。1時間かけて10しかできなかったことを、君のやりかたなら100できるようになったとしたら、それはもう立派な仕事だ。今までなら事務員を雇って対処させなければならなかったことをコンピュータにやらせるようにできれば、それもそれで立派な仕事だ。

ラビリンスの奥深くに眠るドラゴンを倒すためのアイテムを入手することに血筋を上げるのもいいだろう。でも、お母さんやお父さんが日々追われている仕事をいくらか楽にしてあげることができたら、もっと素晴らしいことじゃないかな。自分の親だけじゃなく、世の中にゴマンとある非能率的な部分を見つけて、勇者の剣を振るうように問題をズバっと解決できたら、君はもう現実世界のヒーローだ。

俺は現実の世界で起きている問題の解決手段を考えることで幾ばくかのお金を稼いでいるけど、これって最高に気持ちいいぜ。なんたって顧客には感謝されるし、お金は払ってもらえるし、誰にもできることじゃないから、たいていのことは頼まれる。頼まれた以上は何らかの解決手段をひねり出さなきゃいけないけど、まあそれはその時になったら考えればいいことだ。

ゲームの架空の戦闘よりも、現実での戦いの方がスリルも満足度も味わえるよ、きっと。

だから、そんなつまらない世界にハマってないで、社会に出たときに振るえるように、今から頭の中で大剣を研いでおけ。勉強という名の砥石はそのためにあるんだからさ。

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