あけましておめでとうございます

今年も、毎年のように新年が始まりました。きっと来年もそうなるだろうな、と思います。本年もよろしくお願いいたします。

さて、今まで正月には新年に向けての誓いなどを立てていましたが、自分でも情けなくなるほど達成できていないので、やめにします。

その代わり、今年のテーマとしたい言葉をご披露します。それは

「狂簡」

です。「狂」の字が、やや強めの印象を与えますが、ちょっと説明させてください。

もともと興味があったのと、尊敬している人の影響で、今「論語」を読んでいるのですが、その中に

(かえ)らん与(か)、帰(かえ)らん与(か)
(わ)が党(とう)の小子(しょうし)、狂簡(きょうかん)にして、斐然(ひぜん)とし章(しょう)を成(な)す。
(これ)を裁(さい)する所以(ゆえん)を知(し)らず。

という孔子の言葉があります。訳としては「帰ろう、帰ろう。うちの田舎の若いやつらは、跳ねっ返りが強くて、意気盛んに文化活動をしているけれど、それを活かす正しい方法を知らない。(だからわしが帰って教えてやろう)」くらいになるでしょうか。「狂簡」という言葉の意味を辞書で引くと

志が大きく、小事には心を用いないこと。また、志は大きいが、おこないはそれに伴わず疎略なこと。

とあります。

私は今年で 34 になりますが、田舎社会では若い部類に入ります。それでも少ない後輩たちを見ていると、頼もしくなるような奴ばかりなのですが、自分もまだまだ負けていられない、そんな自戒も込めて、敢えてこの言葉を選びました。私の志が大きなものかどうかはわかりませんが、行いの疎略さは皆さんご存じの通りです。

といいつつも、最近、若者の間で流行っている音楽の良さがわからなくなってきました。このまま行ったら「最近の若い奴らは・・・」と老害丸出しの発言をするようになりそうで、いささか怖い気もしている今日この頃です。

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