日本語教室で痛恨の一言

このブログでも度々言及していますが、週に一度、金曜の夜、市の中央公民館で日本語教師のボランティアをしています。

で、先月テキストが一冊終わったところなので、この3週間ほどはそのおさらいをしているのですが、「~と思います」という文型を練習していたときのこと。私が質問し、生徒が答えるという形を取っていました。

私: 「日本人はやさしいと思いますか?」
生徒:「はい、やさしいと思います。」
私: 「日本語の勉強は面白いと思いますか?」
生徒:「はい、面白いと思います。」
私: 「私の授業は面白いと思いますか?」
生徒:「いいえ、面白いと思いません」

これにはがっかりを通り越して笑うしかありませんでした。(苦笑

まあ笑ってばかりもいられませんよね。彼女にそう思わせている事実は真摯に受け止めなければならないと思います。現に思い当たる節はあって、私はほとんど準備らしい準備もできないまま授業に臨んでしまうので、授業中彼らに少し待たせたりすることもあります。例文が思い浮かばなかったり、漢字が思い出せなかったり。特に後者は日頃パソコンでしか文章を書かない私にとってなんとかしなければならない喫緊の課題です。

その点、他の先生方はちゃんと予習なり、今日やるべきことを考えていらっしゃる。たまに他の先生が休むと私のクラスに混ぜて教えることもあるのですが、やっぱり差を感じてしまいます。経験が少ないことを言い訳にもできるのでしょうが、自分の努力不足なんだろうなぁと思ってしまいます。その結果が今日の一言、ということになるのでしょう。

もちろん、週に一度授業をしたところで、教えられることには限りがあります。理想としては、彼らが日頃から日本語習得に興味を持ち、自発的に質問などをしてくれるようになったらいいのですが、その前にまず自分がもっと努力している姿を見せなければダメですね。最近仕事が忙しいことを言い訳に、そうした努力を怠っていました。そのことに気づかせてくれた今日の一言でした。

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