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顧客満足度は意外に簡単に得られる、と思う。

ちょっと前の話になりますが、日本を代表する自動車メーカーの車がアメリカで不具合を起こし(これも結局本当だったのかあやふやですが)、社長が記者会見を開き釈明していたのをテレビで見ました。きっとご記憶の方も多いと思います。で、その社長が「(当社は)これからも『お客様第一主義』でやっていきます」と言っていたのですが、この規模・実力の企業にしては、なんだか低レベルな目標だなぁとずっと思っていました。

理由は主に二つあります。

一つには「それを言うなら『お客様の生命第一主義』だろ」という点です。もし私が自動車を作る立場だったとして、走行に危険な仕様変更を依頼されたら、たぶん断ります。それで不興を買ってでも、市場ニーズがあることが分かっていても、です。もちろんそのメーカーも同じでしょうが、当の件は自社製品の安全性が問題視されていたのですから、「一に安全、二に安全、三四がなくて五に顧客満足度」くらいのことを言って欲しかった。「お客様第一主義」なんて、その辺の、頭を振ればカラカラと音がしそうな社長さんたちだって言っていることです。

もう一つは、「お客様第一主義」を「顧客満足度第一主義」と読み替えたとして、そんなものを得るのは大して難しいことではない、という点です。私はこの商売を始めてもう5年になりますが、おつきあいさせていただいたほぼ全てのお客様から「ありがとうございました。」「助かりました。」と言っていただいています。正直に言えば、一件だけ、喧嘩別れというか、どうしてもご満足いただけなかったことがありました。こちらとしてはできる限りの誠意を尽くしたつもりでしたが、結局「今回の件でお金はいただきませんが、以後のお取引はお断りさせていただきます」という結果に終わってしまったことがあります。親父の言によれば「お金をもらわないのならお客じゃない」とのことなので、そう考えれば弊社の顧客満足度は今のところ100%を維持しているといってもいいかもしれません。スケジュールは度々遅れ、見積りはすぐ出さず、挙句安くないお金をいただいているにも関わらず、です。

なぜそうなのかは自分でもあまりよく分かっていませんし、地元の人間であることや私一人でやっていることをご存じなので、大目に見てもらっているんだろうな、とも思います。

ただ一つだけ思い当たるとすれば、ちょっと言葉は悪いですが、弊社はお客様を「差別」しているからかもしれない、ということは言えます。「差別」というのは「この人はお金を沢山くれそうだから、優先しよう」とか「この人は有力者だから丁重に接しよう」ということ、ではありません。

そうではなく、「これが今使えなかったら、この人はどれくらい困るだろう」ということを考えて優先度を決める、ということです。例えば、趣味や遊びでたまにインターネットをやる人から依頼を受けた後に、仕事でコンピュータを24時間動かさなければならない人から依頼を受けたとして、これを時系列順に対応したりはしない、ということです。同じ仕事で使っている人の中でも、今動かないと困るのか、明日の夜までに動けばいいのかにもよってもまた違います。前者には「ちょっと別のお客様で急を要する件が入ってしまいまして…。」とご説明した上で、後者を先に対応します。いや、正直なところ、今日動かさなくてはならないコンピュータがありすぎて、後でできるものは後回しにせざるを得ないというのが実状です。幸い、主に都内から請け負う仕事は、夜でもできるのでなんとかこなせてはいるのですが。

もちろん弊社と同じことが全ての企業にできるわけではないことは承知していますが、人間の心理として「他の仕事で忙しいはずなのに、わざわざ自分に対応してくれた」というのは、予想以上に支持を得る理由になり得ます。私はいわゆる営業ということをしたことがありませんが、それでもそのくらいのことは経験から言えます。

ですからいわゆる大企業の方々には「他社との差別化」の前に、「顧客を差別」してみなさい、と申し上げたい。大っぴらに「弊社は顧客を差別しています」とブログに書く必要はありませんが(笑)、より大きな顧客満足を得たいのなら、一度そのくらいの覚悟で事に当たってみてはいかがでしょうか。

弊社で使っているウェブサービス

弊社はどちらかというとネット上のサービスを作る立場の会社ですが、作るよりはもちろん利用しているサービスの方が多いです。自分でも把握しきれていないので、解説を加えてまとめてみます。

無料で使っているもの

Google 検索

これがないとたぶん死んじゃいます。それくらい依存しています。私だけではないでしょうけど。

Google リーダー

ブログやニュースをチェックするのに使っています。以前 livedoor の同様のサービスを使っていたのですが、こちらに移りました。

delicious bookmark

もともとははてなブックマークを使っていましたが、非公開のブクマを保存するサービスが有料なので、こちらにしました。

gmail.com

Google社はMSよりもAppleよりも好きなのですが、gmailは実はあまり使っておらず、メールサーバは自前で立てています。その方が何かと自動処理しやすいので。gmailは個人での用途に限っています。

お金を払って使っているもの

Flickr

有名な写真共有サービス。Proアカウント($24/年)買ったんですが実はあんまり使ってません。無料アカウントでもいいかも。まあでも安いからいいかな。

Evernote

最近使い始めたサービスです。名刺写真をアップすると、中の文字で検索できることがわかり、プレミアムアカウント($5/月)を申し込みました。持っている書籍を電子化して突っ込もうかとか、これからがんがん使うサービスになりそうな予感。

ZOHO invoice

見積書・請求書をネット上で作成し、送付するサービス。弊社の顧客様でも請求書をメールで送ってくださる方が多くなってきたので、使い始めました。あと便利なのは、毎月上げる請求を自動で行えることです。でも月に25通請求発行するのに$9/月は高いかも。日本の商慣習に合っていないなど、いろいろ不満もあるのですが他に代わるものがないので使っています。

コミュニケーション系(無料)

twitter

言わずと知れた今最も熱いつぶやきサービス。アカウントはずっと前から取っていたんですが、本格的に使い始めたのはこの4月くらいからです。

Skype

仕事上の連絡などに使っています。Skypeというと音声での会話が有名ですが、主な用途はテキストチャット。複数のPCで使うとログが分散されてしまうのが難点。音声コーデックSILKが公開されたし、誰かOpenSkypeみたいなの作らないでしょうか。

YouTube

見るのもたまには見ますが、家業の釣具店の主な情報発信源として使っています。だいたい200~300くらいの固定視聴者がいるようです。

mixi

最近はほとんどROMと化しています。面白くないし、閉鎖的だし、仲良しゴッコっぽくてあんま好きじゃない。;-P

ネットでの寄付の受け取り方について考えてみる

先日のエントリでも書いたように、NHKラジオキャプチャツールは多くの方々にお使いいただき、喜びのコメントも寄せられているのですが、寄付についてはあくまで「任意」なので、寄付をしないでお使いいただいている方の方が圧倒的に多いようです。もちろん、それを嘆くことがこのエントリの主旨ではありません。「では、他にどういう方法があるか」を模索してみたいと思います。

そもそもお金というのは、要は、が発行している金属片や印刷紙で、何かを買うときにお店にそれを渡すと、その額と同じ数字の書かれた品物を渡してくれるものです。ここで重要なのは、私が最終的に欲しいのはその品物なりサービスであって、お金はそれを手に入れるために必要であるということです。

なら、受け取るのは「お金」じゃなくてもいいわけです。かといって例えば「チョコレートを送ってください」と言ったら山ほどチョコレートが届いて始末に困るのは目に見えています。

お金でなくてもいいけど、品物だと困る。では、どうするか。

ソリューション1: 各種ポイントを送ってもらう

今日調べて知ったのですが、各種ポイントというのは結構相互に交換できるようです。どうやって交換していったらいいか、探索するためのサイトもあります。

「え、規約でそういうこと禁止してるんじゃないの?」と思って規約を読み返してみたのですが、例えばR天のポイントを他のR天会員に譲渡することは禁じていますが、他社のポイントをR天に送るのは他の人でも構わないようです。他のサイトがどうなのかは調べていませんが、たぶん似たようなものでしょう。

弊社はご存じの通り、ネットでの買い物を積極的に行っています。一番多いのはア○ゾンですが、YフオクやR天でも仕入れることもあります。

であれば、YフーやR天のポイントを寄付してもらえば、弊社としてもある程度自由が効き、かつ払うほうも「ポイントなら…」と気軽に寄付できます。

ソリューション2:金券を送ってもらう

ビール件や切手、図書券、商品券などなど、多種の金券の買い取りを行っている業者さんを見つけました。あまりポイントをためることに興味がない人でも、これら金券ならば家を探せばある、という方も多いでしょう。弊社としても最終的にはお金に変えられるわけで、ありがたい方法と言えます。基本的に郵送してもらえばいいわけで、高い振込手数料もかかりません。

というわけで

もう少し調べてやってみたい思います。経過はまたご報告します。

Ubuntu lucid で Adobe Air 開発環境を構築する方法

夏も近づき、Adobe Air アプリの開発をしたくなったので、メイン環境(Ubuntu lucid)に環境を作ってみました。根っからのJava嫌い、かつ最高のIDEはEmacsだと思っているので Eclipse はあまり触ってなかったのですが、現状無料で手に入るAirのGUIビルダは AIR GEAR しかないし、Linux版の Flash Builder は販売すらされていないので、今日の午後一杯を使ってやってみました。

Eclipse のインストール

Webで調べてみると「Eclipse は .deb を使わないで入れる」旨のことが書いてありますが、PPA のパッケージを使ってみることにしました。特に理由はありません。JDKはオープンソース版ではなくSun版を使った方がいいようなので、それには従いました。

$ sudo add-apt-repository ppa:yogarine/eclipse
$ sudo apt-get update
$ sudo apt-get install eclipse-gef sun-java6-jdk

Air SDK, Flex SDKのインストール

本来であればAir SDKは不要なのですが、後述する理由により手に入れておく必要があります。

  1. Flex SDK4 (flex_sdk_4.zip) の入手先 >>> http://www.adobe.com/cfusion/entitlement/index.cfm?e=flex4sdk
  2. Air SDK (の入手先 >>> http://www.adobe.com/cfusion/entitlement/index.cfm?e=airsdk

flex_sdk_4.zip を落としたら、好みのディレクトリに展開します。私は /opt/Adobe/SDK/Flex4 というディレクトリを掘り、そこに広げました。

$ sudo mkdir -p /opt/Adobe/SDK/Flex4
$ sudo mkdir -p /opt/Adobe/SDK/Air
$ cd /opt/Adobe/SDK/Flex4
$ sudo unzip ~/Downloads/flex_sdk_4.zip
$ cd /opt/Adobe/SDK/Air
$ sudo tar xjf ~/Downloads/AdobeAIRSDK.tbz2

このままだと一般ユーザが使うためのパーミッションが付与されませんので、以下のようなワンライナーで処理します。

$ sudo find /opt/Adobe/SDK/Flex4 -executable -print0  | sudo xargs -0 chmod a+rx
$ sudo find /opt/Adobe/SDK/Air -executable -print0  | sudo xargs -0 chmod a+rx

そして、なんともイケてないことに Flex SDK に含まれているadlコマンドはMac用バイナリです。なのでAir SDKに含まれているものにシンボリックリンクを張ります。

$ file /opt/Adobe/SDK/Flex4/bin/adl
/opt/Adobe/SDK/Flex4/bin/adl: Mach-O fat file with 2 architectures
$ sudo mv /opt/Adobe/SDK/Flex4/bin/adl /opt/Adobe/SDK/Flex4/bin/adl.org
$ sudo ln /opt/Adobe/SDK/Air/bin/adl /opt/Adobe/SDK/Flex4/bin/adl

Eclipse の日本語化

Amateras Project で公開されているEclipse日本語化プラグイン(Pleiades)を入手してインストールします

$ cd ~/Downloads
$ wget http://sourceforge.jp/frs/redir.php?m=jaist&f=%2Fmergedoc%2F43995%2Fpleiades_1.3.1.zip
$ unzip  pleiades_1.3.1.zip
$ sudo cp -rf  features/* /usr/lib/eclipse/features/
$ sudo cp -rf  plugins/* /usr/lib/eclipse/plugins/

/usr/lib/eclipse/eclipse.ini をエディタで開き、最下行に一行追加します。

-startup
plugins/org.eclipse.equinox.launcher_1.0.201.R35x_v20090715.jar
--launcher.library
plugins/org.eclipse.equinox.launcher.gtk.linux.x86_1.0.200.v20090520
#-showsplash
#org.eclipse.platform
--launcher.XXMaxPermSize
256m
-vmargs
-Xms128m
-Xmx512m
-Dorg.eclipse.equinox.p2.reconciler.dropins.directory=/usr/share/eclipse/dropins
-javaagent:/usr/lib/eclipse/plugins/jp.sourceforge.mergedoc.pleiades/pleiades.jar <<<この行を追加

ここで一度 Eclipse を起動してみましょう。
Ubuntu のメニューから アプリケーション > プログラミング > Eclipse とたどります。

上のような日本語化されたEclipseが起動すればOKです。一度 Eclipse を終了します。

AIR GEARの組み込み

Pleiades を公開しているのと同じ Project Amateras から AIR GEAR を入手し、Eclipse に組み込みます。

$ cd ~/Downloads
$ wget http://sourceforge.jp/frs/redir.php?m=jaist&f=%2Famateras%2F45207%2Fnet.sf.amateras.air_1.0.4.jar
$ sudo cp net.sf.amateras.air_1.0.4.jar /usr/share/eclipse/dropins/
ここで AIR GEAR が組み込まれているか確認します。Eclipse を起動してメニューバーから ファイル > 新規 > その他 とたどり、以下のように AIR GEAR が表示されていればOKです。

サンプルアプリをビルド

上のダイアログボックスが表示されたらダイアログを一度閉じ、Eclipse のメニューバーから ウィンドウ > 設定を選択して、以下の設定ウィンドウを表示してください。

そして上のようにAir SDKとFlex SDKのパスを指定します。

サンプルプロジェクトのビルド

さて、いよいよ最初のアプリを作ってみましょう。

  1. Eclipseのメニューバーから ファイル > 新規 > その他 を選択
  2. Air Project(Flex) を選択
  3. 「次へ」をクリック
  4. “Sample” というプロジェクト名で新規プロジェクトを作成
  5. ApplicationDescripter を 1.5 に選択。他はデフォルトのまま。
  6. 「完了」をクリック。

以上の手順を踏むと、下のような画面になります。

ここで実行 する前に、Air のランタイムファイルにシンボリックリンクを張ります。

$ sudo ln -s /opt/Adobe/SDK/Air/runtimes/air/linux  /opt/Adobe/SDK/Flex4/runtimes/air/

それではいよいよ実行してみましょう。メニューバーから 実行 > 実行 と選択します。


上のようなサンプルアプリケーションが立ち上がれば成功です。”Add” をクリックすると “3” が3つめのテキストボックスに表示されます。

弊社サイトに足りないもの。それは…

ほとんど個人ブログと化している弊社サイトですが、先日、知り合いの設計士さんと話していてズバリ足りないものに気づきました。それは

実績(これまでにしてきた仕事)

です。

面白いことを書こうとするあまり、企業のホームページは宣伝・広告するためにある、という視点がすっぽり抜け落ちていました。そうです、うちは営利企業なんだから何かするのは利益の追求のためであるべきなのです。

先日のエントリで「今までホームページから仕事の依頼を受けたことがない」と書きましたが、それもそのはず、そのための努力をしていなかったんですから。あいたたたたた….

というわけで、今までの仕事を洗い出し、近いうちにページを追加しようと思います。中には「貴社の実績としてPRすることは控えてほしい」と申し出られることもありますが、まあたいていはOKのはずなので、支障のない範囲であげていくことにします。

あああ、でもやるべきことは他にもいっぱいあるんだった。orz

iPadに触ってきました

普段、twitter でも実生活でもお世話になっている「色彩の魔術師」さんがiPadを購入されたとのことで、早速お邪魔して実際に触ってきました。

まあ業者なら自分で買えよって感じですが、そこは普段から

世界一儲かっていないIT企業

と自他ともに認められているところですから、ご勘弁を。

んー確かに新聞や雑誌のビューア、あるいは書籍を読むんだったら秀逸ですね。でもそれだけじゃ勿体ないハードでもあります。

私は「何に使うか」を考えてからモノを購入するようにしているので、ちょっと自分的なキラーアプリが思い浮かびません。よってまだ購入する予定はないです。

ただ、Bluetoothキーボードが使えるようなので、それとの組み合わせで業務につかえるかもなぁという気はしています。

書きたいことは色々あれど…

もう日付的には昨日ですけど、ある人から「忍さん、最近ブログが更新されてないみたいですが…」とご指摘を受けました。

ブログは星の数ほどある中、何を好き好んでかこのくだらない駄文集を楽しみに読んでくれている1日平均1,000人のユニーク読者の方々、本当にごめんなさい。

上に挙げた数字は決して嘘ではなく、アクセスログから最近知った数時です。くどいのを承知で言いますが、1,000アクセスではなく、ほぼ延べ1,000人の人が毎日このサイトを訪れてくれています。まあ到底アルファブロガーとまでは言えないでしょうけど、ちょっと得意になってもいい数字ではないかと思っています。

自慢は置くとして、これも言い訳になっちゃいますけど、最近おかげさまで仕事やら何やらで忙しくて、なかなかまとまった文章を書く時間が取れませんでした。いや本当ならこんなこと書いてる暇があったら他にもやらなきゃいけないことはあるんですけど、今日はご指摘を受けたので、書いています。

さて、時事ネタということなら今日NHKのニュースで知ったのですが、米アップル社の時価総額がマイクロソフトのそれを上回ったそうですね。まあマイクロソフトは基本方針を大転換しない限り、そう遠くないうちに滅亡すると思います。そんなことは私にはLinuxを使い始めた15年くらい前から分かっていたことですけれども。というわけで、もしあなたの業務がMS製品に依存しているのであれば、早いうちに対策を取っておくことをお勧めします。

あと、Wikiの方にいろいろ妄想を書き連ねているのですが、最近ちょっとしたニッチ(未開拓市場)を見つけられたような気がします。まだ準備を進めている段階ですし、もちろん結果なんて出せていないので、それが何なのかは言えないんですが。たぶん、観光業が盛んなこの地域に住んでいて、かつITらしきことをしている弊社にしか見つけられないことなんじゃないかと思っています。

そうそう、それから今日知り合いの建築士の人に「うちの受注の3分の1以上はホームページからだねー」とさりげなく言われてびっくらこきました。恥ずかしながら弊社、自社ホームページを立ち上げて以来、ホームページからの仕事依頼というものを受けたことがございません。まあ各種営業の電話はバンバンかかってきますが、「貴社のホームページを拝見してお仕事をご相談したいのですが…」という問い合わせは一回も受けたことがないんです。(涙目)  弊社がホームページの製作をそう積極的にお勧めしていない主な理由はまさにそこにあります。さんざんお勧めしておいて「で、あんたのところはホームページから仕事来てるの?」と言われればそれまでですからねー。まあブログなど書いているんだったら実績とか載せた方がいいような気もしますが、今後の課題とさせてください。ただ、ある本で「ブログは自分および自社のファンを作るためのツールである」と書かれていて、その意味においては成功しているのかな、という気はしています。

あーあと前にも書きましたが、最近は

mixi <<<<<<<<<<<<<< ブログ <<<<<ツイッター

くらいな感じでツイッターにハマっています。フォロワーは現在のところ175人。まあフォロワー増やすのに命をかけているわけではないんですが、最近「まちツイ」というサービスを発見しまして、それによると鴨川市内在住をうたっているツイッターユーザ33人のうち私は第4位。「なんだ、大したことないじゃん」と思ったあなた、ちょっと私の上にいる3人を確認してほしいです。

ただ、ツイッターで困っていたのは「どうしてこの人は自分に興味を持ってくれたのかわからない」ことでした。「フォローする」ってボタンを押すだけでその理由は書かなくてもいいことになっているので、「NHKラジオ語学番組キャプチャツールで知った」のか「同じ鴨川市在住で知った」のか「偶然知った」のかわからなかったんですが「自動フォロー返し」をするサービスを知り、「なぜ私をフォローする気になったか、よろしければ教えてください」というダイレクトメッセージを送るようにしたら、理由を教えてくださる方もあり、ある程度把握できるようになりました。

まーでもこの手のサービスは流行りすたりがありますからね。ぶっちゃけ私もこういう稼業なのでやってはいますが、世の中にはもっと面白いことは一杯あると思います。なので、興味があってお暇でしたらどうぞ、くらいしか言えません。

今日は自画自賛がかなり入った自意識過剰なエントリになってしまいましたが、もう夜も明けたので今日のところはこの辺で失礼します。おやすみなさーい。

消防小屋で男の焼肉!

一昨日、鴨川貝渚地区で火災がありました。報道によると死傷者は出なかった模様ですが、うちの分団も出動するほどの大きな火災でした。私は、というと市内それも現場に近いところにいたのですが、メールでの出動要請が第2、第3支団だったため、何もせず。。。orz

そんな私ですが、昨日消防小屋に呼ばれまして臆面もなく顔を出すと、そこはなんと七輪で焼肉を焼く宴の会場(!)。うちの分団、どんだけ不労者にやさしいんでしょうか。きっと準備もあったはずなのに、おいしいとこだけ図々しくいただくことになってしまいました。

上の写真は七輪炭火焼の焼肉の模様です。当然、煙はもくもく立ち昇り、下手をすると火災に間違えられかねませんでしたが、味はめっちゃうまかった。酒を飲みながら尿石の話をするのは、煙草を吸いながら肺ガンの話をするのと同じくらい面白かったです。w

直人団長から「高梨くんは、更新しないときは全然更新しないからなー」とご指摘をいただいたので、今日は早速載せてみました。暇が取れればこうして早くアップすることもできるんですけどねー。気ままブロガーなので、お許しください。

東京は神田に来ています

鴨川もいいのですが、たまに東京に出て来ると、それはそれで新鮮でいいものです。

もちろん遊びではなく、仕事ですよ、仕事!東京は仕事の匂いがぷんぷんしてます。こっちに住んだらどんだけ稼げるだろう、なんて皮算用をしたい衝動にも駆られますが、まあ鴨川/天津の土地柄や風土、何より新鮮でうまい魚なしには生きられなくなってしまっているので、東京進出は今のところ考えていません。

今日は初めて顔を合わせる会社さんと飲む予定です。なので、昨日天津であがった鰹を遠路はるばるアイスボックスに入れて持ってきました。予約してある居酒屋さんでさばいてもらいます。東京のぜえごっぺはまご茶という食い方を知らないはずなので、でかい顔して教えてやります。

ま、それはさておき、おかげ様でいい感じに仕事を請け負える体制が整いつつあります。リーマンショック以降はぱったり仕事がなくなって、むしろ地元のお客様のサポートでなんとか食いながらえたのですが、その時期ももう脱出しつつあるのかも。日本全体の経済はまだまだ低迷しておりますけれども、徐々に春は近づいてきつつあるように実感しています。

「二足の草鞋をはくな」とか「二兎を負う者は一兎をも得ず」とか「虻蜂取らず」とか、二つのことをいっぺんにやろうとすることを戒めることわざは沢山ありますが、一概にそうともいえないと思います。実際、弊社も「都心部or大手からの受注か、地元の小さなサポートか」という選択はいつも考えていますが、結局両方やっています。(手が回らずご迷惑をおかけする場合もありますが)

経営者たるもの、まずは二兎を追ってみるくらい貪欲でないと駄目でしょう。最初から「両方はできない」とあきらめたものでもありません。やってみなけりゃわからないのですから、やってみて両方上手くいけばめっけものくらいに考えたらいいのだと思います。

月刊iP! 6月号に弊社が掲載されました v(^_^)v

フリーソフトを多数紹介している、月刊iP! という雑誌の編集部から弊社で公開している NHKラジオ語学番組キャプチャツールを掲載したいとのご連絡をいただき、もちろん了解しました。今日まで箝口令(笑)が敷かれていたのであまり公にはしていませんでしたが、本日の発売と共に解禁なので大々的に告知させていただきます。

同ツールも去年公開して以来、多数のダウンロード・ご寄付をいただいており、ありがたいかぎりです。の割に時間が割けず、バージョンアップ&改良が進まないでおります。そろそろ現実世界のタスクにも区切りがつきそうなので、近いうちにいろいろ対応したいと思います。

このツールの公開は寄付による経済的なメリットはもとより、いろいろな意味で勉強になりました。

まず驚いたのが「任意」とうたっているにも関わらず、予想以上の件数・金額の寄付をいただいていること。私は未だに喫煙の悪習をやめられないでいますが、毎日のタバコ銭には困らないくらいいただいています。元々は月額のホスティング料が取れればいいくらいに考えていたので、これは意外でした。

ということは、もっと潜在的ニーズがあってもっと便利なソフトを作れば、任意の寄付(またはシェアウェア)でも毎日の食料代くらいにはなるかもしれません。

ソフトウェアは作るのに多少骨は折れますが、弊社がしているようにWebに載せておけば、ほぼ手間無しで配布できます。広告に関して言えば、ソフトを作ったらブログに載せて、トラックバックを打てば、皆さん喜んで記事を書いてくれます。今回のように、放っておいても雑誌に取り上げられることさえあります。

普通、世の中で「商品」と言われるものには製造や原材料費の他に輸送・販売・営業etc, etc… のコストがかかることを考えれば、これはかなり効率のいい方法ではないでしょうか。

それからこのツールがそうだったように、Web上のサービスを取りこんだソフトにはまだまだ手つかずの潜在的ニッチが多いこと。

弊社はどちらかというとWebサーバ上で動くプログラムを書くことが多いのですが、主にセキュリティに対する配慮から、Webブラウザ内あるいはサーバ上のプログラムからユーザのローカルデータにアクセスすることは困難でした。顕著な例がファイルのアップロードに関するもので、普通にやろうとすると1つのアップロードボタンにつき一つのファイルしかアップロードできません(Flashによる回避策はあります)。

今、無料・有料を問わず、Web上には様々なAPIが公開されています。また、APIが公開されていなくても、スクレイピングによりある程度API風に使うこともできます。

で、失礼ですが、いわゆるローカル動作のアプリを作られてきた方は、この辺りのノウハウをお持ちでない方が多いように思います。例えば、普通にVBからWeb APIを利用しようとすると、かなり面倒な手順を踏まなければなりません。(.Net フレームワークのインストール、XML or JSON データの解析 etc, etc…)

一方、例えば Ruby はWebサーバ上で使われることが多い言語で、Web APIを利用するのがとても簡単です。うまくすると、そのAPIを使うためのライブラリさえ、誰かが作っています。

であれば、後はRubyで書かれたプログラムをローカルで動作させればいいだけで、実際そのための SDK は無料で使えます。

私がアイデアを温めているソフトは下記のようなものです。

  • MS社による SkyDrive という25Gもの無料オンラインストレージへの自動バックアップソフト。全文検索もできると尚可。このサービス、APIは公開されていないのですが、スクレイピングにより、対応は可能です。
  • Gmailのアドレス帳と自動で同期する、住所録&ソフト。Xperia も順調に売れているようですし、Androidケータイはますます充実してくるでしょうから、結構イケるのでは。
  • RememberTheMilkの使いやすいタスク管理帳。RTMのWebUIってなんであんなに使いにくいんでしょうか。Adobe Air アプリもありますが、日本語で使いたいですよね。

あとは、地域的ニッチとして、図書館の所蔵&借り出し記録を使ったりとか、鴨川市内で書かれているブログ記事を集めて紙ベースで配信するとか、いろいろアイデアはあります。

先ほども書いたように、仕事やJCの方も一段落したので、キャプチャツールも含めて着手していこうと思っています。

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