Posted on : 27-04-2009 | By : sino | In : Hacking, 外国語道
最近、このネタばっかりですみません。
先日公開した「NHKラジオ語学番組キャプチャツール」ですが、寄せられたコメントをご覧いただければお分かりの通り、「素晴らしい」「驚異的」「おそろしいまでにすごい」とぶっちぎりの好評価をいただいております。アクセスログを見ると、延べ1000件を超えるダウンロード数となっており、コメントをいただかなくとも、結構皆さんのお役に立っているのだな、と実感しています。
2ちゃんねるの方でも似たような動きがあるようで、Wikiにまとめていらっしゃる方もいますね。友人に間違えられたのですが、2ちゃん内スレの「ネ申」さんは私ではありません。w
さて、好評に喜んでばかりもいられませんで、実は、このツール開発の動機となった中国語の勉強が全く進んでいません。(;´Д`) 「いつでも聴けるから」とついつい勉強を後回しにしてしまいます。これでは本末転倒もいいところなので、ツールの改良はほどほどにして、自分の勉強にリソースを割きたいと思います。
今後の対応を優先度の高い順に挙げると、
- FLVキャプチャ時のエラーハンドリング改良(失敗したら再トライする)
- 「チャロの英語実力講座」への対応
- ドキュメントの充実
- GUI化
になります。ただし、GUI化については、タスクスケジューラで利用される方のことも考えると、やらないかもしれません。(両方に対応できるような作りにすればいいじゃないかというツッコミはナシで。)
Posted on : 18-04-2009 | By : sino | In : Hacking, 外国語道
先日来、このブログでも何度か書いている NHK ラジオ語学番組のキャプチャリングについて、必要なツールを自動化スクリプトも含めてまとめ、公開することにしました。ダウンロードはこちらから
自動化スクリプトが Ruby というのが利用者にとってちょっと面倒ですが、諸般の事情によりそうなりました。ご了承ください。
詳しい使い方は同梱の README.txt に書いてありますが、画面キャプチャ入りの解説をどなたか書いていただけると助かります。(他力本願
こんなツールを配布しなくとも、自前で mp3 に変換したものを Podcast すれば早いんですが、ご想像がつくように、それでは著作権法違反となります。 「複製の主体」が「利用者本人」であることが必要なため、今回の公開に至りました。全国の言語オタク仲間のお役に立てれば幸いです。
Posted on : 11-04-2009 | By : sino | In : Hacking, 外国語道
NHK語学番組ストリーミング自動録音についての続報です。
今日も飽かずにWebを徘徊していたら、rtmpdump というそのまんまのツールを見つけました! 早速、コンパイル&実行してみると、ちゃんとRTMP上に流れる.flvがダウンロードできました。それを ffmpeg で mp3 に変換してちゃんと再生できることを確認。これはウホッなツールを見つけちゃったなぁ。
あ、くれぐれもこれを使って(公開された)Podcast などはしないように。NHK に訴えられること必至です。(w
あーでもこれでやっと自分のしたいことが実現できそうです。Very Thanks to Andrej Stepanchuk! You did a really great job!
Posted on : 08-04-2009 | By : sino | In : Hacking, 外国語道
一昨日お知らせした、NHKラジオ語学番組のストリーミング放送について、配信形式にちょっとした難点があり、私のしたいことができないでいます。
というのは、再生するのにホームページ上でFlash のプレーヤを使うことになっているのですが、そのプレーヤは内部的に RTMP という読み捨て型のプロトコルを使用しており、放送内容を簡単にダウンロードできないのです。
Windows ではダウンロード用のツールがあるのですが、いちいちWebブラウザから操作しなければならず、面倒。私としては Linux上で定期的にチェックし、音声ファイルに落とす、ということをやりたいのです。RTMPサーバの実装はいくつか公開されているのですが、クライアントの方は探してみた限りでは見つかりませんでした。
まあダウンロードできなくても素直にホームページで再生すればいいんですけれども、できれば取りだめしておきたいんですよねぇ。
ただ、対応プラットフォームの多いFlashプレーヤを選択したNHKの方針自体は間違っていないと思います。 RTMPの仕様は、アドビから公開するというアナウンスが、今年の1月に発表されたばかり(実際の公開はまだ)なのでFlash以外の実装がないのは仕方ないのかもしれませんが・・・。うーむ。
Posted on : 31-03-2009 | By : sino | In : 外国語道
多少外国語が喋れてボランティアで日本語を教えている私が言うと、逆説めいて聞こえるかもしれませんが、「普通の日本人にとって『国際化』は必要か?」ということについて書いてみたいと思います。
日本という国は大変幸運なことに、日本語さえ操れれば日本国内においてコミュニケーションに不都合を感じることはありません。方言はありますが、標準語で喋ればたいていこちらの意は通じます。逆に言うと、日本語を教えるときに標準語(の丁寧体)を基本にしているのはそのせいで、日本語非母語者にとって、話すときに一番通じる可能性の高い言葉として選択された結果なのです。
ことほど左様な単一言語社会にあって、外国語を学ぶ必要性は、国境が地続きとなっていることが多い諸外国と比べたら格段に低いと言わざるを得ません。
外国語及び外国文化を学ぶことは、個人的には興味を惹かれるものの、国内の普通の日本人にとって、どうしても必要、というわけではないような気がするのです。
ただし、外国語を学ぶことによって得るものは、単にカラオケで英語の歌を歌えるだけに留まらず(笑)、結構実際的なメリットもあります。
- 私のような仕事をするものにとって、英語で書かれた解説を読めることは、即役に立ちます。まあ専門的な文章というのは、語彙さえあれば、読むのにそう苦労はしませんが。
- 外国語の文法を覚えることは、プログラミング言語の文法を覚えることとさして違いはありません。むしろ自然言語の例外だらけの文法に比べたら、プログラミング言語の方が簡素で整然としていますから、英語を系統的に学ぶことのできた人はプログラマとしても成功しやすいでしょう。
- 「言霊」という言葉がありますが、私たちの思考の道具として言語がある以上、思考の方も言語から相当の影響を受けていることは想像に難くありません。これは引いては文化間の違いをもたらし、文化の衝突の出発点となっています。何が言いたいかというと、外国語を学ぶと、その話者の思考様式もある程度は察することができるようになる、ということです。アメリカ人の考えそうなこと、中国人の考えそうなこと、ドイツ人の考えそうなことが、その言葉からある程度予想できるのです。
- 外国語学部出身者としては恥ずべきことに、私は未だ、実際に外国に行ったことはありません。が、外国語を話すことによって、一円も使わずに、外国に行った気分になれます。風景なら写真で見ればいいと思っている私にとって、これ以上安価なバーチャル旅行はありません。
外国語を学ぶこと、および異文化に触れることは、きっと精神のアンチエイジングにも役立ちますし、個人的にはお勧めですが、国策とか行政といったレベルで推進することではないような気がします。必要ならおやりなさいですけれども、「これからは英語が喋れなきゃダメ」という偏った考えは持たないほうがいいでしょう。
Posted on : 27-02-2009 | By : sino | In : 地域社会, 外国語道
何度かこのブログでも言及していますが、週に1回、中央公民館で日本語教室の教師をボランティアで引き受けています。
まあやるにあたって課題はいろいろあるのですが、最近の悩みは、受け持っているクラスの「シナプス発火度」が低いこと。端的に言えば、面白い授業をできていないことです。
授業に限らずミーティングなどの場でも、そこにいる人たちの興味を引き付けつつ進行していくというのは、結構自信あるほうだったのですが、ことこの教室に限ってはそうなっていない。私語が多く、なんとなく集中力を欠いたものになってしまっています。
無償でやっているんだからと、重く考えずに気楽になればいいのかもしれませんが、どうせやるなら面白い(と思ってもらえる)ことをしたいのが人情じゃないですか。それが生徒のモチベーションにもなるだろうし、いい反応が返ってくれば、私にとっても喜びです。
目に見えない「言語の壁」をいかに打ち破るか、ダイナマイト級のアイデアが必要とされるところです。
Posted on : 29-12-2008 | By : sino | In : 外国語道, 読書道
恥を忍んで言いますが、高校のとき、社会はいつも赤点ギリギリでした。特に世界史はひどかった。こっちであれやこれやが起こっている一方で、あっちで起こっているあれやこれやまで覚えなければなりませんから、ほとんど脳みそパンク状態です。
が、その反動からか、最近、歴史小説、特に外国の歴史について書かれた本にハマッています。塩野七海さんの「ローマ人の物語」とかはハードカバーが出るたびに金に糸目をつけず買っていました。
ただ、気をつけているのは、一方の歴史観に染まらないこと。ガリアを征服したカエサルは確かに偉大でしたが、一方で征服された側の視点というのもあるだろうな、と思って佐藤賢一さんの「カエサルを撃て!」も読みました。どちらも「物語」ですから多分に著者の思い入れがあり、それを承知で読む分には非常に参考になります。
さて、今回読んでいるのは市の図書館で借りてきたアミン・マアルーフ著/牟田口義郎・新川雅子訳「アラブが見た十字軍」です。
これに出てくるフランク(フランス)軍というのがひどい。征服したイスラムの地の財宝を略奪するのは大目に見るとしても、 ムスリム(イスラム教徒)の人肉まで焼いたり茹でたりして食べたというのですから、ほとんど食人鬼集団です。
今でこそヨーロッパ文化の顔みたいな、優雅で洗練された文化を誇っているフランスですが、1000年くらい前にはただの蛮族、それも相当狂気じみた民族だったということがよくわかります。
これはなにもフランク族に限ったことではなく、ブリタニア(現イングランド)では戦って勝った相手の生首を家門にかけて悪魔祓いのしるしとしていましたし、中国では籠城が長引いて糧食が底をつくと、子供を殺して食べることが普通に行われていました。首仮族や食人種は、なにも南洋の専売特許ではありません。
だから人種の坩堝である米国で凶悪な犯罪が頻発しているとしても、何も不思議なことはありません。あれは全てご先祖の血がそうさせているのです。
あまりプロトタイプを植えつけるのはよくないかもしれませんが、ヨーロッパ人だからといってゆめゆめ先進的で優雅だなどと思うことのなきよう。一皮剥けばその正体は首狩族・食人鬼の末裔なのですから。
Posted on : 01-10-2007 | By : sino | In : 外国語道, 未分類
20万レコード強しか入ってないテーブルから1件だけ除いてあと全部 delete したら、 mysqld がウンスンになってしまったので、kill -KILL したら .MYD ごと消えてしまいました…。orz 要するに、9/11にサーバ移行してからのデータが一部消えてしまったということ。このブログも1エントリ飛んでしまいました。決して記事を自粛したわけではないのでお間違えなきよう。
さて!気を取り直して最近の話題を。
川崎に来てから、逆説的なことに、英語を話す機会がめっきり減ってしまいました。鴨川にいるころにはネイティブスピーカーがいそうなところに顔を出したり、一緒に飲んだりして結構頭の中の英語エンジンのメンテナンスはできてたんですが。といって英会話スクールなんかに行くのも馬鹿馬鹿しいし、何より金も時間もない。なんかいいのないかなぁとネットをうろついていたら、NHK ビジネス英会話 が無料で聞けるようになってるじゃありませんか!
常々、こういうの、もっと早くやるべきだよなあと思っていたのですが、さすが NHK! 噂によると、早ければ来年の4月からもっと大々的にネットでのオンデマンド放送が始まるようになるとのこと。今までは法的な面から実現が難しかったらしい。欲を言えば、頼むからストリーミングじゃなくて、ダウンロード可能な形で配布して欲しいです。PodCasting 用の RSS なら俺が作ってやるから。
話は変って、私は今ではマイノリティである愛煙家の一人ですが、煙草とガンとの関係を世界で最初に訴えた人達が誰なのかを知ってちょっと意外に思いました。誰かって?実はユダヤ人の大量殺戮で名高いナチスドイツなんだそうです。だから、嫌煙家の皆さんは、ナチスと部分的には思想的に共通するところがあることになりますね。(笑)「私の政治的成功は禁煙の賜物である」というのは総統の言葉。まああれだけ民族の純潔や健康に気を使っていた人達なのだから無理もないのかもしれません。ナチスというとどうしても極悪非道、血も凍るような殺戮集団というイメージがつきまといますし、そして、私も「民族浄化」の思想には大反対ですが、彼らの貢献した分野というのはなかなか評価できるものもあります。例えば、高速道路、オートバイ、大衆車、飛行船、ラテンアルファベットの使用による識字率の向上、などなど。特に飛行船なんかは現代においてももっと活用されていてもいいように思うんですがどうでしょう。また、日ソ不可侵条約を無視して火事場泥棒的に北方領土を奪っていった旧ソ連と身を挺して戦っていたのはどこの国の人たちだったかと考えると、ちょっと尊敬の念すら覚えます。
Posted on : 24-07-2006 | By : sino | In : ブログロール, 外国語道, 未分類
が、あるのだということを今日身を持って知りました。
Google で弊社サイトへリンクを張っているページを調べたら、ドイツの見知らぬ人が FCKEditor 組み込み TinyD をスクリーンショット付で紹介してくれていました。いやー、正直言って感動。オープンソースはこういうのがあるからやめられねっす。すごい人はもっと感動を味わってるんだろうなー。
Posted on : 17-06-2006 | By : sino | In : 外国語道, 読書道
[ja]
センセーショナルなタイトルですよね。どんな偏屈な人が書いているんだろうと思ってつい買ってしまいました。でも、内容は「英語は世界の共通語」というありがちな迷信やアメリカ追従型のグローバリゼーションを批判したもので、思ったよりまともです。特に次の部分には大変共感しました。
日本語を母語としない外国人が拙いながらも懸命に日本語で話そうとしているとき、「この外国人はよく頑張っている」と思わないであろうか。少くとも、私は思う。下手でも懸命に努力していれば、尊敬もする。日本語を話そうとする人間を大切にすることなしに、日本の国際化はありえない。
まがりなりにも英語を読み、書き、話せる自分の体験に照らせば、英語を話せることにマイノリティ感を感じることはあっても、優越感を抱いたことはありません。少くとも「あいつの英語は教科書英語だ」などと「英語検事」のような発言をしたことは決してない。むしろ、日本人の前で英語ができることを示すと理不尽な反感を買うことの方が多いような気がします。
また、筆者は日本人で外国語を習得できるのは富裕層の子女のみ、という書き方をしていますが、私自身は富裕層の子女である自覚は全くありません(笑)。 NOVA などの語学塾に通ったこともなければ、留学を含め、海外に行ったこともない。敢えて挙げるとすれば、中学、高校のときにやっていた「基礎英語」「続基礎英語」「上級基礎英語」くらいでしょうか。必要なのは月に300円のテキストとAMラジオだけです。確かに文系私立大学で「英語学」を専攻してはいましたが、それはいわゆる語学教育とは違います。また、今でも毎日英語のWeb サイトをチェックしていますし、暇なときにはVOA の Podcastingを聞いていますが、こうして頭の中の英語エンジンのメンテナンスをしているのは商売に必要だからです。英語のドキュメントが読めない、ではお話にならないのです。
反感を買うのを敢えて承知で言えば、95%以上の人が中学・高校で6年間、人によっては大学でさらに4年間、第一外国語として英語を勉強してできるようにならないのは、本人の意思や不勉強が問題なので、教育方法や学校のせいにするのは甚だ心得違いだと思うのです。ろくに勉強しなかったものができるようになるはずがない。
今、学校教育では小学校から英語を勉強させる方向にあるようですが、それよりも子供達には日本語をきっちり勉強させて欲しいと思います。日本語話者の人口は世界第6位で決してマイナーな言語ではありません。アジア圏では、外国語として学ばれることの多い国際的な言語です。それに、外国語を教えるのなら、英語一辺倒ではなく、中国語や朝鮮語、ヨーロッパ諸語など、これから需要の期待できる外国語を選択できるようにして欲しいとも思います。
日本語を話す外国人には寛大な態度で接してあげましょう。なまりがあったって、日本語特有の言葉を知らなくたっていいじゃないですか。自分がどれだけ流暢に外国語を話せますか。彼または彼女は少くとも日本に興味を持ってくれているのです。そのことに敬意と感謝を表しつつ辛抱強く聞いてあげることが、真の国際化への第一歩ではないでしょうか。