Posted on : 19-07-2009 | By : sino | In : 地域社会, 外国語道
家業の影響で、普段の休日は鴨川から外に出ることもあまりないのですが、今日は珍しく横浜まで足を伸ばしました。
といっても一人で行ったわけではなく、毎週金曜日にやっているボランティア日本語教室の生徒5名を連れて。早い話が「遠足」です。足は鴨川-横浜間が片道1,000円で行けるシャトルバスを利用させていただきました。シャトルバス協議会のバスを利用するのは初めてでしたが、お蔭様で無事行って来られました。
さて、生徒たちの反応はというと、全員女性だったためか、中国食料品店で大はしゃぎしていました。大きな袋でいくつも食品を買い込み、帰りがちょっと遅くなるほど。(笑) でも、満足してくれたようで何よりです。11:30に着いて、帰りが15:00発でしたから、少し慌しかったかもしれません。

横浜関帝廟
写真は中国人のいるところ必ずあると言われる関帝廟、つまり三国志で有名な関羽を神様として祭っている廟です。劉備ではなく関羽ってところが渋さを感じさせます。
初めての試みでややドタバタした感はありましたが、まあまあ楽しい遠足でした。
Posted on : 16-06-2009 | By : sino | In : Kamox.net, 外国語道
ここのところ、ブログの更新をサボっていたら、消防団の後輩のN村君に「社長!最近ブログ書いてねぇじゃねぇですか!」 と突っ込まれましたので、いい心持で眠れそうなところを我慢して書いています。
#つーかね、みんなあんまり期待しすぎなんですよ。田舎の計算機屋がそうそう面白い話ばっか書けねぇっての。(笑
さて、このブログでも何度も書いていますが、毎週金曜日に中央公民館で市内在住の外国人に日本語を教えています。先週も教室があって、「○○することができます」「私の趣味は○○することです」という文型を教えました。要するに、「辞書形」と言って「書く」「歩く」「言う」「勉強する」など、動詞の原形を覚えさせるのが狙いです。外国人向けの日本語の教え方では、「書きます」「歩きます」「言います」「勉強します」などの「マス形」を最初に教えるので、後から辞書形を教える必要があるんです。
で、「あなたの趣味は何ですか?」と聞いていったら、ある中国人の生徒が「私の趣味は冗談を言うことです」と答えました。「じゃあ中国の冗談を教えてください」とリクエストしましたが、まだ日本語で表現するのは無理があるようでした。なら日本の小話を教えてあげようというわけで、有名な「時そば」のオチを紹介しました。以下はその時の再現です。
ずっと昔、そばが一杯十円で食べることができたころのこと、ある人がそばを食べてお金を払おうとしていました。
「じゃあ、一円ずつ払いますよ。一円、二円、三円、四円・・・。ところで今何時ですか?」
「五時です」
「六円、七円・・・」
落語を現代標準語で再現すると、かなり雰囲気に欠けますが、江戸言葉は通じないので仕方ありません。肝心の生徒の反応は、というと、「ヤヤウケ」でした。どこが面白いかはわかっていたようですが、小話という形式自体に馴染みがなかったからかもしれません。時そばなんて万国共通で通じるかと思ってましたが、違うんですね。
ことほどさように笑いというのは文化依存的、わかりやすく言うと、国によって笑うツボが違うものです。アメリカのジョークを聞いてどこが面白いのかわからない、と思ったことがないでしょうか?その感覚なんです。逆に言うと、その国のジョークで相手を笑わせることができたら、あなたの語学力と文化理解度は相当なものです。私はまだ英語でしかそのレベルに達していません。
・・・ああもう2時を過ぎましたね。今日のところはこのくらいで勘弁してください、Tケシ君。
Posted on : 23-05-2009 | By : sino | In : 地域社会, 外国語道
操法大会の練習と重なってしまったため、ここ何回か休ませていただいていた日本語教室に久々に出ました。大会当日には国際交流協会の総会があり、その場で教え子が何人かスピーチしたのですが、残念ながら聞くことはかなわず。でも、他の先生方が「良かったよ」と言っていたので、安心しました。
久々に教えることに少し不安もありましたが、まあまあシナプス発火度の高い、いい授業ができたと思います。教えることが高度になってくると、難しくなるのは難しくなるのですが、その分、彼らが話したい形に近づいてきますから、モチベーションは上がってきます。その気持ちをうまく汲み取りながら授業を進めると、大変快適な授業環境を作ることができます。
日本語を教える上で、タブーというのがいくつかあって
- 教師は媒介語を使ってはならない(例えば中国語を使って日本語を説明してはならない)
- 生徒は授業中、日本語しか使ってはならない
ということは、基本中の基本とされていることです。ですが、私は敢えてこの二つを無視しています。というのは、ひとつには、私の生徒は全員中国人であるから。また、週に1度の授業と、毎日行われるであろう日本語学校での授業を同一視するのは問題があると思うから。
もちろん私の中国語はお世辞にもうまいとは言えませんが、それでも簡単な指示を中国語で示すと、生徒にとっては新鮮な驚きがあるようです。と同時に、自分たちの言語・文化に対して愛着・理解があることを直に伝えることができ、それは尊敬の念につながってくるようです。
また、2番目のタブーに関してですが、これはポーランドに侵入したナチスドイツが、学校の授業でポーランド語を使うことを禁止した事例を思い起こさせます。実際彼らの職場の中には中国語で話すことが禁止されているところもあるようです。異国の地で同国人と異国語で話さなければならないというのは、私からすれば大変アイデンティティを傷つけられる、悲しい境遇だと思うのです。せめて週一回の授業の中で、同胞に説明する言葉くらいは母国語を使わせてあげるのが、仁の心というものだと私は思うのですが、どうでしょうね。
Posted on : 11-05-2009 | By : sino | In : Hacking, 外国語道
一応、環境にも依存しますが、みなさん動作するようになったようなので、インターフェースをGUI化したものをリリースします。VisualRuby の勉強がてら、極力わかりやすいようにつくりました。 こんな単純なツールに GUI (゚⊿゚)イラネ とは思いますが、せっかくなので使ってみてください。w
⇒不具合を修正した 0.11 をリリースしました。
また、Exerbを利用して、ActiveScriptRuby をインストールしなくても済むようにしました。タスクスケジューラで自動化している方のために、従来の番組コード付加による起動方法も残してあります。
動作報告は随時受け付けております。特に最新版の ActiveScriptRuby で動作しなかった方からの連絡をお待ちしております。
2011年4月12日より、弊社当ての寄付は受けとらない方針とさせていただきます。経緯につきましては2011年度バージョンお知らせのページをご覧ください。
任意の寄付についてのお願い
今年5月にリリースした「NHKラジオ語学番組キャプチャツール」の公開以降、大変多くのアクセス・ダウンロードをいただ いておりますが、最近Webサーバの負荷が異常に高くなり、ついには全く反応しなくなるケースが頻発し、弊社お客様並びに同 ツールのご利用希望者様には、ご迷惑をおかけしております。心よりお詫び申し上げます。
この件の対応として、弊社サイトのサーバ移転を余儀なくされるなど、人件的・経済的コストの支出を強いられている実状がございます。
つきましては、大変心苦しくはありますが、今後、同ツールのご利用をご希望の方に、任意の「寄付」をお願いすることを、 ここにお許しいただきたく存じます。
この寄付はあくまで「任意」であり、ご利用いただくために必ず支払わなければならないというものではございません。 寄付をしなくとも、下記「ダウンロード」以下のリンクから、ご自由にダウンロードいただけます。(他Webサイトへの転載はご遠慮ください。)
ですが、このツールをお使いいただいて「役に立つ」「便利だ」とお感じいただけましたら、おご寄付いただければ大変幸いに存じます。
寄付
寄付は以下の「今すぐ支払う」ボタンからPayPalを通じて受け付けております。PayPalアカウントをお持ちの方はそのアカウントから、お持ちでない方はクレジットカード払いで、ご送金いただけます。なお、後者の方法でも、ご利用者様のクレジットカード番号が弊社に知らされることはありません。
寄付金額は一口340円とさせていただきます。
メールアドレス以外の個人情報は下記のもので構いません。
- 名前(名): キャプチャ
- 名前(姓): キャプチャ
- 郵便番号: 299-5503
- 都道府県: 千葉県
- 市区町村: 鴨川市
- 住所1 行目: 天津1538-3
- 自宅電話番号: 04-7094-2051
[2010/1/19 追記]
「クレジットカードでの支払いよりも銀行振込の方がよい」とのお声をいくつかいただきましたので、下記の通りお知らせ致します。
イーバンク銀行 リズム支店 普通口座 7008399
ユ)タカナシアイティーセイサクショ
ダウンロード
Posted on : 10-05-2009 | By : sino | In : Hacking, 外国語道
多くの方にお使いいただいているこのツールですが、寄せられたコメントによるとうまく動作しない場合もあるようです。特に、rtmpdump.exe が異常終了するケースが多く見られました。
そこで、同梱の rtmpdump.exe のバージョンを1.5a に上げたものをアップしました。 ダウンロードはこちらから
私の環境では異常が再現しないので、これで動作するかどうかは保証の限りではありませんが、皆様からのご報告には随時対応しますので、お試しいただければと思います。
Posted on : 27-04-2009 | By : sino | In : Hacking, 外国語道
最近、このネタばっかりですみません。
先日公開した「NHKラジオ語学番組キャプチャツール」ですが、寄せられたコメントをご覧いただければお分かりの通り、「素晴らしい」「驚異的」「おそろしいまでにすごい」とぶっちぎりの好評価をいただいております。アクセスログを見ると、延べ1000件を超えるダウンロード数となっており、コメントをいただかなくとも、結構皆さんのお役に立っているのだな、と実感しています。
2ちゃんねるの方でも似たような動きがあるようで、Wikiにまとめていらっしゃる方もいますね。友人に間違えられたのですが、2ちゃん内スレの「ネ申」さんは私ではありません。w
さて、好評に喜んでばかりもいられませんで、実は、このツール開発の動機となった中国語の勉強が全く進んでいません。(;´Д`) 「いつでも聴けるから」とついつい勉強を後回しにしてしまいます。これでは本末転倒もいいところなので、ツールの改良はほどほどにして、自分の勉強にリソースを割きたいと思います。
今後の対応を優先度の高い順に挙げると、
- FLVキャプチャ時のエラーハンドリング改良(失敗したら再トライする)
- 「チャロの英語実力講座」への対応
- ドキュメントの充実
- GUI化
になります。ただし、GUI化については、タスクスケジューラで利用される方のことも考えると、やらないかもしれません。(両方に対応できるような作りにすればいいじゃないかというツッコミはナシで。)
Posted on : 18-04-2009 | By : sino | In : Hacking, 外国語道
先日来、このブログでも何度か書いている NHK ラジオ語学番組のキャプチャリングについて、必要なツールを自動化スクリプトも含めてまとめ、公開することにしました。ダウンロードはこちらから
自動化スクリプトが Ruby というのが利用者にとってちょっと面倒ですが、諸般の事情によりそうなりました。ご了承ください。
詳しい使い方は同梱の README.txt に書いてありますが、画面キャプチャ入りの解説をどなたか書いていただけると助かります。(他力本願
こんなツールを配布しなくとも、自前で mp3 に変換したものを Podcast すれば早いんですが、ご想像がつくように、それでは著作権法違反となります。 「複製の主体」が「利用者本人」であることが必要なため、今回の公開に至りました。全国の言語オタク仲間のお役に立てれば幸いです。
Posted on : 11-04-2009 | By : sino | In : Hacking, 外国語道
NHK語学番組ストリーミング自動録音についての続報です。
今日も飽かずにWebを徘徊していたら、rtmpdump というそのまんまのツールを見つけました! 早速、コンパイル&実行してみると、ちゃんとRTMP上に流れる.flvがダウンロードできました。それを ffmpeg で mp3 に変換してちゃんと再生できることを確認。これはウホッなツールを見つけちゃったなぁ。
あ、くれぐれもこれを使って(公開された)Podcast などはしないように。NHK に訴えられること必至です。(w
あーでもこれでやっと自分のしたいことが実現できそうです。Very Thanks to Andrej Stepanchuk! You did a really great job!
Posted on : 08-04-2009 | By : sino | In : Hacking, 外国語道
一昨日お知らせした、NHKラジオ語学番組のストリーミング放送について、配信形式にちょっとした難点があり、私のしたいことができないでいます。
というのは、再生するのにホームページ上でFlash のプレーヤを使うことになっているのですが、そのプレーヤは内部的に RTMP という読み捨て型のプロトコルを使用しており、放送内容を簡単にダウンロードできないのです。
Windows ではダウンロード用のツールがあるのですが、いちいちWebブラウザから操作しなければならず、面倒。私としては Linux上で定期的にチェックし、音声ファイルに落とす、ということをやりたいのです。RTMPサーバの実装はいくつか公開されているのですが、クライアントの方は探してみた限りでは見つかりませんでした。
まあダウンロードできなくても素直にホームページで再生すればいいんですけれども、できれば取りだめしておきたいんですよねぇ。
ただ、対応プラットフォームの多いFlashプレーヤを選択したNHKの方針自体は間違っていないと思います。 RTMPの仕様は、アドビから公開するというアナウンスが、今年の1月に発表されたばかり(実際の公開はまだ)なのでFlash以外の実装がないのは仕方ないのかもしれませんが・・・。うーむ。
Posted on : 31-03-2009 | By : sino | In : 外国語道
多少外国語が喋れてボランティアで日本語を教えている私が言うと、逆説めいて聞こえるかもしれませんが、「普通の日本人にとって『国際化』は必要か?」ということについて書いてみたいと思います。
日本という国は大変幸運なことに、日本語さえ操れれば日本国内においてコミュニケーションに不都合を感じることはありません。方言はありますが、標準語で喋ればたいていこちらの意は通じます。逆に言うと、日本語を教えるときに標準語(の丁寧体)を基本にしているのはそのせいで、日本語非母語者にとって、話すときに一番通じる可能性の高い言葉として選択された結果なのです。
ことほど左様な単一言語社会にあって、外国語を学ぶ必要性は、国境が地続きとなっていることが多い諸外国と比べたら格段に低いと言わざるを得ません。
外国語及び外国文化を学ぶことは、個人的には興味を惹かれるものの、国内の普通の日本人にとって、どうしても必要、というわけではないような気がするのです。
ただし、外国語を学ぶことによって得るものは、単にカラオケで英語の歌を歌えるだけに留まらず(笑)、結構実際的なメリットもあります。
- 私のような仕事をするものにとって、英語で書かれた解説を読めることは、即役に立ちます。まあ専門的な文章というのは、語彙さえあれば、読むのにそう苦労はしませんが。
- 外国語の文法を覚えることは、プログラミング言語の文法を覚えることとさして違いはありません。むしろ自然言語の例外だらけの文法に比べたら、プログラミング言語の方が簡素で整然としていますから、英語を系統的に学ぶことのできた人はプログラマとしても成功しやすいでしょう。
- 「言霊」という言葉がありますが、私たちの思考の道具として言語がある以上、思考の方も言語から相当の影響を受けていることは想像に難くありません。これは引いては文化間の違いをもたらし、文化の衝突の出発点となっています。何が言いたいかというと、外国語を学ぶと、その話者の思考様式もある程度は察することができるようになる、ということです。アメリカ人の考えそうなこと、中国人の考えそうなこと、ドイツ人の考えそうなことが、その言葉からある程度予想できるのです。
- 外国語学部出身者としては恥ずべきことに、私は未だ、実際に外国に行ったことはありません。が、外国語を話すことによって、一円も使わずに、外国に行った気分になれます。風景なら写真で見ればいいと思っている私にとって、これ以上安価なバーチャル旅行はありません。
外国語を学ぶこと、および異文化に触れることは、きっと精神のアンチエイジングにも役立ちますし、個人的にはお勧めですが、国策とか行政といったレベルで推進することではないような気がします。必要ならおやりなさいですけれども、「これからは英語が喋れなきゃダメ」という偏った考えは持たないほうがいいでしょう。