弊社的超アナログなGTDメソッド

Posted on : 06-07-2011 | By : sino | In : LifeHack, 経営道

GTDという言葉に耳慣れない方も多いと思いますが、”Get Things Done”の略で、簡単に言えば「タスク管理」「やるべきことをどう管理するか」ってことです。

ご存じの通り、私自身はそういったことに関してあまり成績のいい方ではありませんで、過去、いろいろな方法を試してきました。手書きメモから始まり、PCアプリケーション、スマートフォン、ブラウザ組み込みなどなど。重要なのは

  • 嫌でも目に入り
  • 参照したいときはいつでもどこでも即座に参照できる

という2点です。メモ帳に書くのは「それを持ち歩く習慣があり、かつ置き忘れない自信も持ち合わせている人」に限られます。PCアプリケーションはそのデータが入ったを持ち歩かなければならず、スマートフォンは他にしたいこと(Twitter, Skype, Facebookなど)がアイコンの形で目に入るので、ついついそちらに誘惑されがち。まあ普通の自制心を持ち合わせている人なら大丈夫なんでしょうが、そもそもそれさえあればGTDなどする必要もないでしょう。

ただ、最近その究極形に近づいたっぽいので、恥ずかしげもなく公表してみたいと思います。それは「モニタのサイド枠に付箋を貼り、かつ(必要ならば)クラウド上に詳細を書き込む」です。

TODO 付箋

そもそも、ディスプレイ上のスペースというのはPCで仕事をする人にとって貴重な空間です。そこにGTDアプリを常置するくらいなら、いっそ画面の外に出してしまいましょう。付箋なら、さっと書き込め、かつ詳細な情報までは書くスペースはないので、自然と「パッと見てどのタスクのことかわかる」簡潔な書き方になります。それに、終わったタスクを指で揉みくちゃにして捨てると、意外なほど爽快な気持ちになれます。w

また、ここはPCで仕事をする人なら「嫌でも目に入る」場所に他なりません。私は、左側を「やりたいこと、またはオリジナル企画」右側上を「やらなければならないこと」右側下を「出かけたら買ってくるもの」という具合に分けています。

重要なのは、後で見て「えーと、これ何のことだっけ?」と迷うような書き方はしない、ということです。モノの性質上、自分で分かればいい、いやむしろ、自分にだけ分かればいいという点に留意しながら書きましょう。

ネット上に詳細を書き込む場合ですが、私はEvernoteを使っています。弊社の業務の性質上、仕様書や指示書の内容が多岐に渡ることがあり、タスクを補完する意味でも、詳細はどこかに置いておく必要があります。Evernoteであれば、協働者とも共有が簡単ですし、自分自身へのドキュメンテーションにもなります。

これをやっていたところ、家族に「IT企業の社長にしてはずいぶんと原始的だね」と苦笑されました。しかし、それでいいのです。目的さえ果たせれば、手段は原始的でもハイテクでも。

目下の問題は、たぶん100円ショップで買ったものだからでしょうが、「付箋がどんどん剥がれ落ちてしまうこと」です。orz しかし、それを逆手に利用して、時限つきGTDとするハックもあるみたい。。。 とりあえず私は粘着強度高めのしっかりした付箋を買って来ようと思います。

[東北地震]弊社および高梨の状況について

Posted on : 12-03-2011 | By : sino | In : 地域社会, 経営道

お客様各位ならびにおつきあいいただいている皆様

日頃は大変お世話になっております。代表取締役 高梨でございます。
海に近いところに在しております弊社について、ご心配いただいているかと存じjます。まず、私自身、および家族ともども無事でありますことをお知らせさせていただきます。物質的な被害も被っておりません。

以下、弊社でご提供しておりますサービスにつきまして、状況をお知らせ致します。

メーリングリストをご利用のお客様

メーリングリストが稼働しているシステムは米国にホスティングされております。よって今回の地震による影響はほぼないと存じます。ただし、国内回線事情により、大容量のメールが発信できないなどの事象が発生するかもしれません。回線の復旧をお待ちいただいてから送信いただきますようお願い致します。

Webサイト、ブログ等を弊社でお預かりしているお客様

サイトのデータは東京のデータセンターに保管されております。これを書いている時点で全てのデータに異常は発生しておらず、安全に保管されていることを確認いたしました。

コンピュータ、その他修理などでハードウェアをお預かりしているお客様

物理的な被害は全く被っておりません。引き続き、修理作業を継続させていただきます。

その他、弊社内部の情報・データに関して

地震発生直後、ファイルサーバを安全な場所に退避いたしました。現在復旧作業にあたっておりますが、業務への支障は全くありません。

鴨川市内の状況について

海に面している当市にお知り合いがいらっしゃる方のためにお知らせします。私(高梨)が昨日、消防団で待機中に見聞きした範囲では、一部地域で停電が発生しましたものの、人的な被害および家屋の浸水・倒壊などは起こっておりません。報道されているように、今回の震災の被害は想像を絶する規模になっておりますが、当地では幸いにも比較的被害が少なく済んだ地域と言えます。

最後に、今回の地震により、亡くなった、あるいは被災された方々へ衷心よりお悔やみ、お見舞い申し上げます。皆さま、どうかご無事でいらっしゃいますよう。

物・もの Monologue

Posted on : 25-01-2011 | By : sino | In : 経営道

昔から、いわゆる物持ちがいい方で、なかなか使っているものを壊しませんし、壊れたとしてもなんとか直せないかと試すことにしています。先日はつかなくなった100円ライターを直して使えるようにしたら、母に呆れられました。(笑)

が、裏を返せばそれだけ物を捨てられないわけで、当然身の回りは物であふれかえるようになってきます。液晶テレビを買ったんだからブラウン管テレビなんか捨てればよさそうなものなのに、捨てるに忍びず、部屋にごろっと置いてあります。世間では「断捨離」というのが流行っているそうですが、その真逆を行ってるわけで、私らしいといえば私らしいのかもしれません。

ただ、以前と違うのはあまり衝動買いをしなくなったこと。もし欲しいと思ってもネットで価格を調べてから、という頭があるため、店頭に並べてあるモノに興味を引かれなくなりました。で、そのうちに何が欲しかったか忘れるわけです。あんまり経済活性化には貢献しておりませんね。

そんな私ですが、たまには「キヨブタ」つまり清水の舞台から飛び降りるつもりで大きな買い物をします。昨年「買ってよかった」と思えるモノを紹介したいと思います。

ホンダ スーパーカブ

なんと弊社公式の社用車です。(笑) 購入も登録も会社の名義で買いました。今までは自家用車兼仕事にも使っていたトヨタBbがありましたが、弊社の仕事柄、そう大きな荷物を運ぶことはあまりなく、むしろ身一つと工具箱、あっても検証用のノートPCあれば出先でたいていの場合間に合ってしまいます。

二酸化炭素削減が叫ばれる昨今、燃費のいい乗り物は懐だけでなく地球にも優しいはず。ならば、日本が誇る名バイク、カブに乗るのが筋でしょう。オシャレなスクーターじゃなくてカブってところがダサカッコイイと自分では思ってますがどうでしょうか。

実はこれを買うまで自動二輪の類は乗ったことがありませんで、案の定カーブを曲がり損ねてコケてしまい、それからしばらく乗っていませんでした。怖くなったわけではなく、教習所でペーパーライダー講習みたいなのを受けてからにしようと思っていたのです。が、なかなか時間が取れず、結局我流で再度乗り始めました。何が危険かは身をもって体験してるわけで、前よりはパニくらなくなりましたね。なんでもそうですが、一度は痛い目に遭うと慎重になれるものです。

冬になってからはさすがに寒いので、乗り出す回数も減りましたが、車とはちがって天井がないというのは、走っててすごく気持ちいいです。秋晴れの空の下、田んぼのあぜ道を走っていると、なんとも言えない解放感があります。

おまけに驚異的な燃費のよさ!車メインに乗っていたころは大体月に8,000円くらいかかっていましたが、カブだとたぶんその10~5分の1で済んでしまいます。これは素晴らしい。

でも冬になってからは、あんまり乗ってないなぁ。陽気のいい日に乗り回したいと思います。

Nexus One

去年の8月、国内初のAndroidケータイHT-03Aを発売日の朝に買うことを決心し、その日のうちにドコモショップで手に入れてから、もうこれでもかというくらいいじくり回し、使ってきましたが、やはり性能に限界を感じ、Google発のNexus Oneを個人輸入しました。ebay.comで中古の良品が出ていたので、落札し、転送屋さんに依頼して送ってもらいました。

ああ、言っておきますが、これを買ったのはあくまで「観賞用」です。なぜなら、技適(国内法に準じた製品の証)を通っていないため、SIMカードを差して電源を入れるだけで電波法違反になります。

実際使った夢も見ているのですが、動きはサックサクですし、非常に使いやすいです。ROMもFroyo(Android 2.2)ですので最新の機能が試せます。惜しいのはFOMAプラスエリアで使われている800MHz帯に対応していないため、普通のFOMA携帯と比べると電波の受けがよろしくない。実際、家の中では入るか入らないか非常に微妙です。

とはいえ、各種Googleサービスには当然対応していますし、Twitter, Skype, ブログ書き, TODO管理, メール, Webブラウズ(Flash対応)などなど、寝転がってこれをいじっていると、ほとんどPCを開けなくても済んでしまいます。いやはやすごい。

以上はあくまで私がNexus Oneを鑑賞した後にみた夢の話です。本当に使えたら便利だろうなぁ。(笑)

Core i7 17インチノート

長年、といっても3年くらい使っていた DELL Vostro 1500 に不満はなかったのですが、なんとなくGPGPUというのをやりたくなり、液晶も大きくて解像度が高い(特に縦に)のが欲しくなり、ならスペック盛れるだけ盛ってしまえということで、ドスパラのBTOノートを買ってしまいました。まあこだわればもっといいやつはあるんですが、予算もあることなので・・・。

買う前からLinuxをメインOSとして使うことを想定していたのですが、意外だったのは、intel系64bit版のUbuntuはAMDのCPUを想定して作られていること。ia64アーキテクチャなんて公式にサポートされててもよさそうなものですが、そうじゃないんです。気合入れてi7にしたのに、ちょっと拍子抜け。まあ使えてるからいいんですけど。

さすがというべきか、このサイズになるとHDDベイが2つもあり、一つには標準搭載の500GB HDD、空だったもう一つには以前UMPC用に買っておいた32GBのSSDを載せました。システムファイルはSSDに、データはHDDにというとても賢い構成にすることができ、大変満足しています。

ただ、キータッチが若干浅く、キーボードにちょっとこだわる私としては若干不満が残るところです。テンキーなんかいらないから、PageUp / PageDn ももう少し近くにあるといいんだけどなぁ。あ、もちろん、CapsLock と Ctrl の位置は入れ替えてます。

17インチのTFT液晶は期待通り広々と使え、視認性も抜群です。だいたい左側にTODOリスト、右側にSkype、真ん中がメインの作業エリアという感じで使っています。

あと、これだけのマシンリソースがあると、例えばVirtualBoxで複数のOSを仮想起動していてもほとんど気になりません。各種動作確認や開発をする関係で、どうしてもWindowsやMac OS Xの環境は必要なのですが、Webアプリの動作確認するくらいだったらほとんど仮想環境で事足りてしまいますね。OSまるごとアプリのように使えるわけですから、便利な時代になったものです。

数百円〜数千円くらいの細かい買い物はヤフオクやアマゾンでチョコチョコしておりますが、以上3点が値段的にも満足度でも大きめな買い物でした。

あけましておめでとうございます!

Posted on : 12-01-2011 | By : sino | In : 地域社会, 経営道

今年も残すところ353日となってしまいましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか?

というお決まりのボケはさておき、「今年から年賀状は完全電子化します」とTwitterで宣言したにも関わらず、実はそれさえもしておらず、相変わらずルーズな私でございます。

で、その代わりというわけではありませんが、せめてブログで新年のご挨拶をしなければと書いているわけでございます。誠に相すみません。

昨年後半、頻々と体調を崩し、皆様にはご心配をおかけしました。連絡がつかない、ブログも更新されていない、ということでお気がかりの方も多かったでしょうが、これを書いている現在はまあまあ元気にやっております。

ブログを更新していなかったのは、ちょっと言い訳がありまして、去年2月から本格的に使い始めたTwitterにハマっており、こちらで頭の中にあることを始終発信しているため、なかなかブログの記事にするようなまとまった考えができなかった、ということがあります。

私の場合、どちらかというと日々のできごとを晒すのではなく、頭の中にあるテーマというか考えに結論が出たときにコメントする場としてブログを捉えていまして、だから「最近社長のブログ、更新されてないし、難しいおー」と青年の新年会でH人さんに言われちゃうんでしょうが、まあそういうわけなんです。

それでも最近のできごとを振り返ってみると、やはり年末年始といえば飲む機会が多く、親父と違って飲めるクチを持っている私としては、楽しい季節です。もっともついつい飲み過ぎてしまい、親に「お前、二日酔いはまだいいけど三日酔いはするんじゃないよ」と説教されているような次第ではありますが。(汗

あと、できごとというわけではありませんが、最近いろいろな場面で「後輩」ができてくることを感じることが多くなりました。JC然り、消防然り。自分で言うのもナンですが、まあ先輩としてこれほどアテにならないやつもいないだろうと思いますし、それに引き換え、ちょっと年下くらいの人たちのしっかりしていることといったら、我ながら悲しいくらいです。論語には「後生畏る可し(こうせいおそるべし)」とありますが、まさにそんな感じです。

それから、お恥ずかしいことに、最近やっと親と対等にものを言える、あるいは面と向かって批判できるようになってきましたね。収入が安定してきたというのもありますが、時代の方が「ほらみろ、俺が言ったとおりになってきたじゃないか」と言える状況になってきたというのもあります。例えば、ご存じの方もあるかもしれませんが、うちの店(高梨釣具店)では、一昨年まで日◯スポーツという新聞に情報を載せていました。が、こっちに帰って来た当初(9年くらい前)から「これからはネットの時代になるから、新聞なんかやめちまった方がいいよ」と強弁したにも関わらず、親父は「アホ言うな。おめえは(オタクだから)そういうかもしんねえけんが、まだまだ新聞の方が見る人は多いさ」と取り合いませんでした。ところが今では動画ブログを見てくる貸ボートのお客は引きも切らない状態。親父だけに稼がせているのも母に悪いので、今はどうやってツイッターをやらせることができるか思案中です。「お前がやってやれよ」という方もあるかもしれませんが、それだとあんまり面白くない。60過ぎた釣具屋のばあさんがつぶやくとなったら、面白がってフォローする人が出てくると思うんですよね。それに、ITリテラシーの無さでは人後に落ちないうちの親みたいな人に使わせることができれば、それだけ私としても市場が広がるわけで、まあそういう意味では強力なテスターに恵まれているとも言えます。w

ところで最近、タイガーマスクが各地で徳を施しているようですね。明日のジョーも出てきたみたいですし。私はまだちょっと伊達直人になるのは難しいんですが(笑)、実は仕事をする上で範としているマンガのキャラクターが二人いたりします。その二人とは「ゴルゴ13」と「ブラックジャック」。前者はテロリスト、後者はモグリの医者と呼ばれることもありますが、超一流の腕前を持ち、その代わり報酬は法外とも言える金額を要求します。私もコンピュータについて学校で専門に教わったわけではありませんからその点ではライセンスは無いようなものですし、彼らに比べれば報酬なんて微々たるものですが、それでも普通の人の給料を時間で割った額よりは多いと思います。ただ肝心の腕前の方はどうかというと、ちょっと一流とは呼べないだろうなぁ。(笑) 田舎に住んでいるとパソコンの設定・トラブル解決・修理でも、サーバの保守でも、ホームページの制作でも、システム開発でも、なんでもやらなければならず、なかなか分野を絞ることができないのが実情です。

それから、今年の3月でおかげさまで弊社も6年目に入るのですが、「企業理念」についてお詫びしなければならないことが一つあります。「感銘を受け」たとまで言ってくださった当時青年長のK塚さんには申し訳なくも、ご存じの通り、弊社では5年たってもまだ「雇用機会創出」を果たしておりません。正直なところ、最近やっと自分を養うくらいの経営状態になってきたというのが実情です。ただし、弊社の場合、ある意味「機械に仕事をさせるのが仕事」の面がありまして、そういう意味では、人を雇わなくても機械(コンピュータ)にやらせていることで、普通の企業よりも人件は少なくて済むということもあります。「先ず魁より始めよ」の言葉通り、「IT企業こそITの恩恵を最も有効に利用しなければならない」と思いますし、実際そうすることで、企業ユーザへの業務改善のアドバイスなどもできたりもしています。ですので、当面、人を雇う必要に迫られてはいません。起業当時に掲げた理念に反すると見なされても仕方ないことだとは思いますが、ご理解いただければ。

例によってまた長々と書いてしまいました。最後までお読みいただきありがとうございます。本年が皆様および私にとって最高の一年になるように、祈るのではなく、一緒にがんばりましょう!

みんな頑張ってるんだよな・・・

Posted on : 06-07-2010 | By : sino | In : 地域社会, 経営道, 雑考

どっちかというとつぶやきに近いエントリになってしまいます。

最近、いろいろあっていっぱいいっぱいだったんですが、ふと、「自分だけじゃないよな」と思い直しました。みんなそれぞれ責任持って一生懸命やっている。俺だけじゃないよな、って。

私の周りには、仕事の他にご自分の意志で「ボランティア」に取り組んでいる方が多く、私もその真似事をしているのですが、「なんでこの人(たち)はこんなに一生懸命、責任持って事に当たれるんだろう」と思わされることがしばしばあります。そこへ行くと自分のしている事は、非常に無責任で、決まりがつかず、中途半端なんですよね。それは、いろいろ手を出しすぎているからなのかもしれませんが、にも関わらず、ある程度の瑕疵や失敗は大目に見ていただいている。どこへ顔を出しても、たいがい笑顔で迎えていただいています。(裏では怒りを押し殺しているのかも。だとすると怖いですが。)

ただ、いつまでも自分がいっぱいいっぱいじゃあダメでしょうね。私の「後輩」たちは、文句のつけようがないほどしっかりしている奴ばかりで、こっちが恐縮するばかりなのですが、いつか自分(たちの年代)が嫌でもまとめて行かなければならないことを考えると、もっとしっかりしなきゃあな、とも思います。

みんなそれぞれ一生懸命頑張っている。汗かいて、歯を食いしばって、仕事も家庭もボランティアもやっている。俺だけが楽な思いをできるわけがないよな、と改めて思うのでした。

顧客満足度は意外に簡単に得られる、と思う。

Posted on : 25-06-2010 | By : sino | In : 地域社会, 経営道

ちょっと前の話になりますが、日本を代表する自動車メーカーの車がアメリカで不具合を起こし(これも結局本当だったのかあやふやですが)、社長が記者会見を開き釈明していたのをテレビで見ました。きっとご記憶の方も多いと思います。で、その社長が「(当社は)これからも『お客様第一主義』でやっていきます」と言っていたのですが、この規模・実力の企業にしては、なんだか低レベルな目標だなぁとずっと思っていました。

理由は主に二つあります。

一つには「それを言うなら『お客様の生命第一主義』だろ」という点です。もし私が自動車を作る立場だったとして、走行に危険な仕様変更を依頼されたら、たぶん断ります。それで不興を買ってでも、市場ニーズがあることが分かっていても、です。もちろんそのメーカーも同じでしょうが、当の件は自社製品の安全性が問題視されていたのですから、「一に安全、二に安全、三四がなくて五に顧客満足度」くらいのことを言って欲しかった。「お客様第一主義」なんて、その辺の、頭を振ればカラカラと音がしそうな社長さんたちだって言っていることです。

もう一つは、「お客様第一主義」を「顧客満足度第一主義」と読み替えたとして、そんなものを得るのは大して難しいことではない、という点です。私はこの商売を始めてもう5年になりますが、おつきあいさせていただいたほぼ全てのお客様から「ありがとうございました。」「助かりました。」と言っていただいています。正直に言えば、一件だけ、喧嘩別れというか、どうしてもご満足いただけなかったことがありました。こちらとしてはできる限りの誠意を尽くしたつもりでしたが、結局「今回の件でお金はいただきませんが、以後のお取引はお断りさせていただきます」という結果に終わってしまったことがあります。親父の言によれば「お金をもらわないのならお客じゃない」とのことなので、そう考えれば弊社の顧客満足度は今のところ100%を維持しているといってもいいかもしれません。スケジュールは度々遅れ、見積りはすぐ出さず、挙句安くないお金をいただいているにも関わらず、です。

なぜそうなのかは自分でもあまりよく分かっていませんし、地元の人間であることや私一人でやっていることをご存じなので、大目に見てもらっているんだろうな、とも思います。

ただ一つだけ思い当たるとすれば、ちょっと言葉は悪いですが、弊社はお客様を「差別」しているからかもしれない、ということは言えます。「差別」というのは「この人はお金を沢山くれそうだから、優先しよう」とか「この人は有力者だから丁重に接しよう」ということ、ではありません。

そうではなく、「これが今使えなかったら、この人はどれくらい困るだろう」ということを考えて優先度を決める、ということです。例えば、趣味や遊びでたまにインターネットをやる人から依頼を受けた後に、仕事でコンピュータを24時間動かさなければならない人から依頼を受けたとして、これを時系列順に対応したりはしない、ということです。同じ仕事で使っている人の中でも、今動かないと困るのか、明日の夜までに動けばいいのかにもよってもまた違います。前者には「ちょっと別のお客様で急を要する件が入ってしまいまして…。」とご説明した上で、後者を先に対応します。いや、正直なところ、今日動かさなくてはならないコンピュータがありすぎて、後でできるものは後回しにせざるを得ないというのが実状です。幸い、主に都内から請け負う仕事は、夜でもできるのでなんとかこなせてはいるのですが。

もちろん弊社と同じことが全ての企業にできるわけではないことは承知していますが、人間の心理として「他の仕事で忙しいはずなのに、わざわざ自分に対応してくれた」というのは、予想以上に支持を得る理由になり得ます。私はいわゆる営業ということをしたことがありませんが、それでもそのくらいのことは経験から言えます。

ですからいわゆる大企業の方々には「他社との差別化」の前に、「顧客を差別」してみなさい、と申し上げたい。大っぴらに「弊社は顧客を差別しています」とブログに書く必要はありませんが(笑)、より大きな顧客満足を得たいのなら、一度そのくらいの覚悟で事に当たってみてはいかがでしょうか。

弊社で使っているウェブサービス

Posted on : 24-06-2010 | By : sino | In : 経営道

弊社はどちらかというとネット上のサービスを作る立場の会社ですが、作るよりはもちろん利用しているサービスの方が多いです。自分でも把握しきれていないので、解説を加えてまとめてみます。

無料で使っているもの

Google 検索

これがないとたぶん死んじゃいます。それくらい依存しています。私だけではないでしょうけど。

Google リーダー

ブログやニュースをチェックするのに使っています。以前 livedoor の同様のサービスを使っていたのですが、こちらに移りました。

delicious bookmark

もともとははてなブックマークを使っていましたが、非公開のブクマを保存するサービスが有料なので、こちらにしました。

gmail.com

Google社はMSよりもAppleよりも好きなのですが、gmailは実はあまり使っておらず、メールサーバは自前で立てています。その方が何かと自動処理しやすいので。gmailは個人での用途に限っています。

お金を払って使っているもの

Flickr

有名な写真共有サービス。Proアカウント($24/年)買ったんですが実はあんまり使ってません。無料アカウントでもいいかも。まあでも安いからいいかな。

Evernote

最近使い始めたサービスです。名刺写真をアップすると、中の文字で検索できることがわかり、プレミアムアカウント($5/月)を申し込みました。持っている書籍を電子化して突っ込もうかとか、これからがんがん使うサービスになりそうな予感。

ZOHO invoice

見積書・請求書をネット上で作成し、送付するサービス。弊社の顧客様でも請求書をメールで送ってくださる方が多くなってきたので、使い始めました。あと便利なのは、毎月上げる請求を自動で行えることです。でも月に25通請求発行するのに$9/月は高いかも。日本の商慣習に合っていないなど、いろいろ不満もあるのですが他に代わるものがないので使っています。

コミュニケーション系(無料)

twitter

言わずと知れた今最も熱いつぶやきサービス。アカウントはずっと前から取っていたんですが、本格的に使い始めたのはこの4月くらいからです。

Skype

仕事上の連絡などに使っています。Skypeというと音声での会話が有名ですが、主な用途はテキストチャット。複数のPCで使うとログが分散されてしまうのが難点。音声コーデックSILKが公開されたし、誰かOpenSkypeみたいなの作らないでしょうか。

YouTube

見るのもたまには見ますが、家業の釣具店の主な情報発信源として使っています。だいたい200~300くらいの固定視聴者がいるようです。

mixi

最近はほとんどROMと化しています。面白くないし、閉鎖的だし、仲良しゴッコっぽくてあんま好きじゃない。;-P

ネットでの寄付の受け取り方について考えてみる

Posted on : 08-06-2010 | By : sino | In : 経営道

先日のエントリでも書いたように、NHKラジオキャプチャツールは多くの方々にお使いいただき、喜びのコメントも寄せられているのですが、寄付についてはあくまで「任意」なので、寄付をしないでお使いいただいている方の方が圧倒的に多いようです。もちろん、それを嘆くことがこのエントリの主旨ではありません。「では、他にどういう方法があるか」を模索してみたいと思います。

そもそもお金というのは、要は、が発行している金属片や印刷紙で、何かを買うときにお店にそれを渡すと、その額と同じ数字の書かれた品物を渡してくれるものです。ここで重要なのは、私が最終的に欲しいのはその品物なりサービスであって、お金はそれを手に入れるために必要であるということです。

なら、受け取るのは「お金」じゃなくてもいいわけです。かといって例えば「チョコレートを送ってください」と言ったら山ほどチョコレートが届いて始末に困るのは目に見えています。

お金でなくてもいいけど、品物だと困る。では、どうするか。

ソリューション1: 各種ポイントを送ってもらう

今日調べて知ったのですが、各種ポイントというのは結構相互に交換できるようです。どうやって交換していったらいいか、探索するためのサイトもあります。

「え、規約でそういうこと禁止してるんじゃないの?」と思って規約を読み返してみたのですが、例えばR天のポイントを他のR天会員に譲渡することは禁じていますが、他社のポイントをR天に送るのは他の人でも構わないようです。他のサイトがどうなのかは調べていませんが、たぶん似たようなものでしょう。

弊社はご存じの通り、ネットでの買い物を積極的に行っています。一番多いのはア○ゾンですが、YフオクやR天でも仕入れることもあります。

であれば、YフーやR天のポイントを寄付してもらえば、弊社としてもある程度自由が効き、かつ払うほうも「ポイントなら…」と気軽に寄付できます。

ソリューション2:金券を送ってもらう

ビール件や切手、図書券、商品券などなど、多種の金券の買い取りを行っている業者さんを見つけました。あまりポイントをためることに興味がない人でも、これら金券ならば家を探せばある、という方も多いでしょう。弊社としても最終的にはお金に変えられるわけで、ありがたい方法と言えます。基本的に郵送してもらえばいいわけで、高い振込手数料もかかりません。

というわけで

もう少し調べてやってみたい思います。経過はまたご報告します。

弊社サイトに足りないもの。それは…

Posted on : 05-06-2010 | By : sino | In : 経営道

ほとんど個人ブログと化している弊社サイトですが、先日、知り合いの設計士さんと話していてズバリ足りないものに気づきました。それは

実績(これまでにしてきた仕事)

です。

面白いことを書こうとするあまり、企業のホームページは宣伝・広告するためにある、という視点がすっぽり抜け落ちていました。そうです、うちは営利企業なんだから何かするのは利益の追求のためであるべきなのです。

先日のエントリで「今までホームページから仕事の依頼を受けたことがない」と書きましたが、それもそのはず、そのための努力をしていなかったんですから。あいたたたたた….

というわけで、今までの仕事を洗い出し、近いうちにページを追加しようと思います。中には「貴社の実績としてPRすることは控えてほしい」と申し出られることもありますが、まあたいていはOKのはずなので、支障のない範囲であげていくことにします。

あああ、でもやるべきことは他にもいっぱいあるんだった。orz

東京は神田に来ています

Posted on : 27-04-2010 | By : sino | In : ライブブログ, 経営道

鴨川もいいのですが、たまに東京に出て来ると、それはそれで新鮮でいいものです。

もちろん遊びではなく、仕事ですよ、仕事!東京は仕事の匂いがぷんぷんしてます。こっちに住んだらどんだけ稼げるだろう、なんて皮算用をしたい衝動にも駆られますが、まあ鴨川/天津の土地柄や風土、何より新鮮でうまい魚なしには生きられなくなってしまっているので、東京進出は今のところ考えていません。

今日は初めて顔を合わせる会社さんと飲む予定です。なので、昨日天津であがった鰹を遠路はるばるアイスボックスに入れて持ってきました。予約してある居酒屋さんでさばいてもらいます。東京のぜえごっぺはまご茶という食い方を知らないはずなので、でかい顔して教えてやります。

ま、それはさておき、おかげ様でいい感じに仕事を請け負える体制が整いつつあります。リーマンショック以降はぱったり仕事がなくなって、むしろ地元のお客様のサポートでなんとか食いながらえたのですが、その時期ももう脱出しつつあるのかも。日本全体の経済はまだまだ低迷しておりますけれども、徐々に春は近づいてきつつあるように実感しています。

「二足の草鞋をはくな」とか「二兎を負う者は一兎をも得ず」とか「虻蜂取らず」とか、二つのことをいっぺんにやろうとすることを戒めることわざは沢山ありますが、一概にそうともいえないと思います。実際、弊社も「都心部or大手からの受注か、地元の小さなサポートか」という選択はいつも考えていますが、結局両方やっています。(手が回らずご迷惑をおかけする場合もありますが)

経営者たるもの、まずは二兎を追ってみるくらい貪欲でないと駄目でしょう。最初から「両方はできない」とあきらめたものでもありません。やってみなけりゃわからないのですから、やってみて両方上手くいけばめっけものくらいに考えたらいいのだと思います。