昔から、いわゆる物持ちがいい方で、なかなか使っているものを壊しませんし、壊れたとしてもなんとか直せないかと試すことにしています。先日はつかなくなった100円ライターを直して使えるようにしたら、母に呆れられました。(笑)
が、裏を返せばそれだけ物を捨てられないわけで、当然身の回りは物であふれかえるようになってきます。液晶テレビを買ったんだからブラウン管テレビなんか捨てればよさそうなものなのに、捨てるに忍びず、部屋にごろっと置いてあります。世間では「断捨離」というのが流行っているそうですが、その真逆を行ってるわけで、私らしいといえば私らしいのかもしれません。
ただ、以前と違うのはあまり衝動買いをしなくなったこと。もし欲しいと思ってもネットで価格を調べてから、という頭があるため、店頭に並べてあるモノに興味を引かれなくなりました。で、そのうちに何が欲しかったか忘れるわけです。あんまり経済活性化には貢献しておりませんね。
そんな私ですが、たまには「キヨブタ」つまり清水の舞台から飛び降りるつもりで大きな買い物をします。昨年「買ってよかった」と思えるモノを紹介したいと思います。
ホンダ スーパーカブ
なんと弊社公式の社用車です。(笑) 購入も登録も会社の名義で買いました。今までは自家用車兼仕事にも使っていたトヨタBbがありましたが、弊社の仕事柄、そう大きな荷物を運ぶことはあまりなく、むしろ身一つと工具箱、あっても検証用のノートPCあれば出先でたいていの場合間に合ってしまいます。
二酸化炭素削減が叫ばれる昨今、燃費のいい乗り物は懐だけでなく地球にも優しいはず。ならば、日本が誇る名バイク、カブに乗るのが筋でしょう。オシャレなスクーターじゃなくてカブってところがダサカッコイイと自分では思ってますがどうでしょうか。
実はこれを買うまで自動二輪の類は乗ったことがありませんで、案の定カーブを曲がり損ねてコケてしまい、それからしばらく乗っていませんでした。怖くなったわけではなく、教習所でペーパーライダー講習みたいなのを受けてからにしようと思っていたのです。が、なかなか時間が取れず、結局我流で再度乗り始めました。何が危険かは身をもって体験してるわけで、前よりはパニくらなくなりましたね。なんでもそうですが、一度は痛い目に遭うと慎重になれるものです。
冬になってからはさすがに寒いので、乗り出す回数も減りましたが、車とはちがって天井がないというのは、走っててすごく気持ちいいです。秋晴れの空の下、田んぼのあぜ道を走っていると、なんとも言えない解放感があります。
おまけに驚異的な燃費のよさ!車メインに乗っていたころは大体月に8,000円くらいかかっていましたが、カブだとたぶんその10~5分の1で済んでしまいます。これは素晴らしい。
でも冬になってからは、あんまり乗ってないなぁ。陽気のいい日に乗り回したいと思います。
Nexus One
去年の8月、国内初のAndroidケータイHT-03Aを発売日の朝に買うことを決心し、その日のうちにドコモショップで手に入れてから、もうこれでもかというくらいいじくり回し、使ってきましたが、やはり性能に限界を感じ、Google発のNexus Oneを個人輸入しました。ebay.comで中古の良品が出ていたので、落札し、転送屋さんに依頼して送ってもらいました。
ああ、言っておきますが、これを買ったのはあくまで「観賞用」です。なぜなら、技適(国内法に準じた製品の証)を通っていないため、SIMカードを差して電源を入れるだけで電波法違反になります。
実際使った夢も見ているのですが、動きはサックサクですし、非常に使いやすいです。ROMもFroyo(Android 2.2)ですので最新の機能が試せます。惜しいのはFOMAプラスエリアで使われている800MHz帯に対応していないため、普通のFOMA携帯と比べると電波の受けがよろしくない。実際、家の中では入るか入らないか非常に微妙です。
とはいえ、各種Googleサービスには当然対応していますし、Twitter, Skype, ブログ書き, TODO管理, メール, Webブラウズ(Flash対応)などなど、寝転がってこれをいじっていると、ほとんどPCを開けなくても済んでしまいます。いやはやすごい。
以上はあくまで私がNexus Oneを鑑賞した後にみた夢の話です。本当に使えたら便利だろうなぁ。(笑)
Core i7 17インチノート
長年、といっても3年くらい使っていた DELL Vostro 1500 に不満はなかったのですが、なんとなくGPGPUというのをやりたくなり、液晶も大きくて解像度が高い(特に縦に)のが欲しくなり、ならスペック盛れるだけ盛ってしまえということで、ドスパラのBTOノートを買ってしまいました。まあこだわればもっといいやつはあるんですが、予算もあることなので・・・。
買う前からLinuxをメインOSとして使うことを想定していたのですが、意外だったのは、intel系64bit版のUbuntuはAMDのCPUを想定して作られていること。ia64アーキテクチャなんて公式にサポートされててもよさそうなものですが、そうじゃないんです。気合入れてi7にしたのに、ちょっと拍子抜け。まあ使えてるからいいんですけど。
さすがというべきか、このサイズになるとHDDベイが2つもあり、一つには標準搭載の500GB HDD、空だったもう一つには以前UMPC用に買っておいた32GBのSSDを載せました。システムファイルはSSDに、データはHDDにというとても賢い構成にすることができ、大変満足しています。
ただ、キータッチが若干浅く、キーボードにちょっとこだわる私としては若干不満が残るところです。テンキーなんかいらないから、PageUp / PageDn ももう少し近くにあるといいんだけどなぁ。あ、もちろん、CapsLock と Ctrl の位置は入れ替えてます。
17インチのTFT液晶は期待通り広々と使え、視認性も抜群です。だいたい左側にTODOリスト、右側にSkype、真ん中がメインの作業エリアという感じで使っています。
あと、これだけのマシンリソースがあると、例えばVirtualBoxで複数のOSを仮想起動していてもほとんど気になりません。各種動作確認や開発をする関係で、どうしてもWindowsやMac OS Xの環境は必要なのですが、Webアプリの動作確認するくらいだったらほとんど仮想環境で事足りてしまいますね。OSまるごとアプリのように使えるわけですから、便利な時代になったものです。
数百円〜数千円くらいの細かい買い物はヤフオクやアマゾンでチョコチョコしておりますが、以上3点が値段的にも満足度でも大きめな買い物でした。