Category Archives: 地域社会

今さら聞けない「スマートフォンって何がいいの?」講座

日々携帯で悪さをしている、不良大人の皆さまこんばんは。w

最近、各種メディアでも話題になっているスマートフォン、私の周囲でもだいぶ見かけるようになりました。でも、使っているのはまだ比較的ITスキルの高い、「ニイモン好き」な方々に限られるようです。このブログをお読みの方にはそうでない方も多いと思い、差し出がましくもこんなエントリを書いてみました。

さて、そのスマートフォン、略してスマホですが、一見すると

  • バッテリーの持ちが悪い
  • ワンセグが見れない
  • お財布ケータイ機能がない(最近の機種にはついているものもある)

など、「むしろ不便なんじゃないの?」と思われるような短所があります。じゃあ何が嬉しくて使うのか?

鍵は、これまた最近話題の「クラウド」との連携にあります。例えば、メール。

普通、メールというと相手から送られてきたメールはすぐに携帯に入り、読めるようになります。でも、その携帯をなくしたり壊してしまったら? 最近、両国辺りでは携帯がよく壊れるようですが、そうなったら専門の業者に頼まないとデータを復旧できません。それも運がよければの話で、できない場合だってあるでしょう。

でも、メールをクラウドに置きっぱなしにしておき、必要な都度、スマホやパソコンから見るようにしておけば、そのクラウドの設備が壊れない限り、データが失われることはありません。私の場合、自分宛てのメールは過去8年間分をGoogleのクラウドに預けてあります。その容量は、というと、約2.7G。仕事柄、大きめのファイルを受け取ることもありますし、メールの総数もかなりのものになります。その私でも8年で3Gいきません。Googleの場合、無料で7Gまで使えますから、まだまだこの先も余裕はあります。そしてGoogleといえば「検索エンジンの会社」ですから必要なメールを検索することだって楽勝です。

「でも、Googleのクラウド設備が壊れることはないの?」と思われた方、その考察は鋭いものがありますが、あなたの携帯が壊れる確率と、Googleがヘマをする確率、どちらが大きいと思いますか? 弊社ならいつ潰れてもおかしくないでしょうが、天下のGoogleはアメリカ国内はもちろん、世界各所にデータセンターがあり、メールのデータも分散して持っています。(日本にもあるらしいです。)なので、もしどこかのデータセンターが壊滅しても、あなたのメールは他の設備に保管されているでしょう。「でしょう」としか言えないのは私はGoogleの内部でどう管理されているかを知る立場にないからです。

「ってことは、俺orわたしのメールをGoogleに盗み読みされちゃうの?」 規約上、そういうことはしない、とGoogleは謳っていますが、まあしようと思えばできちゃいますよね。が、一個人、あるいは中小企業の持つ情報にGoogleがどれだけ注意を払うでしょうか? あなたが、浮気相手に送ったメールをGoogleが盗み読みして、奥さんに告げ口するというのはありうるシナリオでしょうか?

クラウドによるサービスを展開しているのは、Googleに限りません。私はあまり使いこなしていませんが、Evernoteというサービスもあり、ウェブ上で見つけた記事、スキャナで取り込んだ本をまるごと一冊、あるいはもちろんちょっとしたメモをクラウド上に置けるようになっています。これも例えば、出先でふと思いついたアイデアをEvernoteにメモしておき、後でゆっくりPCを使って検討する、とか、Webからは消失することも多い有意義な情報をEvernoteに取り込んでおき、自分のものとして保管する、などといった使い方ができます。

文字情報に限らず、写真はどうでしょうか? これもスマートフォンで撮った画像をFlickrなどの写真共有サービスにアップロードしておけば、半永久的に失われることはないでしょう。(最近、人為ミスで数千枚を消してしまったケースがありましたが、これはあくまでレアな事故です)

そうそう、携帯電話といえば、何より大切なのが「電話帳」のデータですよね。機種変したら、データが消えていて泣く泣くもう一度登録しなおした、なんて人は多いのではないでしょうか? これもクラウドと常に同期しているスマホなら大丈夫。私の電話帳は約500件のデータが入っていますが、これもクラウド上にもありますし、もちろんスマホにも入っています。パソコンから登録しても、スマホから登録しても常にデータは同期されています。

スマートフォンというと米アップル社製iPhoneが有名ですが、私自身はGoogle発のAndroidケータイ(メーカー・キャリアはいろいろ)を使っています。その理由はいろいろありますが、一番重視しているのが、アップルが「パソコン屋」さんなのに対して、Googleは「ネット屋」であることです。つまり、前者はMacintoshやiPhone, iPadなど、ハードウェアを売ることを重視しているのに対して、後者はネットワークとの連携をサービスの主眼にしています。ハードウェアのイノベーションそれ自体は、私も功績と認めるにやぶさかではありませんが、より重要なのは、ネットワークやソフトウェアだと思うのです。それに、アップルはあらゆる面でクローズド(非公開主義)なのに対し、GoogleはAndroidというOSそのものをオープン(誰でも使えるし、誰でも改変可能)にしています。この自由度の差も、一介の技術者としては考えないわけにはいきません。懐かしいところでは、昔ビデオテープの規格にベータとVHSがありましたが、SONYのベータは他の面でVHSに優っていたのに対し、ビクターのVHSは仕様を他社にも公開していました。結局、どちらの方が市場を席巻したかは、このブログをお読みの皆さまならご記憶ではないでしょうか。

まあ使う側にとってみれば「便利に使えた方がいい」というのはもっともなのですが、開発者としてどちらに食指をそそられるかと言えば、やはりAndroidです。そして、そうしたアーキテクチャ(技術基盤)の方が、勝利を収めてきたことは常に歴史が証明しているところです。

特攻に思いを馳せて木遣り節 マドモワゼルも驚きにけり

毎年のこの季節になりますと、鴨川市消防団第四支団第三分団では旅行にでかけます。団体旅行として悪名高いところでは「ノーキョーのリョコー」が有名ですが、「ショーボーのリョコー」も負けず劣らず程度が悪いかもしれません。w

さて、4日から6日の2泊3日の行程で行ってきたのは、まず鹿児島は知覧。先の大戦で「特攻」「Kamikaze」と称された特別攻撃隊が敵艦隊目がけて離陸していった、あの知覧基地です。「知覧特攻平和館」が建てられており、戦場に散っていった1030柱のご英霊の遺影はもちろん、作戦に使われた航空機、銃後に宛てられた、あるいは銃後から届いた手紙の数々が展示されています。「館内撮影禁止」でしたので、写真をご披露できないのが残念です。

ご遺影を一枚一枚拝見して驚いたのは、一人も、本当に一人たりとも、怯懦・不安・狂気・混乱…などの感情に駆られている表情がなかったこと。中には愉快を楽しむかのように、笑みさえ浮かべられている方もいらっしゃいました。もし「明鏡止水」を表情に表せるものだとしたら、ああいったものになるのでしょう。彼らはだいたい二十歳前後の、まさに「弱冠」の若者たちだったのですが、私などが二十歳当時、あるいは今に至りこれからの人生であのような表情を浮かべて死地に赴くことができるか、甚だ不明と言わざるをえません。

ところで、特攻というと我が国の若者ばかりが散っていったイメージがありますが、実際には朝鮮半島の若者も加わっていたことは意外と知られていません。実際私もそのことは知らなかったのですが、平和会館にあった石碑で「アリランの・・・」で始まっているのが視界の端に止まり、おや?と思って立ち止まって見ると、

アリランの 歌声とほく 母の国に
念ひ残して 散りし花花

との歌が刻まれていました。考えて見れば、さもありなん、ですね。是非は置くとして、当時朝鮮半島は日本の一部だったのですから、当地出身の若者だって特攻に加わることがあってもおかしくはありません。そう考えると「御国のため」と散っていけた者はまだ良い方で、「母の国に念ひ残して」死ななければならなかった人たちの心中は察するに余りあるものがあります。

さて、そのような方たちが文字通り命を懸けて守ってくれた日本に後から生まれた者たちができることがあるとすれば、感謝の念を奉じつつ、平和で幸せな世を存分に堪能することでしょう。というわけで、鹿児島からバスと電車を乗り継いで一路博多へ。

自称「ことばフェチ」の私にとって、方言やなまりは気候・食べ物よりも土地柄を感じられるものに映ります。特に若い女性が土地の言葉で話しているのを耳にすると、ゾクッとくるのは私だけではないはず。博多も例外ではなく、街を歩けば「知っとっとー?」「・・・ば遠かけん」「・・・じゃろうもん」などなど、耳に飛び込んできます。やー、博多ばほんまよかとねー! 1日目の夜、みんなで飲んだ席でも、男の房州弁と女性の博多弁が飛び交い、大変楽しい思いをしました。

まあ博多の中洲に行って夜何もしなかったわけがなく、連合国出身のマドモワゼル・ミ○ェルを招待し、国際交流致しました。ただ、佳境に入ろうかというところで天津の木遣りが廊下から聞こえ始め、何事かと思っていたらドアをドンドン叩かれ始めました。件の○シェルはバスルームに逃げこんでしまうし、私はまあだいたい状況を察していたのですが、ドアを開けてみると、案の定、同行のF川さんがしたたか酔いつぶれ、神輿になっていました。私はなだめなければならない相手がいたので、ドアの外には出なかったのですが、S君はキーを持たず担ぎ出しに参加してしまったそうで、誰ととは言いませんが二人でドアの外でホテルマンを待つハメになったらしいです。Y輔君、お疲れ様。

二日目以降も思わぬところでくさやのニオイを嗅ぐことになったり、いろいろありましたが、大変楽しい旅行でした。アデュー!

あけましておめでとうございます!

今年も残すところ353日となってしまいましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか?

というお決まりのボケはさておき、「今年から年賀状は完全電子化します」とTwitterで宣言したにも関わらず、実はそれさえもしておらず、相変わらずルーズな私でございます。

で、その代わりというわけではありませんが、せめてブログで新年のご挨拶をしなければと書いているわけでございます。誠に相すみません。

昨年後半、頻々と体調を崩し、皆様にはご心配をおかけしました。連絡がつかない、ブログも更新されていない、ということでお気がかりの方も多かったでしょうが、これを書いている現在はまあまあ元気にやっております。

ブログを更新していなかったのは、ちょっと言い訳がありまして、去年2月から本格的に使い始めたTwitterにハマっており、こちらで頭の中にあることを始終発信しているため、なかなかブログの記事にするようなまとまった考えができなかった、ということがあります。

私の場合、どちらかというと日々のできごとを晒すのではなく、頭の中にあるテーマというか考えに結論が出たときにコメントする場としてブログを捉えていまして、だから「最近社長のブログ、更新されてないし、難しいおー」と青年の新年会でH人さんに言われちゃうんでしょうが、まあそういうわけなんです。

それでも最近のできごとを振り返ってみると、やはり年末年始といえば飲む機会が多く、親父と違って飲めるクチを持っている私としては、楽しい季節です。もっともついつい飲み過ぎてしまい、親に「お前、二日酔いはまだいいけど三日酔いはするんじゃないよ」と説教されているような次第ではありますが。(汗

あと、できごとというわけではありませんが、最近いろいろな場面で「後輩」ができてくることを感じることが多くなりました。JC然り、消防然り。自分で言うのもナンですが、まあ先輩としてこれほどアテにならないやつもいないだろうと思いますし、それに引き換え、ちょっと年下くらいの人たちのしっかりしていることといったら、我ながら悲しいくらいです。論語には「後生畏る可し(こうせいおそるべし)」とありますが、まさにそんな感じです。

それから、お恥ずかしいことに、最近やっと親と対等にものを言える、あるいは面と向かって批判できるようになってきましたね。収入が安定してきたというのもありますが、時代の方が「ほらみろ、俺が言ったとおりになってきたじゃないか」と言える状況になってきたというのもあります。例えば、ご存じの方もあるかもしれませんが、うちの店(高梨釣具店)では、一昨年まで日◯スポーツという新聞に情報を載せていました。が、こっちに帰って来た当初(9年くらい前)から「これからはネットの時代になるから、新聞なんかやめちまった方がいいよ」と強弁したにも関わらず、親父は「アホ言うな。おめえは(オタクだから)そういうかもしんねえけんが、まだまだ新聞の方が見る人は多いさ」と取り合いませんでした。ところが今では動画ブログを見てくる貸ボートのお客は引きも切らない状態。親父だけに稼がせているのも母に悪いので、今はどうやってツイッターをやらせることができるか思案中です。「お前がやってやれよ」という方もあるかもしれませんが、それだとあんまり面白くない。60過ぎた釣具屋のばあさんがつぶやくとなったら、面白がってフォローする人が出てくると思うんですよね。それに、ITリテラシーの無さでは人後に落ちないうちの親みたいな人に使わせることができれば、それだけ私としても市場が広がるわけで、まあそういう意味では強力なテスターに恵まれているとも言えます。w

ところで最近、タイガーマスクが各地で徳を施しているようですね。明日のジョーも出てきたみたいですし。私はまだちょっと伊達直人になるのは難しいんですが(笑)、実は仕事をする上で範としているマンガのキャラクターが二人いたりします。その二人とは「ゴルゴ13」と「ブラックジャック」。前者はテロリスト、後者はモグリの医者と呼ばれることもありますが、超一流の腕前を持ち、その代わり報酬は法外とも言える金額を要求します。私もコンピュータについて学校で専門に教わったわけではありませんからその点ではライセンスは無いようなものですし、彼らに比べれば報酬なんて微々たるものですが、それでも普通の人の給料を時間で割った額よりは多いと思います。ただ肝心の腕前の方はどうかというと、ちょっと一流とは呼べないだろうなぁ。(笑) 田舎に住んでいるとパソコンの設定・トラブル解決・修理でも、サーバの保守でも、ホームページの制作でも、システム開発でも、なんでもやらなければならず、なかなか分野を絞ることができないのが実情です。

それから、今年の3月でおかげさまで弊社も6年目に入るのですが、「企業理念」についてお詫びしなければならないことが一つあります。「感銘を受け」たとまで言ってくださった当時青年長のK塚さんには申し訳なくも、ご存じの通り、弊社では5年たってもまだ「雇用機会創出」を果たしておりません。正直なところ、最近やっと自分を養うくらいの経営状態になってきたというのが実情です。ただし、弊社の場合、ある意味「機械に仕事をさせるのが仕事」の面がありまして、そういう意味では、人を雇わなくても機械(コンピュータ)にやらせていることで、普通の企業よりも人件は少なくて済むということもあります。「先ず魁より始めよ」の言葉通り、「IT企業こそITの恩恵を最も有効に利用しなければならない」と思いますし、実際そうすることで、企業ユーザへの業務改善のアドバイスなどもできたりもしています。ですので、当面、人を雇う必要に迫られてはいません。起業当時に掲げた理念に反すると見なされても仕方ないことだとは思いますが、ご理解いただければ。

例によってまた長々と書いてしまいました。最後までお読みいただきありがとうございます。本年が皆様および私にとって最高の一年になるように、祈るのではなく、一緒にがんばりましょう!

房日新聞 12月4日号社説「展望台『無縁社会』」への公開コメント

普段、私は情報収集は専らネットで行っており、あまり新聞というものを読みません。が、房日新聞だけは別で、会社の経費で購読しています。 4日の社説「展望台『無縁社会』」の後半に興味深いご意見を拝見したので、僭越ながらコメントを寄せてみたいと思います。(記事内容については、右画像をクリックしてご参照ください)

この記事の筆者の方はおそらくはご高齢で、ネットをお使いになっていたとしても、メールやWeb閲覧くらいではないかと拝察致します。

まず、「ネットの前提は、隣にいる人も地球の裏側にいる人も同等」とありますが、必ずしもそうではないことをご指摘させていただきます。私は最近Twitterというサービスを楽しく利用しておりますが、例えば鴨川市内在住の方、あるいは鴨川ご出身の方といった、地域を軸にした縁を得ることも多く、地元のローカルな話題で盛り上がることもしばしばあります。またmixiという国内サービスでは地元のある飲食店を中心としたコミュニティが現にあり、月に一度オフ会(誕生月会)が開かれています。私自身が多忙のため、なかなか出席することはかなわないのですが、後者は当地域では稀有な(笑)存在である若者たちにとって貴重な交流の場となっております。

もちろんそれは、私どものような者にとっては「死」が喫緊の憂患事ではないからなのかもしれません。しかしながら、ただでさえ若者向けの娯楽場が少ない当地域で、ネットでの「つながり」を「分断された弧を象徴している」と断じてしまうのはいかがなものでしょうか。道を歩けば見かけるのは高齢者ばかりの当地域の若者にとってネットは貴重な出会いの場であり、もし、「人の死という超リアルな事態に対して…ネットのサイト縁は果たして何をし得る」かを問われるならば、文通や電話も同じことではないかと考える次第です。

遡りまして、「地縁」について、最近新しい知見を得ましたのでご紹介させていただきます。

私自身は、ここ、鴨川市天津地区で生まれ暮らす者として、おっしゃるような地縁を快いものと受け止めております。昔からの知り合い、友人、ご近所に囲まれて暮らし、顔を合わせれば抵抗なく挨拶を交わすことのできるこの街に無類の愛着を持つ者です。

ですが、都内の連携企業社員の方とネットで雑談を交わした折、こうした関係を必ずしも快く思わない、むしろ耐え切れないほど鬱陶しく感じる人もいることを教えられました。別の機会では、Twitter上で「隣人に家の中を覗かれるようにして暮らすなんて自分にはできない」という旨の発言も散見したこともあります。

正直なところ、そうした考えや発言が実際にあることをやや淋しく感ぜざるをえませんが、そうした人もいることも時代の変化として受け止めなければならないとも考えております。幸い、私がおつきあいさせていただいている鴨川市への移住者は、むしろそうした縁を求めて越していらっしゃる方が多く、安心を覚えてはいるのですが。

私自身も初めての経験ですので、こうしたコメントをブログにてお寄せすることが正しいのか、文意から察すればあるいは避けるべきであったかもしれませんが、他に適当な方法を思いつきませんでしたので、非礼の際は何卒ご容赦ください。

みんな頑張ってるんだよな・・・

どっちかというとつぶやきに近いエントリになってしまいます。

最近、いろいろあっていっぱいいっぱいだったんですが、ふと、「自分だけじゃないよな」と思い直しました。みんなそれぞれ責任持って一生懸命やっている。俺だけじゃないよな、って。

私の周りには、仕事の他にご自分の意志で「ボランティア」に取り組んでいる方が多く、私もその真似事をしているのですが、「なんでこの人(たち)はこんなに一生懸命、責任持って事に当たれるんだろう」と思わされることがしばしばあります。そこへ行くと自分のしている事は、非常に無責任で、決まりがつかず、中途半端なんですよね。それは、いろいろ手を出しすぎているからなのかもしれませんが、にも関わらず、ある程度の瑕疵や失敗は大目に見ていただいている。どこへ顔を出しても、たいがい笑顔で迎えていただいています。(裏では怒りを押し殺しているのかも。だとすると怖いですが。)

ただ、いつまでも自分がいっぱいいっぱいじゃあダメでしょうね。私の「後輩」たちは、文句のつけようがないほどしっかりしている奴ばかりで、こっちが恐縮するばかりなのですが、いつか自分(たちの年代)が嫌でもまとめて行かなければならないことを考えると、もっとしっかりしなきゃあな、とも思います。

みんなそれぞれ一生懸命頑張っている。汗かいて、歯を食いしばって、仕事も家庭もボランティアもやっている。俺だけが楽な思いをできるわけがないよな、と改めて思うのでした。

顧客満足度は意外に簡単に得られる、と思う。

ちょっと前の話になりますが、日本を代表する自動車メーカーの車がアメリカで不具合を起こし(これも結局本当だったのかあやふやですが)、社長が記者会見を開き釈明していたのをテレビで見ました。きっとご記憶の方も多いと思います。で、その社長が「(当社は)これからも『お客様第一主義』でやっていきます」と言っていたのですが、この規模・実力の企業にしては、なんだか低レベルな目標だなぁとずっと思っていました。

理由は主に二つあります。

一つには「それを言うなら『お客様の生命第一主義』だろ」という点です。もし私が自動車を作る立場だったとして、走行に危険な仕様変更を依頼されたら、たぶん断ります。それで不興を買ってでも、市場ニーズがあることが分かっていても、です。もちろんそのメーカーも同じでしょうが、当の件は自社製品の安全性が問題視されていたのですから、「一に安全、二に安全、三四がなくて五に顧客満足度」くらいのことを言って欲しかった。「お客様第一主義」なんて、その辺の、頭を振ればカラカラと音がしそうな社長さんたちだって言っていることです。

もう一つは、「お客様第一主義」を「顧客満足度第一主義」と読み替えたとして、そんなものを得るのは大して難しいことではない、という点です。私はこの商売を始めてもう5年になりますが、おつきあいさせていただいたほぼ全てのお客様から「ありがとうございました。」「助かりました。」と言っていただいています。正直に言えば、一件だけ、喧嘩別れというか、どうしてもご満足いただけなかったことがありました。こちらとしてはできる限りの誠意を尽くしたつもりでしたが、結局「今回の件でお金はいただきませんが、以後のお取引はお断りさせていただきます」という結果に終わってしまったことがあります。親父の言によれば「お金をもらわないのならお客じゃない」とのことなので、そう考えれば弊社の顧客満足度は今のところ100%を維持しているといってもいいかもしれません。スケジュールは度々遅れ、見積りはすぐ出さず、挙句安くないお金をいただいているにも関わらず、です。

なぜそうなのかは自分でもあまりよく分かっていませんし、地元の人間であることや私一人でやっていることをご存じなので、大目に見てもらっているんだろうな、とも思います。

ただ一つだけ思い当たるとすれば、ちょっと言葉は悪いですが、弊社はお客様を「差別」しているからかもしれない、ということは言えます。「差別」というのは「この人はお金を沢山くれそうだから、優先しよう」とか「この人は有力者だから丁重に接しよう」ということ、ではありません。

そうではなく、「これが今使えなかったら、この人はどれくらい困るだろう」ということを考えて優先度を決める、ということです。例えば、趣味や遊びでたまにインターネットをやる人から依頼を受けた後に、仕事でコンピュータを24時間動かさなければならない人から依頼を受けたとして、これを時系列順に対応したりはしない、ということです。同じ仕事で使っている人の中でも、今動かないと困るのか、明日の夜までに動けばいいのかにもよってもまた違います。前者には「ちょっと別のお客様で急を要する件が入ってしまいまして…。」とご説明した上で、後者を先に対応します。いや、正直なところ、今日動かさなくてはならないコンピュータがありすぎて、後でできるものは後回しにせざるを得ないというのが実状です。幸い、主に都内から請け負う仕事は、夜でもできるのでなんとかこなせてはいるのですが。

もちろん弊社と同じことが全ての企業にできるわけではないことは承知していますが、人間の心理として「他の仕事で忙しいはずなのに、わざわざ自分に対応してくれた」というのは、予想以上に支持を得る理由になり得ます。私はいわゆる営業ということをしたことがありませんが、それでもそのくらいのことは経験から言えます。

ですからいわゆる大企業の方々には「他社との差別化」の前に、「顧客を差別」してみなさい、と申し上げたい。大っぴらに「弊社は顧客を差別しています」とブログに書く必要はありませんが(笑)、より大きな顧客満足を得たいのなら、一度そのくらいの覚悟で事に当たってみてはいかがでしょうか。

iPadに触ってきました

普段、twitter でも実生活でもお世話になっている「色彩の魔術師」さんがiPadを購入されたとのことで、早速お邪魔して実際に触ってきました。

まあ業者なら自分で買えよって感じですが、そこは普段から

世界一儲かっていないIT企業

と自他ともに認められているところですから、ご勘弁を。

んー確かに新聞や雑誌のビューア、あるいは書籍を読むんだったら秀逸ですね。でもそれだけじゃ勿体ないハードでもあります。

私は「何に使うか」を考えてからモノを購入するようにしているので、ちょっと自分的なキラーアプリが思い浮かびません。よってまだ購入する予定はないです。

ただ、Bluetoothキーボードが使えるようなので、それとの組み合わせで業務につかえるかもなぁという気はしています。

書きたいことは色々あれど…

もう日付的には昨日ですけど、ある人から「忍さん、最近ブログが更新されてないみたいですが…」とご指摘を受けました。

ブログは星の数ほどある中、何を好き好んでかこのくだらない駄文集を楽しみに読んでくれている1日平均1,000人のユニーク読者の方々、本当にごめんなさい。

上に挙げた数字は決して嘘ではなく、アクセスログから最近知った数時です。くどいのを承知で言いますが、1,000アクセスではなく、ほぼ延べ1,000人の人が毎日このサイトを訪れてくれています。まあ到底アルファブロガーとまでは言えないでしょうけど、ちょっと得意になってもいい数字ではないかと思っています。

自慢は置くとして、これも言い訳になっちゃいますけど、最近おかげさまで仕事やら何やらで忙しくて、なかなかまとまった文章を書く時間が取れませんでした。いや本当ならこんなこと書いてる暇があったら他にもやらなきゃいけないことはあるんですけど、今日はご指摘を受けたので、書いています。

さて、時事ネタということなら今日NHKのニュースで知ったのですが、米アップル社の時価総額がマイクロソフトのそれを上回ったそうですね。まあマイクロソフトは基本方針を大転換しない限り、そう遠くないうちに滅亡すると思います。そんなことは私にはLinuxを使い始めた15年くらい前から分かっていたことですけれども。というわけで、もしあなたの業務がMS製品に依存しているのであれば、早いうちに対策を取っておくことをお勧めします。

あと、Wikiの方にいろいろ妄想を書き連ねているのですが、最近ちょっとしたニッチ(未開拓市場)を見つけられたような気がします。まだ準備を進めている段階ですし、もちろん結果なんて出せていないので、それが何なのかは言えないんですが。たぶん、観光業が盛んなこの地域に住んでいて、かつITらしきことをしている弊社にしか見つけられないことなんじゃないかと思っています。

そうそう、それから今日知り合いの建築士の人に「うちの受注の3分の1以上はホームページからだねー」とさりげなく言われてびっくらこきました。恥ずかしながら弊社、自社ホームページを立ち上げて以来、ホームページからの仕事依頼というものを受けたことがございません。まあ各種営業の電話はバンバンかかってきますが、「貴社のホームページを拝見してお仕事をご相談したいのですが…」という問い合わせは一回も受けたことがないんです。(涙目)  弊社がホームページの製作をそう積極的にお勧めしていない主な理由はまさにそこにあります。さんざんお勧めしておいて「で、あんたのところはホームページから仕事来てるの?」と言われればそれまでですからねー。まあブログなど書いているんだったら実績とか載せた方がいいような気もしますが、今後の課題とさせてください。ただ、ある本で「ブログは自分および自社のファンを作るためのツールである」と書かれていて、その意味においては成功しているのかな、という気はしています。

あーあと前にも書きましたが、最近は

mixi <<<<<<<<<<<<<< ブログ <<<<<ツイッター

くらいな感じでツイッターにハマっています。フォロワーは現在のところ175人。まあフォロワー増やすのに命をかけているわけではないんですが、最近「まちツイ」というサービスを発見しまして、それによると鴨川市内在住をうたっているツイッターユーザ33人のうち私は第4位。「なんだ、大したことないじゃん」と思ったあなた、ちょっと私の上にいる3人を確認してほしいです。

ただ、ツイッターで困っていたのは「どうしてこの人は自分に興味を持ってくれたのかわからない」ことでした。「フォローする」ってボタンを押すだけでその理由は書かなくてもいいことになっているので、「NHKラジオ語学番組キャプチャツールで知った」のか「同じ鴨川市在住で知った」のか「偶然知った」のかわからなかったんですが「自動フォロー返し」をするサービスを知り、「なぜ私をフォローする気になったか、よろしければ教えてください」というダイレクトメッセージを送るようにしたら、理由を教えてくださる方もあり、ある程度把握できるようになりました。

まーでもこの手のサービスは流行りすたりがありますからね。ぶっちゃけ私もこういう稼業なのでやってはいますが、世の中にはもっと面白いことは一杯あると思います。なので、興味があってお暇でしたらどうぞ、くらいしか言えません。

今日は自画自賛がかなり入った自意識過剰なエントリになってしまいましたが、もう夜も明けたので今日のところはこの辺で失礼します。おやすみなさーい。

消防小屋で男の焼肉!

一昨日、鴨川貝渚地区で火災がありました。報道によると死傷者は出なかった模様ですが、うちの分団も出動するほどの大きな火災でした。私は、というと市内それも現場に近いところにいたのですが、メールでの出動要請が第2、第3支団だったため、何もせず。。。orz

そんな私ですが、昨日消防小屋に呼ばれまして臆面もなく顔を出すと、そこはなんと七輪で焼肉を焼く宴の会場(!)。うちの分団、どんだけ不労者にやさしいんでしょうか。きっと準備もあったはずなのに、おいしいとこだけ図々しくいただくことになってしまいました。

上の写真は七輪炭火焼の焼肉の模様です。当然、煙はもくもく立ち昇り、下手をすると火災に間違えられかねませんでしたが、味はめっちゃうまかった。酒を飲みながら尿石の話をするのは、煙草を吸いながら肺ガンの話をするのと同じくらい面白かったです。w

直人団長から「高梨くんは、更新しないときは全然更新しないからなー」とご指摘をいただいたので、今日は早速載せてみました。暇が取れればこうして早くアップすることもできるんですけどねー。気ままブロガーなので、お許しください。

つん読?7万冊ありますが何か?

先日、また市の図書館に行って3冊ほど本を借りてきました。今寝る前に読み進めています。

で、職員さんに「蔵書されてる本ってどのくらいあるんですか?」と尋ねたところ「だいたい7万冊です」と。

7万冊! ぱねぇ!w

一日に10冊読んだとしても19年はかかる計算になります。それだけの本が俺に読まれるのを書棚で待っていると思うとお尻がむずむずしてきちゃいますよね。よくそれで市内の本屋さんから苦情が出ないもんだなぁ。ある意味民業圧迫じゃないのかしら。

ただ、データとしてなら7万という数はそう多い方でもありません。私が手がけてきた、というよりバグとスパゲティコードを量産してきたシステムはだいたい検索対象が10万以上はあります。今時のハードウェアを使えば、検索の仕方にもよりますが、まあまあ実用的な速度で結果を出せるでしょう。

借りた本の履歴はまんま個人情報なので無理としても、蔵書データを丸ごと欲しいですね。Amazonやブックオフオンラインと連携するとか、twitter経由で感想コメント投稿できたりとか、いろいろ面白い使い方はあると思うんですが。

あと思うのは、学生さん(中高生くらい)に利用しやすいようにするといいんじゃないかと。私は高校生の時、一ヶ月の本代が10,000円越えることも珍しくなかったクチですが、今思うともっと図書館活用してればよかったなぁ。図書館には「日本文学全集」とか古典に分類されるような、カビ臭い本しかないものとばかり思ってました。まあそういうのも確かにありますけど、最近刊行された本も結構、いやほとんど置いてあります。多少入るのに時間がかかるかもしれませんが、本なんて、映画じゃあるまいし1ヶ月や1年読むのが遅れたところで、なんてことありません。

まあそれはいいとして、例えば天津からなら高校生の脚力をもってすれば図書館くらい軽々行けますが、長狭のぜぇご山の奥からだとちょっと辛いかもしれませんよね。あと時間的にも平日の利用は難しいでしょう。この辺、なんとかならんのでしょうか。ブックスキャナでガンガンスキャンして鴨川市内からはオンラインで読めるとか。Googleならやりそう、というか、やってますけど。

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