天津の田舎もんがNYに行く の巻 – Part.4

最近このネタばっかりですいません。(汗) いよいよ明日早朝(6:55)、羽田を発つことになりました。

しかしここで思わぬ伏兵がっ! なんとハリケーン・アイリーンがアメリカ東海岸を襲いつつある模様。NY現地時間で27日の正午以降は市内の公共交通機関(バス・地下鉄など) が全面的に不通になるとのことです。Σ(゚д゚lll)ガーン 現地に住んでいる方によると「こんな事態は今までなかった」とのこと。俺、今まで自分が折り紙つきの晴れ男だと思ってたんですが、ちょっと考えを改めることにしました。orz 先日はバージニア州でM5.8の地震があったし・・・。

まあでも、約1週間の滞在期間ですし、1日や2日カンヅメになるのも得難い経験と思えばなんくるないさー、と思うことにします。ハリケーンにも負けず、地震にも負けず、天津の田舎もんはニューヨークに行って参ります!(`・ω・´)シャキーン

末尾になりますが、ここまでの準備の間、現地の友人や、弊社社員鈴木さん、友人・知人その他色々な方から、貴重なアドバイスをいただきました。どうにか出発まで漕ぎ着けられましたのも皆様のおかげでございます。また、私が不在の期間中お客様はもちろんのこと、地域社会でおつきあいいただいている方々にはご不便をおかけ致しますが、なにとぞよろしくご了承くださいませ。

それでは行ってきまーす!ε=ε=ε=ヾ(´∀`*)ノ

天津の田舎もんがNYに行く の巻 – Part.3

さて、出発日まで1週間を切りまして、本当に行けるのかどうか不安になってきた高梨です。(汗

最近ご存じの通り円高が進んでおりまして、「市場の動向を見極めた上で」航空券を取ったところ、

106,120円(燃油サーチャージ・諸税込み)

で、往復チケットを取ることができました! (n‘∀‘)η ヤァーッホォー

ちょっと不安なのが、アメリカ国内の空港で乗り換えがあることでして、しかも往復ともにその時間が30分程度しかないことです。乗り換えに3時間かけるコースもあったのですが、生来何につけ待つことが大ッキライなのと、「まー俺の英語力をもってすれば、そんなの人に聞きゃ楽勝じゃね?」とゴーマンかましてみたくなったので、敢えてギリギリの選択をしてみました。

というわけで、NYの友人とゲストルームに到着時刻を連絡し、とりあえず、行く手段と泊まるところは確保できました。

さあ後は荷造りなんですが、「やっぱ海外旅行ったらスーツケースだよなぁ」と思い、買おうとしたところが結構高い。フツーに2万弱とかします。どうしたものかと悩んでいたら、弊社社員から「レンタルもありますよ」とのアドバイス。9日間の旅程だと6千円ちょっとで借りられるようです。これならリーズナブル。ちなみにアメリカ国内への旅行の場合、「TSAロック」がついているものがオススメです。これは何かというと、税関などで検査するさい、TSAでないロックがかかっていると「鍵が壊されて」返されます。TSAロックだと、マスターキーで職員が開けられるので、再度施錠されて返してくれるというわけです。

だがしかし!色々お金を払っているうちに「あれ?ずいぶん手元の現金が少なくなったな・・・」と感じ始めました。まあこの夏は色々遊んだですから、減るのは承知なんですがそれにしても少ない。来月車の保険も払わなきゃいけないのに、このままじゃヤバくね?

・・・などと不安になったりもしたのですが、よくよく考えてみたら、ここのところお客様に請求を発行していなかったのでした。\(^o^)/ そりゃ現金が少なくなるのは当たり前。というわけで、未請求の案件を精査し、請求書を発行。ふーやれやれ。

なんだかバタバタしっぱなしで、まだ見て回りたいところさえ決めてませんが、5日後には出発ですし、なんとかキリつけて出発したいと思います!

宿題や試験勉強で苦しんでいる若い人へ:「勉強って何の役に立つの?」

たかだか地方のFラン大学を、しかも卒業滑って1年余計に通うことになった低学歴者の私が、自分のことを棚に上げて上から目線で語ってみます。ので、いつものですます調ではなく、口語体で書いてみます。想定読者は、中学・高校生。


まず、タイトルに挙げた「勉強って何の役に立つの?」という問いかけについて。正直なところ、俺はそういう疑問を持ったことがない。「ああ、学校の勉強が完璧にできれば、ものすごく役に立つだろうなぁ。なんで俺そうできないんだろ」とは思ったけど。「役に立つ」というのは、学歴があるからいい仕事につけるとか、成績がいいから自慢できるとかじゃなくて、英語ができたら(ほぼ)世界中の人と話ができるだろうし、理科なんかは宇宙がどういう仕組みで動いているのかを教えてくれるし、文章を読めてうまく書くことができたら、ペン一本で食っていけるだろうし、日本や世界がどうやって成り立っていて、これからどうなるかを予測できれば大金持ちになれるだろうし、数学なんてこれ以上エレガントなパズルはないよね。

もちろん、学校の授業で教わることだけが全てじゃない。人間はどうしたって人と関わらなきゃ生きていけないから、友達と遊んだり、恋人を作るのだって大事。何の仕事でも体が資本だから、部活で運動して体を作っておくのも、俺は最近になって身に染みたけど、これも超大事。

あなたたちがかわいそうだなぁ、と思うのは、受験やらテストやらに「追われながら」勉強しないといけないってことです。あと何年後かには高校受験・大学受験が迫っているし、その前にもテストやら試験が沢山ある。それはすごく苦しいよね。俺だって試験前に一夜漬けやって、その後電車で寝過ごしたこと何回もあるし、受験勉強だって夜中に眠りそうになりながらやって、ノートが意味不明の文字で埋められたことがありましたよ。まあ普段から少しずつやっときゃいいんだろうけど、そういう計画性はまるで無かった。w

本題に戻るけど、じゃあそうやって勉強したことが現実に役に立つのか? とてもいい疑問だと思う。即答すると、「これ以上役に立つことはない」だね。

「えー、じゃあ毎日連立方程式解いてるんですかー?」とか「世界史の年号どれだけ覚えてるんですかー?」とかいう声が聞こえてきそうだけど、ここで言いたいのはそういうことじゃないんだな。

要するに、何でもいいけど、「何かを理解する力」ってのは、こりゃもう世の中に出てから超絶役に立つんですよ。

例えば、今深刻な問題になっている原発事故。あれを怖い怖いという人は多いけど、俺なんかは、じゃあなんで怖いんだ?と思うんだよね。もちろん、福島の現場に行って、「マイクロ」や「ミリ」がつかない「シーベルト」がダダ漏れしてるところで作業して来いと言われたら、そりゃ考える。だいたい労働環境もよくなさそうだし。

ただ、東北産の牛肉や三陸沖の魚を食べたりとか、関東で普通に出歩くとかは、ほとんど心配してない。なぜならセシウムが体に取り込まれることがないのを「知って」いるし、ヨウ素は普段から十分取っているし、外を出歩いて浴びるかもしれない放射線の量なんてお話にならない程度であることが「わかって」いるから。それで心配なら太陽風を避けることだって考えなきゃいけない。

少量だって良くないものは良くないだろう、と思ったら、醤油をビンで一気飲みしたり岩塩を丸かじりしたらきっと内臓おかしくなるだろうけど、でも塩分は体に「必須」であることを思い出して欲しい。食塩(塩化ナトリウム)を全く取らなかったら人は死ぬ。

原発があろうがなかろうが、原発の近くに住んでいようが山奥に住んでいようが、放射線は地球のどこにいても毎日浴びるもんなんです。関東圏内は普段よりちょっと高めのところもあるみたいだけど、まあ問題ない範囲。

正直なところ、俺も「シーベルト」っていう単位はこの原発事故で初めて知ったんだけど、「ミリ」が1000分の1、「マイクロ」がそのまた1000分の1を表すことは知っていたし、原子が崩壊するとα・β・Γ線が出て、それぞれの正体がヘリウムの核子、電子、超短波長の電磁波、であることも高校の物理で習って知っていた。

「勉強しても話せるようにならない」とさんざんけなされていることの多い読解中心の英語教育だって捨てたもんじゃないよ。俺の仕事は英語読めなきゃやっていけないし、むしろ英語が読めるだけで70%くらいの問題は解決できる、と思う。だいたい、中学で3年、高校で3年、人によっては大学でさらに4年と、6〜10年、第一外国語として英語を勉強してて、なんでみんな喋れるようにならないのかが不思議だね。俺だって条件は同じだった。多少は自習したし、喋れるようになりたいと熱烈に思ってはいたけど。

かくエラそうに語ってるけど、実は高校以来数学が苦手でね。やっとこさ簡単な微分積分ができるくらいで、虚数なんて心の底ではまだ存在を信じきれてない。ただ、最近その苦手意識を克服すべく、この世で一番美しい数式といわれているオイラーの等式

e = -1

の証明を勉強し始めた。きっと何の役にも立たないだろうけど、まあ自己満足のために。w

だいぶ脇道にそれたけれども、要するに、若い時に勉強しとくと、大人になったとき、たとえそれが初めて見聞きすることであってもパッと理解できる助けになります。「ああこれはこういうことだな」ってのが心に閃く。その感覚を磨くために、もしかしたらその知識自体は役に立たないかもしれないけれども、運動で基礎体力をつけておくのと同じくらい勉強って大事なんだよ、ってことを言いたくてこんなエントリを書いてみました。35のオッサンはお化けと同じで試験なんかないから、あなたたちと同じように苦しむことはできないけど、それでもまだ知識欲とか学習欲はバリバリあります。一緒にがんばりましょう!

天津の田舎もんがNYに行く の巻 – Part.2

8月はなぜか遊びの予定が一杯で、こんな充実した夏は14歳の時以来な高梨です。

さて、祭りも終わり、人生初の海外旅行出発日が今月末に迫って参りました。外国に行くためにかかせないのはなんといってもパスポート。これは先月下旬に申し込んでありましたので、先日館山まで取ってきました。

立小便から壁の柿泥棒まで、悪いことはひと通りしていた私に果たしてパスポートが降りるか心配でしたが、無事GETできました。

そして、今回は1週間ほど滞在する予定なので、いろいろ身の回りのことも調査・準備しなければなりません。まずは宿泊施設。

昨日、現地の友達に紹介してもらっていたゲストハウスからメール連絡があり、滞在後半の3日間は予約が埋まってしまっているとのこと。ただ、調べてみるとその類の宿(?)は結構あるようで、最悪向こうについてから探してもいいかなー、と思っています。

それから、電源についても調べてみました。日本ではAC100Vが標準ですが、アメリカでは 110-240V。昔はこれに対応するのにクソ重い変圧器を持っていったそうですが、身の回りで使う電気機器(ノートPC, iPad, スマートフォン)はたいていアメリカの電圧にも対応していますし、プラグの形状についてもそのまま差し込めるようです。なんてグローバル。

そして、IT屋的にもう一つ気になるものと言えば、通信インフラ。今、日本で使っている携帯をそのまま持って行っても、使えるのは使えるようです。が、「電話を受けたら、国際電話料金(しかも携帯の)が受信者持ち」「データ通信などしようものならパケ死必定」などの噂を聞き、恐ろしくなって調べてみました。(;゚Д゚) するとこんなエントリが。

20100425【TIPS】アメリカでプリペイドSIM(プリペイドケータイ)を買う方法

要するに、向こうについたらAT&Tのショップを探し、プリペイド契約すればいいということでした。幸い、私は去年アメリカからSIMロックフリーNexusOneを購入してありましたので、アメリカではこいつに活躍してもらうことにします。その新しい番号をお客様や知人・友人にお知らせしなければなりませんが、まあこれはメールを送ればいいことです。

後は航空券を買わなければなりませんが、ご存じのように最近、ドル円が激しく乱高下していますので、某大臣ではありませんが「市場を注視しつつ動向をしっかり見極めた」上でオトクなタイミングで買いたいと思います。ていうか私がNYに行くことにした途端円高が進むって、なんて親切な市場なんでしょうか。

というわけで、ひと通りメドが立ったので、今度はどこを観に行くか、面白そうなイベントがあるか、調査開始です。続きはWebで!

「すばらし」くて「画期的」なものなら、「身銭を切って」か「儲けを視野に入れて」やるべき。

ああもう、ほんとはこんなエントリなんて書きたくないんです! 人の発言ややっていることに外から批判を加えるなんてカッコ悪いことこの上ないと自分でも思います。が、自身の良心と信念に照らし、心を鬼にして言わなければならないことも、世の中にはあると思い、書いております。

さて、何をそんなに憤っているかというと、祭りがあったので久しぶりにネット上の情報をチェックしていたら、房日新聞のサイトに7月21日付で下記のような記事が掲載されていました。(中略と強調は高梨)

鴨川のまちづくり支援事業 応募した10団体 すべてに補助金

鴨川市は20日、市民グループが提案・実施するまちづくりの取り組みを支援する今年度の「みんなで育て鯛!まちづくり支援事業」の採択結果を発表。事業提案のあった10団体すべてに対し、補助金交付を決めた。

採択団体と事業計画の概要は次のとおり。
(…中略…)
【立ち上げ支援コース】=補助金上限10万円
(…中略…)
▽かもナビ市民交流メディア創造プロジェクト=市民参加型の市民活動ポータルサイト、市民交流メディアの構築

一瞬、目を疑いました。「え?かもナビって補助金受けるの?しかも、2008年からやってるのに今さら『立ち上げ支援コース』???」

「補助金受けるのがなんで悪いの?」と思われる方も多いかもしれません。私自身、(社)鴨川会議所の活動などで、少なからぬ助成金をお預かりしながら事業を担当させていただいた経験もありますし、補助金なり助成金を受けること自体を云々したいわけではないのです。

ガマンがならないのは、「中の人」の一人が2008年5月30日付でこういうことを書いていることです。(強調は高梨)

補助金体質から脱却しよう!

ここ最近、鴨川市の観光関連(もっと言えば、街づくり)プロジェクトに参加しているが、鴨川のみならず、全国どこでも染み付いてしまっているのが補助金体質である。
さまざまな団体、組合が存在するが、そのほとんどが補助金をあてに運営している。まず補助金ありき、の世界なのだ。
もっとも補助金を拠出している自治体ですら、国や県からの補助金を期待しているのだから、これは全体的な問題と言える。

私は補助金自体は否定しない。
だが、いまの補助金のあり方は根本的に間違っていると思う。
以前、長い年月が経過し、自己改革が行われていないと、組織のための組織になってしまう、ということを述べたが、補助金もまさにその通り。
初心を忘れて、利害のからんだ、各方面の自治体や団体を維持するためのお金になってしまっている。

何かプロジェクトをやる、というときに、真っ先に補助金は下りるのか、下りるならいくらあるんだ、という話になる。
これでは本末転倒である。

本来は何かプロジェクトを進めるにあたって、これはすばらしいものだが、財源的に足りないから、一部を補助金で補ってもらおう、というのが補助金のあるべき姿である。
これが逆になってしまっているのだ。

私は声を大にして言いたい。(というか、機会あらば言っているが…)
補助金体質から脱却しようではないか。
補助金ありきの議論ではなく、自分たちの知恵を出し合い、工夫して、いかに自主財源、自分の体力の中でできるかを考えるべきだ。
もちろん大きな困難は待ち受けているだろうが、それと対峙し、乗り越えていくところにプロジェクトの醍醐味があるのであり、さらに乗り越えたとき、それは大きなノウハウになるのである。

いま取り組んでいるポータルサイトだって、私は新たな補助金を安易に引っ張るのは反対だ。
それじゃ、おもしろくない。
お金がない中で、各団体も、また制作会社も、いかに工夫をしてすばらしいものを作り上げるのか、そこに本当の価値がある。
それができたら、それこそ、全国の画期的なモデルケースの一つになることは間違いない。

私はかつて経営者であったとき、基本的に外部のお金は一切入れなかった。
補助金もこちらから率先して頂いたことはまずない。
他人のお金を入れて、資金潤沢の中、経営をするのは確かに財政的には楽だろう。
だが、全くおもしろくないし、そういった経営は経営の一番の醍醐味を自ら放棄してしまっているようなものだと思う。

「マネーの虎」というテレビ番組があった。
成功した経営者が起業を目指す人のプレゼンをきき、納得すれば投資する、という番組である。
だが、私は投資された人は必ずしも成功者にはなれない、とよく社員に言っていた。
それはこれまで述べてきたことである。
最初から目標資金の中でやったって、おもしろくないからだ。
そこに経営ノウハウは見出されるはずがないのである。

鴨川ポータルサイトを進めていく中で、みな予算の心配をする。
確かにそうだろう。
これだけ規模のでかいウェブサイトを構築するのだ。
普通に考えたら、莫大なコストがかかりそうなところである。

だが、私は「心配いりませんよ。なんとかなりますから」と話す。
根拠も自信もある。
今回少なくとも作り手の一人である私は、このプロジェクトを案件の一つとしてとらえていないからだ。仕事としては考えていないからだ。
むしろ、鴨川を愛する、郷土を愛する一人として、自分のできることをそれを何よりも優先して実行することに重きをおいているからである。

最初から予算を決めてしまっては、その予算内の妥当な仕事しかできない。
そんなのはおもしろくない。
予算は二の次。内容重視。
これだけの内容をたったこれだけの予算でがんばってやったのだ、というところに本当の仕事の価値もある。

いまこそ、補助金体質から脱却しよう!
それが地方、もっと言えば、日本を救う一つの端緒となる。

内部的な事情はよく知らないのですが、トップページに「有料バナー募集」のバナーや「リンクのお願い」がずっと載っている辺りから察して、失礼ながら予算が潤沢にあるわけではないんだろうなぁ、ということはお察ししておりました。補助金を受けるに当たって上の記事を書いた岡野氏の一存で決定したわけではない(願わくは)だろうこともわかっております。

がしかし、こうまで書いたのなら、

「俺達絶対補助金なんてもらわねーから。w 自分らで金が入ってくるようにするつもりなのに10万ぽっちの補助金ってどんだけwww」

くらいの気概は見せて欲しかったのでありますよ。orz

もちろん「年々歳々花相似たり、歳々年々人同じからず」と申しますし、3年も経っておりますから、今とは事情が異なるということもあるでしょう。ただ、逆に言えば、3年もやっていて、まだ「立ち上げコース」という名の補助金に依存しなければならないのだったら、いっそのこともうやめ(以下自粛

かくいう私自身も地域ポータルを作っては潰し作っては潰してきた身ですので、あんまり偉そうなことを言えた立ち場ではないのですが、補助金はもちろん、他の人を巻き込んでまでやろうと思ったことは1ナノ秒もありませんでした。私がやった当時は「ポータル?何それおいしいの?」くらい認知度でしたし、第一他人を巻き込むと自分のやりたいようにできないですし。だいたい1人でも100人分、1000人分のことができるのがITのいいところなのに、それが体現できなくて何がポータルサイトかと。

ああもうこういうこと書いてる自分が情けなくなって、マジでなんかやりたくなってきた! 結果どうなるかわからんけど、やれるだけのことはやってみる!

世界で3番目に有名な「高梨」かつ 鴨川市で1番の「IT企業」になりました。(゚∀゚)

SEOなる言葉に全くといっていいほど興味がわかないなんちゃってIT企業社長の高梨です。

今日、あるお客さんのところで雑談をしていたら「この前『高梨』って検索したら高梨君の会社がずらっと出てきてびっくりしたよー」という話になりました。前からサジェスト(検索キーワードを途中まで入れると候補が表示されるやつ)で「高梨it」がちらちらしているのは知ってたんですが、試しにYahoo!にて「高梨」で検索してみたら

  1. タカナシ乳業株式会社
  2. 高梨臨オフィシャルブログ
  3. 高梨臨Wikipediaページ

に続いてなんと4番目にランクイン! 最近ジャンプスキーで名を馳せている「高梨沙羅」ちゃんを大きく抜き去り、実効順位としては第3位です。

まあもちろん「高梨」姓自体が、鈴木・佐藤・高橋などのメジャー苗字に比べたら少ないってのもあるんですけどね。。。

では、「鴨川市  IT企業」ではどうか。平素、不遜にも「鴨川のGoogle」を自称している弊社としてはいいところを狙いたい。

というわけで、ドン。

トップに来ていました。これって、ある意味地域一番店ってことですよね? その割に儲かってないのはなぜなんでしょうか? orz

どうせなんかSEOやってるんでしょ、と言われそうですが、ほとんど何もしてません。サイトマップも作ったほうがいいんだろうなーとは思いつつ作ってないですし、アクセス数もたまーに(2,3カ月に一回)くらいチェックするくらいで、これといって対策らしい対策はとってないです。

ま、SEOなんて姑息な手段によらずとも、面白いコンテンツを定期的に載せていけば自然とアクセスなんて稼げるもんです。

映画「ソーシャル・ネットワーク」を観ました

今更ながら、Facebookの創業時のゴタゴタをまとめた「ソーシャル・ネットワーク」を観ました。ある友人が「プログラマーなら観るべき!」と言っていたし、私の仕事にもまんざら関係ないこともないので。

冒頭の、ハーバード大学内寮の女子写真を集めるハッキング(?)は言ってることが全部わかりましたね。というより、あれはシステム侵入でもなんでもなく、ただネット上にあるデータをアグリゲートしてるだけの話です。私も情報収集によくやります。

それはさておき、見終わった後思ったことは「うーん、俺ももっとガツガツしたほうがいいのかもなー」ということでした。

アメリカほどではないでしょうが、一時期IT起業が流行っていた頃、日本でもベンチャーに対する期待感が「肌で」感じられた頃があります。はばかりながら、私でさえ「時代の寵児」なんて言われたこともありました。

まだザッカーバーグ氏に直接お会いしたことはないので断言はできませんが、映画を観る限りでは、私がよく知るITベンチャーの社長や元社長にも彼に似た人はいます。人の話を聞かず、自分の能力を過信し、創業時の共同経営者とトラブルになり、云々・・・。どちらかというと、あまり友人に持ちたくないタイプです。w

そういうお前はどうなんだ?と言われそうですが、私は自分の会社をいわゆる「ベンチャー」と考えてはいません。衆目を集め、話題に登り、一部上場し、大金を掴み・・・という野望は正直あんまりないです。それよりは、好きな時間に起きて、旬の魚を味わい、たまに仲間と酒を飲む、くらいの生活ができれば言うことありません。

ただ、もしそうであることが許されるのならば、「鴨川(あるいは南房総)で最高の技術力を持っていたい」とは思っています。技術力と言っても幅が広いですが、言い換えるなら「『はい、それできます』と言える力」かな。お客様に「これ、できる?」と聞かれたとき、「いやーうちではできないですね」とお断りすることができるだけ少ないようにはしたいと思っています。

「そんな受身じゃダメだろ、自分でなんかすごいサービス考えて展開しろよ」という声が聞こえてきそうですが、どうも私の発想は地元では3年ほど早すぎるようで、持ってるネタもあるんですが、あまり実ることなくモチベーションを失ってしまいます。

来月末のNY行きはその辺を肌で確かめたいという希望も実はあります。勘のいい人は気づいているかもしれませんが、最近話題になっているサービスや製品って、ほとんどアメリカ発ですよね。iPhone/iPad, Androidスマートフォン、Twitter, Facebookなどなど。Yahoo!Japanの検索エンジンも、実はすでにGoogleのものを転用している状態です。できれば向こうの同業者の人たちと話をしてみて、自分の考えていることがどのくらい通用するのか、あるいは遅れているのかを確かめてみたいんですね。西海岸にいる人たちはすでに成功してしまった人たちなのでアポ取りは絶望的でしょうが、ニューヨークやワシントン辺りの人くらいだと、天津の田舎者でも相手にしてくれるかもしれません。w

天津の田舎もんがNYに行く の巻 – Part.1

どうも、今まで日本から一歩も外に出たことのない、井の中の蛙の高梨です。

昔から英語は好きで自分なりに勉強していまして、今ではそこそこ喋れるくらいになりましたが、今まで英語圏も含め、外国に行ったことがありませんでした。中学のときに、ある先生が「英語なんてアメリカに住めば簡単に覚えられるよ。」みたいなことを言っていたので、「なら俺は日本にいたまま英語喋れるようになってやる!」と思いたち、現在にいたっております。我ながら素直じゃありませんね。大学の時には留学しようと思っていたら、なんと留年してしまいました。orz

ただまあ、いつかは行ってみたいという希望はずっと持っておりまして、今まではお金があるときには暇がなく、暇があるときにはお金がない、という大変ありがちな状況が続いておりました。

が、今回ある程度両方が見込める状態になったので、ご存じの通り円高ですし、晴れて海外、それもアメリカはニューヨークに行ってみようと思い立ったわけです。そう、あの自由の女神が立っているニューヨーク、です。栄町で入浴するのとはわけがちがいます。w

なんで近場の韓国でもなく、日本人に人気の高いハワイでもなく、いきなりニューヨークかというと、理由は単純で「友人がいるから」です。以前、彼とその一家は鴨川に住んでおり、ALTとして働いていたときに知り合いました。毎年夏になると鴨川に来ていたので、今年は来るのか聞いてみたら「行く予定はない」とのこと。

ならこっちから行こうというわけで、その友人にはホテルの手配をお願いし、私は航空券とパスポートを準備すればいいことになりました。向こうでも色々楽しいところに連れて行ってくれるそうなので楽しみです。

しかし、そうは行っても*初*体*験*なのでやはり不安はあります。ニューヨークなんて一歩間違えたら危ないエリアに踏み込んでいた、なんてことになりそうだし。

まず行ってみたいのはニューヨークからは離れるんですが、スミソニアン博物館。日本に原爆を落としたあのエノラ・ゲイが展示されている有名な博物館です。前の消防旅行で知覧に行ってきましたが、アメリカではエノラ・ゲイがどのように評価されているのか、非常に気になります。

また、アメリカでITというと、西海岸のシリコンバレーが有名ですが、東海岸部にもいくつか有名な大学がありまして、その一つがボストンのマサチューセッツ工科大学(MIT)。実は大学の友人がMITのTシャツをおみやげに買ってきてくれたんですが、その後はからずも体が成長してしまい、今ではパッツンパッツンの上におヘソが出ちゃうようになりました。orz ので、もう少しゆったりめの服を買い直そうと思います。

あと、計算機屋なら誰だって見てみたいのは世界初の「汎用型」コンピュータ “ENIAC”ですよね。

 

 

祖国ハンガリーに侵攻するナチス軍に抵抗するために、アメリカに亡命していたフォン・ノイマンはこのENIACの後継機種EDVACの設計・開発に積極的に貢献したというエピソードがあります。この頃、計算機の主な利用用途といえば、真っ先に軍事目的でした。

インターネットも元々は、合衆国に散在する大型コンピュータ同士をリンクして、どこか一ヶ所が核攻撃を受けても他のマシンで対応できるように、という方針のもと整備されました。それが大学機関同士を結び研究者に開放され、その後商用サービスとして企業が提供できるようになり、一般市民も利用できるようになった、という経緯があります。

また、プログラマにとって恥ともいえる「バグ」の語源は、このころのコンピュータでは真空管が多用されており、その光と熱に集まった蛾が、故障の原因になることが多く、その蛾をさして「バグ(虫)」というようになった、という説もあります。

ちょっと離れたニューヨーク「州」には IBM本社がありますし、計算機屋としての見どころはアメリカ東部にもいろいろあります。

コンピュータの歴史を知るという意味では、大変面白い旅になりそうです。

Excel 2003 で共有フォルダの .xls ファイルを開くのにものすごく時間がかかる件

未だMicrosoftプロダクツから脱却できない、しかも諸々の事情により、新バージョンに乗り換えることのできない皆様こんにちは。

弊社のあるクライアントから「ストレージサーバ内のファイルの開きが悪い」との報告を受け、この何日か原因を探っておりました。「悪い」ってのはどういうことかというと、開くのにものすごく時間がかかり、タイムアウトしてしまい、その結果としてExcelが落ちるということでした。

私のVirtualBox内では現象が再現できなかったため、わからずにいたのですが、今日客先でぐぐったら意外な原因であることが判明したのでお知らせしたいと思います。

こちらにあるように、この現象の原因は、最近配布された「Microsoft Office File Validation Add-in (OFV: Office ファイル検証機能)」にあるようです。実際、弊社の環境でもこのアドインをインストールした状態で、共有フォルダ内の .xls を開こうとしたらやはり「開きが悪」くなりました。

さらにM$らしいというか、上記ページに書いてあるレジストリの位置が間違っています。w 大丈夫か、M$ !

誤:HKEY_CURRENT_USER\Software\Policies\Microsoft\Office\11.0\

正: HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Office\11.0\

というわけで、この不具合を回避するレジストリを配布させていただきます。

OFV-fix.zip

OFV-fix.zip

 

ご注意! このレジストリを適用する前にバックアップを取ることを「強く」お勧めします。また、適用したことによる引き起こされた不具合・データ消失・その他いかなる損害についても、弊社は一切責任を負いません。適用はご自身の判断にて行ってください。

というか、M$の尻ぬぐいは勘弁して欲しいっす。。。みんなLinux使ってHappyになろうぜ!

弊社的超アナログなGTDメソッド

GTDという言葉に耳慣れない方も多いと思いますが、”Get Things Done”の略で、簡単に言えば「タスク管理」「やるべきことをどう管理するか」ってことです。

ご存じの通り、私自身はそういったことに関してあまり成績のいい方ではありませんで、過去、いろいろな方法を試してきました。手書きメモから始まり、PCアプリケーション、スマートフォン、ブラウザ組み込みなどなど。重要なのは

  • 嫌でも目に入り
  • 参照したいときはいつでもどこでも即座に参照できる

という2点です。メモ帳に書くのは「それを持ち歩く習慣があり、かつ置き忘れない自信も持ち合わせている人」に限られます。PCアプリケーションはそのデータが入ったを持ち歩かなければならず、スマートフォンは他にしたいこと(Twitter, Skype, Facebookなど)がアイコンの形で目に入るので、ついついそちらに誘惑されがち。まあ普通の自制心を持ち合わせている人なら大丈夫なんでしょうが、そもそもそれさえあればGTDなどする必要もないでしょう。

ただ、最近その究極形に近づいたっぽいので、恥ずかしげもなく公表してみたいと思います。それは「モニタのサイド枠に付箋を貼り、かつ(必要ならば)クラウド上に詳細を書き込む」です。

TODO 付箋

そもそも、ディスプレイ上のスペースというのはPCで仕事をする人にとって貴重な空間です。そこにGTDアプリを常置するくらいなら、いっそ画面の外に出してしまいましょう。付箋なら、さっと書き込め、かつ詳細な情報までは書くスペースはないので、自然と「パッと見てどのタスクのことかわかる」簡潔な書き方になります。それに、終わったタスクを指で揉みくちゃにして捨てると、意外なほど爽快な気持ちになれます。w

また、ここはPCで仕事をする人なら「嫌でも目に入る」場所に他なりません。私は、左側を「やりたいこと、またはオリジナル企画」右側上を「やらなければならないこと」右側下を「出かけたら買ってくるもの」という具合に分けています。

重要なのは、後で見て「えーと、これ何のことだっけ?」と迷うような書き方はしない、ということです。モノの性質上、自分で分かればいい、いやむしろ、自分にだけ分かればいいという点に留意しながら書きましょう。

ネット上に詳細を書き込む場合ですが、私はEvernoteを使っています。弊社の業務の性質上、仕様書や指示書の内容が多岐に渡ることがあり、タスクを補完する意味でも、詳細はどこかに置いておく必要があります。Evernoteであれば、協働者とも共有が簡単ですし、自分自身へのドキュメンテーションにもなります。

これをやっていたところ、家族に「IT企業の社長にしてはずいぶんと原始的だね」と苦笑されました。しかし、それでいいのです。目的さえ果たせれば、手段は原始的でもハイテクでも。

目下の問題は、たぶん100円ショップで買ったものだからでしょうが、「付箋がどんどん剥がれ落ちてしまうこと」です。orz しかし、それを逆手に利用して、時限つきGTDとするハックもあるみたい。。。 とりあえず私は粘着強度高めのしっかりした付箋を買って来ようと思います。

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