Category Archives: 地域社会

bB車検前メンテ!エンジンオイル、オイルフィルタ、成り行きによりATFも交換!(;・∀・)

春です!春ですよ、皆さん!猪木のモノマネしてたけど、アントキノに完璧にくわれた芸人のことじゃなくて、本物の春がやってきました。キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!

啓蟄もすぎると、走りの虫、イジリの虫がわらわらと湧いて来ますよね!ね!ね! 菜の花満開の田んぼを突っ切るもよし、バイクやクルマのメンテするもよし、カーキチ・バイキチにとっては絶好の季節!

「カブ カスタム」「カブ メンテナンス」などのキーワードで結構な順位を占める当ブログですが、今まで魔の手を封印していた、ク・ル・マ方面に挑戦することにしましたぁ!!! :*:・。,☆゚’・:*:・。,ヽ(・∀・)ノ ,。・:*:・゚’☆,。・:*:

さて、私の愛車はトヨタbB君です。「君です」なんていうと愛着あるように聞こえますが、実はMINIのキープに挫折し、両親・親戚・カーディーラーから言われるままに購入してしまった、「政略納車」で乗り始めたクルマでした。。。オーナーと似ていてちょっと横幅広めですが、若者感漂う風貌が気に入っています。

bB

※写真はハメコミ合成です

 

5年前から乗っていますが、今までぶつけたとき、整備はもちろん車検もすべて伯父(整備工場会長)に任せっきりでした。。。というか、そもそも手をかけるのが面倒くさかった。まあ普通はそうですよね。

しかし! 今度の4月の車検は「ユーザー車検」 つまり自分で袖ヶ浦の車検場まで乗って行って車検を受けよう!と一大決心をしたのであります!(大げさ)

そう思うに至った理由はいくつかあります。

  • プロに頼むと、なんやかんやで10万はかかる。。。。(´;ω;`)
    諸経費(重量税・検査手数料・自賠責保険など)で5〜6万はしょうがないとして、各種整備もやってくれます。まあ安全のためにはやってもらったたほうがいいんでしょうが、中には「これ直す必要あんの?」というものまで・・・。相手が親戚だと、つきあいもあるのであんまり強く言えないんですよね。そんならいっそ自前でやっちゃる!と親戚づきあい蹴っ飛ばすことも辞さない覚悟を決めました!
  • カブのメンテやカスタムで、小なりとはいえ、乗り物をいじる経験は積めました。もちろん原付と自家用車では全くといっていいほど違いますが、まあやることはネジをしめたりゆるめたり、オイルやフルードを注いだり、と基本はかわりません。それにカブのエンジンは4ストだし、似たようなもんです。w
  • 大山在住のクリスというアメリカ人の友達からセルフ車検をやったよ!とFacebookに書き込みがありました。技術レベルはおくとして、アメリカ人にできて日本人の俺にできない理由はないだろう、と。w 少なくとも書類手続きで困ることは無さそうです。
  • 陸運局のサイトを筆頭に「ユーザー車検」「セルフ車検」でググると結構な情報が出てきます。ブログネタとしては持ってこいですやね。先達の証言や情報を元に充分準備できる、と考えました。

ユーザー車検の情報と並行して、bBのメンテナンスについても調べていたところ、「オイルエレメントは車検を目安に交換しましょう」との記事が。

「オイルエレメント?なんじゃそれ?オイル添加剤のことか?」とまあそんなレベルからの出発でした。

とりあえず、オイルとオイルフィルターの交換を自前でやろう!

カブのメンテも、最初は「自分でオイル交換できるようになれば工賃取られずにオイル代だけで済むんだよなー」と、なんともセコい発想から始まりました。前述のオイルエレメントというのはオイルフィルターともいい、つまりエンジンオイルの濾過材です。まあフィルター変えてないからといって車検が通らないわけではありませんが、メンテナンスの手始めにはちょうどいいと思い、当面の目標をここに定めました。

クルマの下に潜ってみたい!

自動車整備といえば、アレですよね、車体の下に仰向きで潜り込んで、なにやってるかわからないけどレンチだのなんだの使って作業する、あの格好をやってみたい♡と思いました。普通に考えればジャッキで車体上げてウマはかせて・・・となるのでしょうが、ジャッキにしてもウマにしてもそれなりにお金かかりますし、いちいちジャッキアップするのがめんどくさい。というわけで、タイヤスロープ(カースロープともいいます)を、まず自作することにしました。

カ◯ンズで1本248円(2×4 6フィート)の安い木材を6本買い、↓こんなものを作ってみました。

切り終わって仮組みしたところ

切り終わって仮組みしたところ

自作タイヤスロープ

 

実際に車を載せてみたところ

実際に車を載せてみたところ

木が黒く汚れているように見えるのは、防腐剤を塗ったからです。乗り上げたときに進みすぎて落ちないよう先の方に輪留めを設けました。木材を斜めに切るのに骨折りましたが、まあまあ満足できるものができました。

いよいよオイル交換! のはずでしたが・・・

これでいよいよ車の下に潜り込む目処がつきました。あとは交換用のオイルとエレメントを買って替えるだけ。へっへー、楽勝じゃん!と、このときは思っていました。

排出されたオイルを受けるための箱

排出されたオイルを受けるための箱

エレメントを収めているカップ型のパーツ

エレメントホルダー

手順としては、

  1. オイルパンのドレーンボルトを緩めて箱で受け、出し切ったところでまたボルトを締める。
  2. ホルダーを外してエレメントを交換し、組み付ける。
  3. オイルを規定量入れて、糸冬 了…_φ(゚∀゚ )アヒャ

となるはずでした。1.は簡単でした。

順調に流れ出ているように見えるオイル。しかし・・・!

順調に流れ出ているように見えるオイル。しかし・・・!

ほら、ちゃんと出てますよね?オイルパンからオイルが出ている、そうしたんだから当たり前のことです。(が、このとき犯した重大な間違いにはこの時点で気づいていませんでした。)

じゃあさくっとエレメント交換するかー、とホルダーを回そうとしたところ・・・かっってえぇぇぇ!なんじゃこりゃぁ?形状からして手で回せるものと思い込んでいましたが、ビクともしません。ほんとに外れるのかってくらい固い。しかたなく、周囲に二箇所ある突起に当て木して、玄能で叩いてみましたが、それでも回りません!おいおいこれどうやって開けるんだっつーの!?

慌ててスマホで「オイルエレメント 交換」でググると、なにやら「フィルタレンチ」という専用工具が必要らしい。ホルダーにも25N・m とか鬼のようなトルクが刻印されています・・・。

しかたない。オイル無しじゃ走れないので、エレメントの交換はあきらめ、とりあえずオイルを入れて退却することにしました。じゃあまあオイルを適量注ぎこんで、ゲージでチェックして・・・あれ?全部抜いたはずなのに、ずいぶん余計に入ってるな?んんー、なんでだろ?と疑問を抱えつつ帰り道に着くと・・・

は?ギヤシフトがおかしい?回転数だけあがって速度が出ない???え?なんなのこれ???

ここに至って自分が犯した重大なミスに気づきました。エンジンオイルを抜いたつもりが、ATF(オートマフルード)を抜いちまった!!!そう、なんか色が焦げ茶じゃなく赤紫だったから、変だなぁとは思ったんですよねぇ。orz

知り合いの車屋さんに速攻電話し、「エンジンオイルと間違えてATF抜いちゃったみたいなんですけど」と告げたところ「合うフルードがないなぁ。一応走るんなら、用心して帰りなよ。」とのこと。ミッションが壊れないことを祈りつつ、気もそぞろに車庫までたどりつきました。はぁ。

翌日、カーディーラーに問い合わせてATFの在庫を確認したところ、4リットル缶を確保してもらうことができました。お値段約3,500円ナリ。orz

bB用純正オートマフルード

bB用純正オートマフルード

ついでに、フィルタレンチなる工具もカ◯ンズで入手。

エーモン フィルターレンチ 小径 G702 980円@カインズ

エーモン フィルターレンチ 小径 G702
980円@カインズ

また、再度交換用にカインズブランド5W-30のオイルも買いました。前回は10Wの安いやつを買いましたが、結果的に捨てざるをえなくなったので、それでよかったのかも。

さて、これで準備は整いました!まずは間違えて抜いてしまったATFを補充しなければなりません。ここは詳しくは省きますが、オイルと同様ゲージが刺さっている管にジョウゴをはめ、若干こぼしながらも一応規定量は入りました。この時点で軽く試走し、クラッチの異常が解消されているかをチェック。港湾道路で70km/hくらいを出してみましたが、特に問題ありませんでした。これでやっと振り出しに戻ったことになります。

作業場所を比較的地面が水平な天津港埋立地に定め、いよいよ「オイル&エレメント交換」に入ります!

今度は間違えずに、左側のオイルパンのドレンボルトを外します。こちらも結構なトルクがかかってました。(後で知りましたが、規定トルクは29.5N・m)

オイルをドバーッとあらかた出し切ったところで、懸案だったエレメントホルダを外しにかかります。

この写真だと、周りの2つの突起にレンチをかけてますが、それでは外れませんでした。レンチの輪を小さくして、外周部全体にギザギザがかかるようにして、「ぐぬぬぬ!」と全身全霊の力を込めて反時計回りに力をかけたら、「ガッ」と少し動きました。やったー!

少し回ると後は楽なもので、レンチでゆるめ、さらに手回しでもゆるめられます。

そして、外れた結果がこちら。

ついに外れたエレメントホルダ

ついに外れたエレメントホルダ

ひっくり返してみると、んーやっぱりエレメント汚れてますなぁ。新品と比べるとよくわかります。

で、めでたく装着完了。Oリング(黒いリング状のゴム)ももちろん新品に替えます。

あとは、これを元の位置に取り付ければよいだけ。規定の締め付けトルクは25N・mですが、これはまあ「ぐぬぬぬ」で判断しました。w エレメントホルダ、ドレンボルトともに組み付け完了した図が以下。

さて、いよいよボンネットを開け、オイル入れるべぇ、と立ち上がったら、ギャラリーを一人発見。どうやらカモメの中にもクルマ好きはいるようです。

何か変なことやってるヤツがおる…と思って見に来たんでしょうか?

何か変なことやってるヤツがおる…と思って見に来たんでしょうか?

注入口のキャップを開け、オイルを缶から直接入れようとしたんですが、ここで困った事態が。風が強くてオイルが煽られ、かなりの量がこぼれてしまいます。。。うーん、と悩むこと10秒、車に厚手のつるつるした紙(日本語教室で使った古カレンダー)があることを思い出し、即席のジョウゴを作りました。これならロスなく注ぎ込めます。

規定量は後で知りましたが、エレメント交換後は3.1リットル。4リットル入りの缶を全部入れたので、こぼれた分を計算に入れるてもちょっとオーバーかな。いや、もちろんゲージでも確認したんですが、オイルが新品なので、色が薄くてわかりにくいんですよ。

オイルキャップをきっちり閉め、いよいよエンジンをかけてみます!緊張の一瞬!

ぶぅぅぅん!

おおー、かかった!かかりました!(当たり前) エンジン内にオイルを巡らせるため、少しアイドリングさせます。

んー、油温が上がると、静かにかつスムーズにエンジンが回っているのがはっきりわかります。本来はこんなに静かなんだなぁ。

港湾道路をしばらく試乗し、問題なさそうなことを確認して、車庫へ。長かった挑戦がやっと終わりました。(頭の中ではプロジェクトXのエンディングテーマが流れてます。w)

公道を乗り回すのは後日にするとして、この時点で気になっていることがいくつか。

  • エレメントについてきた白いプラスチック部品(エレメントプラグ、というらしい)は何のために使うのか?
  • 先達の情報によると、ドレンボルトにはアルミのワッシャー(ドレンワッシャー)がはまっていて、これを潰すようにして締め付けるはず、なんですが、ついてなかった。なのでちょいキツ目にボルトを締め込みました。

この辺は人に聞くなり調べるなどして、解決しようと思います。

まあまあ、なんとか無事に目標は果たせたの一安心です!ATF交換したのは想定外でしたがw しかし、カブのメンテから考えると、やっぱりクルマって「フクザツ」だよなぁ。オイル・フルード関係に限っても

  • エンジンオイル
  • ブレーキフルード
  • ATF(オートマフルード)
  • パワステオイル

と4種類もありますし、さらにエンジンクーラント、バッテリー液、ウォッシャー液などもチェックしなければなりません。それにエンジンは4気筒なのでプラグも4つありますし、EFIだのコンピュータだの。。。ああセルモーターやダイナモもあったわ。

これだけの機構が間違いなく動かないとまともに走れないんですから、そりゃクルマ屋さん繁盛するわけですよ。パーツ自体もバイクに比べたら高価ですしね。

・・・なんてうがったことも考えてしまいましたが、思わぬミスで事故が起こらないことを祈りつつ、今回の挑戦にはピリオドを打ちたいと思います。長文お読みいただき、ありがとうございました!

 

高梨的「賢い(?)」買い物メソッド

市内の百均やカイ◯ズ、◯D◯YAなどもよく行きますが、ネットでもよく買い物をする高梨です。

このブログをお読みの皆さんなら、すでにネットで買い物をしているかもしれませんが、今日はもうちょっと踏み込んで、「賢く」「騙されずに」買い物をする方法をご紹介します。はじめにお断りしておきますが、この記事によって生じたいかなる損害も私は保障いたしません。採用・不採用はあくまでもご自身の責任で。

オクではウォッチリストで「アタリ」をつけておく

オークションサイトといえば日本最大の「Yahoo!オークション」。きっとご利用の方も多いと思います。市内で手に入りそうな人気商品はもちろん、ネジ一本から中古の部品まで、まず見つからないものはないといっていいでしょう。レアなところでは「ミジンコの卵」を買ったことがあります。ww

難点なのは、「オークション」なので、一度入札に参加してしまうと、高値更新されるか実際に落札するまで降りることができないこと。複数商品があった場合には、他に入札した方が安くて、損した気分に・・・なんてこともあると思います。

そこで、欲しい品を見つけたら、一旦「ウォッチリスト」に登録しておくことをオススメします。よほどレアな商品でなければきっと今後も出品されるでしょうし、同じ商品が複数出品されていることもあるでしょう。パッと見て、安いところをいくつか登録しておきます。

そして、その競りが終わった頃に「終了したオークション」を確認し、だいたいの「相場」を把握します。つまり、つい競りに入れ込んで、相場より高い値で落札してしまうことをこの方法で防ぐわけです。

あと、オークションではあまり「高いモノ」を買わない方が、いろいろな点で賢明と言えるでしょう。実際私も、商売で必要なモノ、つまり道具やPCパーツなど、自分の目が効くものを除き、趣味で買っているのは高くても数千円の品ばかりです。1万円を超えるものならネットショッピングの方が安心ですし、安い場合も多いです。

アヤシイ出品の見分け方

よくも悪くも、いろいろな品があるのがオクのいいところですが、中にはちょっとどうかな?と思う出品があるのも確かです。見分けるのはなかなか難しいですが、私はこんな点に注意をしています。

  1. 日本語が変
    日本人でも書き間違いはありますが、外国人特有の間違え方、というのもあります。例えば、敬語・丁寧語の使い方がおかしかったり、形容詞(大きい、安い、など)の接続の仕方がおかしかったり・・・。文法的な間違いが頻繁に見受けられるようであれば、注意した方がいいかもしれません。
  2. 送料・梱包料が馬鹿に高い
    商品はかなり安く出品されているのになぜか入札がないなぁ・・・と思ってよくよく見てみると、小さな品なのに送料があり得ないほど高い!しかも同梱不可!なんてことがよくあります。せっかく激安落札できても、送料や梱包料でお金を取られるなら結局は損をしてしまいます。詳細をよく確かめ、送料にいくらかかるかをチェックした上で入札しましょう。
  3. 商品写真がイメージ画像のみ
    つまり、自前で撮影した写真ではなく、Amazon他のショップサイトで採用されているタログ用画像を転載しているケースです。実際に品があるのであれば、説明用に撮影できるはず。それなのにイメージ画像しかなかったら、ちょっと気をつけた方がいいでしょう。

Amazonでの私の買い物

ヤフオクと並んで「何でもある」系のサイトといえば、やはりAmazonでしょう。最初期は書籍のみの販売でしたが、今では家電・生活雑貨・食品・衣服・機械ものなどなど、なんでも揃いますよね。しかも送料が安い、または無料で、市川に配送センターがあるので、千葉県民なら短時間のうちに商品を手に入れることができます。

私がAmazonで買うのは、書籍、特に技術書の類と、PC用パーツが多いです。書籍は自習用、パーツはお客様への納品物として購入しています。

書籍について

ただ、最近書籍については自腹で買うこともだいぶ少なくなりました。どうしても手元に置いて置きたかったり、ファンの著者の本なら買いますが、あらかたの概要を知りたい、あるいは一度読めば充分、という場合には、市立図書館にお願いして、千葉県内の公立図書館で取り寄せてもらいます。技術書籍は、新品はもちろん中古価格も高いですし、かさばってしまうので家に置くには向かないのです。それに技術は「頭の中に入れてしまえばこっちのもの」じゃい!なんちゃって・・・。

PCパーツについて

これは商売のネタばらしにもなっちゃいますし、一般の人にはあまり参考にならないかもしれません。市内の家電量販店でもある程度の機器なら揃えられますが、PCの筐体を開けてゴニョゴニョするための部品となると、まず置かれていません。なので、結局ネットに頼らざるを得ないわけですが、Amazonの有利な点はなんと言っても「安くて早い」ことです。もちろんAmazonプライムにも加入しています。

お客さんから「パソコンが壊れた!」の通報を受け、状態を確認し、その帰り道にスマホで発注すれば、もう当日か翌日には届く。この利便性は捨てがたいですね。在庫を抱えなくて済むので、商品の陳腐化や在庫管理に頭を悩ませることもありません。

おまけ:鴨川市内での買い物

以上、ネットでの買い物について書きましたが、もちろん市内で買い物をすることもあります。もっとも私が買うのはDIYの材料や、100均で「本来の使い方とは異なる」使い方をするためのものにほぼ限られますが・・・。ネット通販とは異なり、送料もかからず、現物を手にとって確かめることができるのが魅力。また、その店独自のブランド(PB:プライベートブランド)の商品なら、かなり安くなっています。

レンタル系ですと、GEO鴨川横渚店の「マイショップメール」に登録しておくと、旧作・準新作が安く借りられるセールをお知らせしてくれます。(ちなみに現在も、22日までの長期セール実施中!)私の「友人」はそのタイミングを見計らってある分野の作品をまとめ借りし、面白いことをやっている、と聞いています。。。

また、市の図書館で定期的に「本のリサイクル市」をやっています。図書館に寄贈された本を、なんと「無料」で手に入れることができ、私もほぼ毎回いただいてきています。(おかげで家の中は本だらけww)

 

なんだかいつにも増してセコセコ感満載の記事になってしまいましたが、ご参考にいただければ!不況・デフレの世を賢く生き抜きましょう!

技術があれば、お金を稼ぐだけでなく、節約することもできる。

ときどき、お金の発明というのは、人を本当に幸せにしてきたのだろうか、と疑問に思う高梨です。この要るときには必ずなくて、要らないときにはある(こともある)、不思議な数字の単位が元で生まれる不幸というのも少なくないはずです。

・・・と、ちょっと大げさな書き出しにしてしまいましたが、ま、ここからは軽くお金と技術について思うところを書いてみたいと思います。

Twitterのプロファイルでも「世界一儲かってないIT企業の社長」を自称してはばからない私ですが、世の中の皆さんと同じく、そりゃお金は欲しいです。「俺は金なんてどうでもいい」なんて言いません。

ではありますが、お金よりももっと大事にしたいと思っているのは「技術」です。技術って言ってしまうと硬い感じですけど、要するに「他の人の役に立つ自分であること」とでもいいましょうか。何かを作ること、直すこと、育てること、理解し応用すること、これみなひっくるめて、以下「技術」という言葉を使います。

ご存じの通り、最近私は変に乗り物づいておりまして、原付に飽き足らず、ここ数日は自動車の勉強まで始めているところです。まあもちろん「峠を攻める」とか「◯◯レースに出場を目指す」といった大それたものではなく、また、人様の御乗り物に手を出すつもりも全くなく、「自分が困らないため」にやっているわけです。カブの改造、じゃなかった、カスタムやメンテにしても、まあ自家塗装はちょっと挑戦しすぎた感はありましたが、あくまで「実用的」な路線を狙っているつもりです。

自分でカスタムやメンテナンスをやることは、それ自体楽しいことではあり、この年になってやっとそれがわかってきたような次第でもあるのですが、楽しみと同じくらい大きなメリットもあります。

そう、それが、この記事のタイトルでも言っている「お金を節約することもできる」なんですね。

例えば、わかりやすいところでいうと、エンジンオイルの交換。カブに乗り出したときは、買ったお店に頼んでやってもらっていたのですが、オイル代含めて、ホームセンターで買える一番高いオイルの約2倍のお金を払っていました。自動車のオイルもほぼそんな感じ。

これを、ぼっているとは口が裂けても言いません。自分にできないことをやってもらっているのですし、自分自身、他の人にできないことをやってお金をもらっている身分なわけですから。

がしかし。セコいと思われる向きもあるかもしれませんが、「もしこれが自分でできるようになったら?」と、別分野では一応技術者である私は、つい考えてしまうんですね。もともとがガソリン代を浮かせるためにカブに乗り始めたクチですから、なおさらそう思うんです。それに、あのドレンボルト抜いて、ドバーッと古いオイルを出す作業って、なんか楽しそうじゃないか? 第一、ンッンッコホン(咳払い)「この人にできて、俺にできない理由って何かあるわけ?」(あー言っちゃった― ・_・;)

もちろんプロに総合的な技術力で勝てるべくもありませんが、一つ、たった一つだけ、素人が有利な点があります。それは、

「自分の物だけ面倒を見られればいい」

ということ。私の場合ならカブとBbのドレンボルトの位置さえわかっていれば、オイル交換はできるのです。他の車種?知ったこっちゃないっすね。w

とはいえ、もちろん自分で何でもやろうとは思いません。車を電柱にぶつけてボディが減っこんだら板金屋さんのお世話になります。カブの前輪がロックして2回コケ、ロックする原因がわからなかったらバイク屋さん呼びます。実は、最近までタイヤの手組交換(ホイールごとじゃなく)を自前でやろうと思っていたのですが、「ホイールバランス」なる調整があることを知り、タイヤ屋さんに依頼することにしました。

カブに関しては経験積みましたから、現時点でできることを挙げれば

  • エンジンオイル交換
  • パンク修理
  • タイヤ・チューブ交換
  • フロント・リアスプロケット交換
  • チェーン交換
  • 全塗装(自己満足ですが)

と、まあ、なんかあっても大抵はなんとかなるんじゃないか、というくらいにはなりました。自分でなんとかできれば、業者にお金を払う必要もないわけで、ほら、技術でお金は節約できるんです。

本業の方でも同じことはもちろん言えます。素人さんなら、「パソコンが壊れた!」といって買い換えなければならないものを、私は故障した部分だけ直してすませることができます。それが仕事だから当たり前だけど。これにしても、まあ節約になってるとも言えます。

自画自賛過剰になってきたので、私にできないありふれた技術を挙げましょう。それはズバリ、「料理」です。正確に言えば、まあ、やってできなくは、ないです。必要な材料を買ってきて、切って、調理して、味付けして・・・ということはできます。ただ、冷蔵庫にある材料から何が作れるかを考えたり、手早く野菜を刻んだり、魚をおろしてさばいたり、うまい具合に煮付けたり、といったことが、できません。味付けも、なんかいつも今ひとつ足りない感があるんですよね。口に入れても不快ではないレベル、といったところでしょうか。ましてや凝った包丁使いなどは、とてもとてもおぼつきません。だから、一人暮らしのときはもっぱら外食やコンビニのお世話になってましたが、これは経済的な点では大いに損失でしたよね。

食については言ったので、衣・住に関していえば、実はちょっとした裁縫は得意です。というより、服飾というと女性の仕事のイメージが強いですが、あれはむしろ男性的な設計感覚が必要なんじゃないかなぁ、と思ってます。住といえば、掃除や収納?ですが、こっちはまあ私ほど無関心な人間もいないんじゃないでしょうか。w というより、むしろ散らかっていた方が落ち着くんですよ。実際、きれーーいに片付けられた部屋に案内されると、お尻がムズムズしてきちゃいます。

それにお金は、例えあり余っていたとしても、下手をすると目減りしたり(円安)、一定額までしか返って来なかったり(ペイオフ)、稼いだ先から国に踏んだくられたり(税金)、技術は、そんな心配は決してありません。もっとも「時代についていく」という努力はしなければなりませんが、だから、自分の好きなことを仕事にしてる人は強いと思うんですよね。(エヘン)

というわけで、プロレベルの技術だと自分で思うなら本業にしてそれでお金を稼ぎ、ちょっとした技術はお金を節約するのに使うのが、賢い生き方かもね、特に田舎では、というお話でした。

よしなしごとをとりとめもなく

こんばんは。栄えある2013年のしょっぱなから風邪引いて寝込んでしまっていた、病み上がりの高梨です。いやーこの風邪は喉が辛いわ。皆さんにおかれましても重々ご注意ください。

さて、今日は、あんまり結論やオチを出すことにこだわることなく、キーの向くまま、気の向くままにつらつらっと書きたいことを書いてみたいと思うんであります。読んでも何かの役に立つことは、まずないので、お暇な方だけお読みください。

パソコンやらスマホやらバイクやらユーモアやらが、ごった煮になっているのが私の頭の中なのは皆さんご存じの通りかと思います。中には小発明と呼べるようなものも、このブログで何度かご紹介したこともあります。

で、なんでわざわざそーいうことをしているのか、というと、これは自分で言うのもこっ恥ずかしいんですが、やっぱり「人の役に立ちたいから」なんですね。あ、もちろん「どう、俺様のアイデアすごくね?」という、ただの自慢したがりってのもあります。やっぱり人間ですから。

「ほら、こうすれば、この問題は解決できるじゃん!みんなやってみろって!」的な感覚を大事にしているつもりです、というかしています。技術屋って人種がブログをやったら、だいだいそういう傾向に落ち着くんじゃないでしょうかね。

実際、一応 世界で一番儲かってないIT企業である弊社でも、アクセスの統計を見てみると

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こんな感じで、どっちかというと道楽でやっている、カブのカスタム関係でこのサイトを探しだしてくれているようです。弊社、そのうちバイク屋に転向するかもしれません。w

まあITにしろカブにしろ、皆さんから興味を持たれているのはそれはそれでよろしい。

でもね。

時々、こうも思うんです。「自分は『プラグマティズム』に堕していないか?」って。「プラグマティズム」なんて横文字使っちゃいましたが、要するに「目の前にあってすぐに役立つものに、価値を置き過ぎていないだろうか?」と、ちょっとだけ悩んでいるわけです。人から見たら近視眼的に映ることもあるでしょう。あるいはいい年をして、おもちゃ遊びをしているだけのガキっぽいやつ、と捉える向きもあるかもしれません。そうそう、機械いじりも最近は堂に入った感がありまして、先日は某旅館さんで、ラウンジ用の石油ファンヒーターと食膳用のエレベーターまで修理してしまいました。私に修理を頼む方も頼む方ですが、直すほうも少しは仕事選んだ方がいいような気がしています。w

ちょっと話がそれましたが、私ももう「若手」で通る年代ではなくなって来ました。社会的に見れば自分の家族がいて当然の年ですし、いろいろな場面で「後輩」の存在を意識せざるを得ない年回りです。こともあろうに(少なくとも表立っては)俺が「さん」づけで呼ばれるなんて!

プラグマティズムに「堕している」お前なら、さぞかし態度で「示しをつけ」ているんだろうからいいじゃないかって?それがそうじゃないから始末に悪いんですな。

今のところ、私のプラグマティズムは、第一義的には「自分のため」です、というより「先ず隗より始めよ」の精神ですね。「俺はこうやってみて、こういう結果を得た。もっと改良を重ねることもできるかもしれないし、このままでもまずまずの結果も得られる。やるやらないはご自由に」というスタンスです。そこには、特定の誰かのために働こうという奉仕の精神はありません。

・・・なんか、当初書きたいこととずれてきたな。ええと、そう「実利・功利を追いすぎてないか?」という悩みでしたね。

悩みと書きましたが、普段からこんなことを思い煩っているわけじゃないんですよ。むしろ「プラグマティストで何が悪い」を見得を切っているというのが本当のところです。

ですけど、たまにね、「理念を語ることも、それはそれで意味があるよな」とも思うんです。選挙中、声を枯らして演説している候補者の姿を見て「ウソばっかりつきやがって」「誰がやったっておんなじさ」と切り捨ててしまうのは、私の基準からしても、少々虚無主義にすぎる。

例出があまりよくなかったかもしれませんが、政治家にならずとも、社会を良くする方法はゴマンとあることは、技術者の端くれである私自身よく知っています。既成事実を作って、ほら、こうすればいいじゃん、スゴイだろ?便利だろ?もう後には戻れないだろ?と突っ走ってしまう「やっちまったもん勝ち」なやり方があることも知っています。

でも、相手が「社会」であることを考えると、もう少し説明的というか、ポーズでもいいから合意形成の過程は踏んどきましたくらいな態度は必要だと思うんですね。ああなんか言いたいことが見えてきた。

そう、でじゃあ皆さん一緒にやりましょうよ、とまでは行かなくとも、こんなことやろうと思ってますが、皆さんどうでしょうか?という「お伺い」を立てるにしても、やっぱり「理念を語る舌」は必要なんです。

いや、本当に必要なのかな。やっぱり技術屋は技術屋らしく、作ったものや腕で勝負すればいいんじゃないかな。

なんか自分でもよくわからなくなって来ましたが、病み上がりが抜けていないせいだと思います。今度はもう少しまともなこと書きます。

天津と小湊と鴨川のじーちゃんばーちゃんごめんなさい。

先日の投稿で、

鴨川市内、新規開通地域に「泥縄ポスティング」決定!\(^o^)/

なんて大口叩きましたが、絶望的に時間が取れず、やっぱり俺には無理でした。。。せめて、この光の開通の仕事だけに関わっていられたら、なんとかなったかもしれませんが、請負の、しかも急ぎの仕事が入ってしまい、そっちを断るわけにも行かず・・・。ああ我ながら情けない。

その代わりと言ってはなんですが、主に天津地区のご商売をしているお店(床屋さん、酒屋さん、飲み屋さん、飲食店さん、スーパーマーケットさん、雑貨屋さん、などなど)に注意喚起の印刷物をお配りしています。お店の方も詳しいことはわからないながら、礼を失した営業活動にはいい加減ウンザリしているらしく、「こういうわけで、こちらのお店にはご高齢のお客様も多いと思いますから、心当たりの方にお声がけの上、渡しておいてください。」とご説明すると、だいたいは了解していただけます。いや、実際今まで断られたことがありません。その上「大変ですね、ご苦労様」とのお声をいただいたりして、ありがたい限りです。

しかし、天津・小湊・鴨川の新開通エリアについては、15日まで1週間を切ったわけで、早い家ではその日から開通になります。おそらく20日以降の開通が多いでしょうが、それにしてもあと10日。その間に各お店に来た人が気づいてくれればいいのですが、引っかかるような人は、気づいてくれないかもなぁ・・・。そもそもそこに来ないかもしれないし。ただ、回覧板などと違うのは、お店の人が(願うらくは)気を回してくれて、声がけしてくれるんじゃないか、という点です。

実際回ってみると、お店の人たちもやはり何件か心当たりがあるようで、少なくともその人たちは救えそうです。

印刷物に関しては、当然ですが、自腹を切って、紙代とトナー代を捻出しています。あ、あと電気代も。白黒印刷で文字も多くて、見栄えのしないことこの上もありませんが、自分で勝手に始めたことですし、公的な補助金もらってる印刷物の表紙に、デカデカと自社の記事を載せるような図太さは、残念ながら私は持ちあわせていませんので。(キリッ

とにかく、この2,3日間で、すくなくとも15日開通のエリアは回らないと間に合いません。これをお読みの鴨川市内の皆様におかれては、ご近所、別宅にお住まいのご親戚に「NTTの回線工事、入ってないよね?」と折をみてお尋ねいただければと思います。

たまには、ちょっとだけ真面目な話を。

普段は冗談まじりに、いや、くだらない話の方がどちらかというと多いこのブログですが、書いておく必要があると思ったので、今日は少しだけ真面目に語ってみます。

最近、というかちょっと前から、いろいろなところでいろいろな人から、ある人との関係を指摘されます。「◯◯さんとは仲が悪いんですか?」「忍ちゃんのライバルの・・・」「仲良くしねぇばおいねぇ」などなど・・・。

まああれだけ批判的なことを(私が)書いているので、そう捉えられてもしかたないとも思いますし、やっていること、依って立つところが似ているので、ライバル関係にある、とも言えるでしょう。それに、今この時点で「感情として」好きか嫌いか、と問われれば、正直に言って後者なことは否めません。

ただ、それはきっと立ち位置が近いから、余計に相手のアラが目立つ、ということなのだと、頭ではわかっているつもりです。私としても「そうじゃぁないんだよなぁ・・・」という思いから書いているわけで、それは、件の人が重要と考えているものを私はそう思っていないし、逆もまた然りだからです。

それに、これは時々思うんですが、仮に対立が事実だったとして、それは一概に「悪いもの」と言えるでしょうか? 小泉さんが首相だったときに言っていましたが「競争なくして発展なし」。対立を起こさず、何かの改良や発展を望めればいいのですが、人間は怠惰なものなので、外部起因の危機感がないと現状維持に流れやすいものです。例えば、先の戦争がなかったら、現代の航空産業や自動車産業が有り得たでしょうか? そもそも、この記事を載せているインターネットというものでさえ、東西冷戦時、大型コンピュータの一局集中を核攻撃から防備するために生まれたという背景を持っています。

そんなものは物質的な価値にすぎない、大事なのは精神性だ、という向きもおられるかもしれません。殊に、「和をもって尊しとなす」この国で、人々の「繋がり」や「共感」「肯定」が叫ばれる昨今、「対立」という言葉は、心に少々緊張の音色をもって響きます。

ではありますが、あえて問いたい。社会や歴史を動かしてきたのは、いつの時代も「対立」であり「競争」であり「問題意識」ではなかったか、と。フランス革命は「貴族」対「平民」の、明治維新は「開国派」対「鎖国派」の、アメリカ南北戦争は「奴隷制容認派」対「奴隷制廃止派」の、それぞれ対立であったと、捉えることもできるでしょう。それぞれの結果が、常に良いものだったとは限りませんが、個人が自由に主義主張を表明できない社会が、この現代にあってさえ、どれだけ悲惨なものになるかは、私たち日本人なら、身近に知っているはずです。

私は、言葉を知らなかった幼いころ、「批判」という言葉を「評価」と同じ意味に捉えていました。つまり「誰それを批判する」というのは「誰それのことをほめる」という意味だと思っていたのです。字面からすれば、「批して判ずる」のですから、ほめることもあり、けなすこともあるだろう、と思っていました。それから程なくして「批判」というのは、一般t的には「反対の立場から言う」意味に使われていることを知りました。

私は批判はしていても、「陰口を叩いている」つもりはありません。意見を言うときには、私なりに正当と考える理由を挙げ、説明を加え、疑義を呈する、という手順を踏んでいるつもりです。もちろん、修辞的な表現をとることはあります。ただ、それは文章上の技術にすぎない。普段私が提供しているユーモアと同じ類のものです。

繰り返しますが、私は私、彼は彼です。立ち位置は非常に近く、共感できるところもないわけではありません。が、今の時点では、主に思想の違いから協力体制を敷くことは私はできない。もしかしたら、一転賛成派に転ずる可能性も否定しませんが、今のところその予定はありません。

バトルは終わり、戦後処理にシフト

いやー、営業ってよく「泥臭い仕事だ」なんて言いますけど、昨日、田原の某お客様のところへ伺う途中、愛車赤兎馬号を駆ってキョロキョロ辺りを見回しながら走っていたら、見事田んぼに落下してしまった高梨です。orz 幸い、いくらか田んぼが湿っていたので、クッションが効き、愛車ともども泥まみれにはなりましたが、怪我はせずに済みました。皆さんも、田んぼのあぜ道を行く時は、脇見運転などされないよう、くれぐれもご注意願います。(しないって

さて、そんなアクシデントはともかく、今回の光開通でお客さまの聞き取りをしていると、やはり「営業の訪問や電話がまあ多いこと。日に4,5件はかかってくるよ。」「何様か知らないが、居丈高な口調でかけてくる電話もあり、本当に不快!」などのお声を耳にしております。さもありなん、とは思いますし、弊社としても、そのような者がいることを、同業者として大変残念に思っております。

もっとも、彼らは期限付きのノルマが達成できたり、期限になったら帰って行く人たちなので、少々不快な思いをされるのも、もう開通決定の発表があってから2週間が経った今では終息しつつあります。地元に在する弊社としては、彼らの契約を1件1件お客様にキャンセルさせて、代わりに弊社をお選びいただいております。w それはそれでなんとも楽しい作業ではありますが。

ただ、火急の対応を要するのは、ネットもPCもやらないのに、口上に載せられて、回線を契約してしまった、特にご高齢の方たちです。実際、私の知っている中にも一名いらっしゃいました。急ぎキャンセル手続きを取りましたので事無きを得られたのですが、でなかったら工事費25,200円、使い続ければ、基本料毎月5,000円からの、えらく高くつく電話専用回線が誕生するところでした。

私に近い方でもそうしたケースがある、ということは、鴨川市全域で考えれば、おそらく100は下らないでしょう。願うらくは、鴨川のじーちゃんばーちゃんたちが、テレアポや訪問営業を撃退してくれていれば、と思いますが、なんとか詐欺と同じく、こうした手口に引っかかってしまう方は残念ながら、確実にいると思われます。

と、いうわけで。

鴨川市内、新規開通地域に「泥縄ポスティング」決定!\(^o^)/

ポスティングというのは、通常、郵便受けにパンフレットや広告物を配布する作業のことですが、今回は「安易に光回線を契約しないでください」という、売り込みとは真逆の意図のポスティングです。じーちゃん、ばーちゃん、怪しい営業に引っかかってくれるなよ、と注意を喚起するのが主旨。仮に申し込んでしまったとしても、工事前日までは、キャンセルは可能なんです。

平成23年の8月現在の資料では、例えば、今月15日開通予定の旧天津小湊町地区には、2,830世帯の家々があります。調べたところ、戸建中心の地域では、1時間あたり200件は配布可能の由。ならば、1日2時間ポスティングに時間を当てれば、約7日で全戸に配布できる計算です。15日の開通には充分間に合います。

江見・太海・長狭一帯あたりは、早くて来月14日開通ですから、件数は多い(約7,000件)ですが、1ヶ月かけて間を見て配布すれば、同じく間に合うことでしょう。

最初は、効率を考えて回覧板を利用することも考え、旧師を訪ねご相談し、市担当課の方を呼んでいただいたのですが、まあこれがなんといいますか、典型的なお役所答弁でして、まさか私も「個別の事案にはお答えを差し控えさせていただきます。」という言葉をこの耳でガチに聞くことになるとは思っていませんでした。w 私としては、この件について回覧板を回すことに行政としては問題はないか、という点だけを確認したかったのですが、(その方の個人的な見解としてでしょうが)「この件で回覧板を利用するのはいかがなものか」とのご意見を賜りました。地方公共団体のK長さまに企業倫理を問われるとは、いやはや弊社も落ちぶれたものです。w ちなみに、この会見は無かったことにしたい旨言いおかれ、私としてもその点だけは大いに同感した次第です。

ま、そんなグチはともかく、これから1日2〜3時間は市内を原付で駆け回りながら、ポスティングする日が続きそうです。金にもならない苦労を買って出るのは、私の悪いクセですが、今日いただいたご対応で一気に火がつきました。自前ポスティングなら、変なしがらみも気にせず、比較的自由にモノを書けますし、皆さんご存じの通り、私は文章を書くことについては、日頃から訓練を%

これは革命なんかじゃない!戦争だ!w

つい何日か前までは、「うっひょー、俺の時代ktkr!(゚∀゚)」なんて浮かれてましたが、現実というものは常に厳しいことをまざまざと思い知らされている高梨です。

いや何がって、今回光開通が決定した天津・小湊・清澄・四方木・江見・太海・長狭地区にお住まいの方はご承知の通り、「営業」という名のハイエナどもが、「ノルマ」という名のムチに追われ、あっちにふらふらこっちにふらふらしています。遠くから「テレアポ」という名の舌を繰り出すカメレオンの数もハンパなものじゃありません。しまいには、「(市民の税金で建てられた)行政施設での説明会」という名の大アゴで一口にがっぽり餌を獲得しようと目論むクジラまで出現するに至り、もう陸上動物・水中動物入り乱れての激烈な闘争が、この平和な鴨川市内で繰り広げられることになるとは、予想だにしておりませんでした。

かくいう自分にしても、その乱闘で血を流して戦っている獣の一匹なのですが、しかし、私にとってこれはかなり面白いゲームです。先ほど「ハイエナ」なんて言いましたが、中にはフェアプレイを心がける殊勝な人もいて、お互いに声をかけあったりしていますし、慣れない「営業」という仕事は私にとって非常に新鮮で、タイミングを見計らい、戦略を練り、結局バイク屋さんに直してもらったw愛車赤兎馬号を駆って走り回りなどしていると、「戦いの場」にいる自分にしばしうっとりしてしまったり・・・。(アホ

いやまあ、私にはノルマはありませんし、生まれ育った土地なので、気楽に構えられるところもありますが、よそから来て知らない土地を歩かされ、おそらくはあまり契約を取れていない他社の方々を見ると、ちょっとかわいそうにも思えてくるから不思議なものです。帰ったらこの人上司に怒られるんだろうなぁ、とか、がっくり肩を落とした後ろ姿が哀愁を誘うよなぁ、とか。w

もっとも彼らに同情してしまったら私の儲けも減ってしまうので、そこは心を鬼にして非情に徹するしかありません。

ただ、その辺のザコキャラとは別格の、地元民の私にもどうしても倒せないラスボスが一人だけいるんです。行く先々でその方のお名前を耳にする度、「くっそー、またこの人にやられた!」と何度奥歯を噛み締めたことか。なんとか一矢むくいたいとは思うものの、なにせお客様から絶大な信頼を得ており、なかなか牙城を攻略できていません。まあ年季が違うのはわかってるんですが、それにしてもくやしい。

その方は、どちらかというと、営業というよりはおそらく私のような技術畑の人なのですが、技術屋でありながら、顧客を「マインドコントロール」していると言っても過言ではない、その魅力とはいったい何なのかを猛烈に知りたい。単に専門的な知識があり、技術に長けているというだけでは、ああも顧客を魅了することはできないでしょう。いずれ機会があったら、ぜひお会いしたいものだと思いつつ、未だ相間見えることかなえずにいます。向こうも向こうで「小ざかしい若造がいやがる」くらいには思っているかもしれません。w いや、思ってくれてるといいなぁ・・・。

血に飢えた、あるいは怠惰な獣どもの闘争の場にあって、彼こそは孤高を貫く騎士。人はその名を尊敬の念とともに口にします。ああ、なろうことなら俺も彼のようになりたい!志の卑しい私ではとってもかないはしないでしょうが、それでも羨望せずにはいられない。

もう、私の中では、結果としていくつ契約が取れたかではなく、その人に一矢報いることが、目標になりつつさえあります。なんとか彼の顧客を我が物とできれば、今回のゲームは「勝ち」とできます。願わくば運が我に味方してくれることを祈るばかりです。

鴨川市にぃ、光ファイバーがぁ、来る―――(゜∀゜)―――!!

既にご存じの方も多いと思いますが、

とうとう、鴨川市内全域に光ファイバー開通の見込みが立ちました!!!

この日をどんなに待っていたことか・・・。思えば2008年、自前サーバを立ち上げるからには光が欲しいよなぁ、じゃあ光を開通させればいいんじゃね?と少々無謀な思いつきから、Project Lumineakとして、地元である旧天津小湊町地区への光ファイバー誘致を始めました。

ただ、諸般の事情あって、そちらの活動は長らく休眠しておりました。ご期待いただいていた方には大変申し訳ございません。

弊社が回線申し込みを扱う代理店となっていたことで、「結局は金のためか」「小利のために大義を見失っている」などなど、ご批判をいただいたことも事実です。もちろんそのようなご批判は想定しておりましたし、それもそれで正しい見方であることは否めません。ただ、弊社は何よりも「営利企業」なのです。これは、「金にもならないことについつい血筋をあげてしまう」クセがある自分へ言い聞かせるために営利企業というものを持っている、というスタイルでもあります。

さて、つまらない経営哲学はおいといて、光が通ると地域社会はどう変わるか?これはちょっと思いつくだけでも様々な応用が考えられます。

山村地区に多い空き家への住民誘致

天津地区にも、四方木・清澄地区という、過疎化地域があります。(当該地区の方、失礼とは思いますがお許しください)

一方、都市部には団塊の世代で田舎暮らしに憧れる方も沢山います。では、なぜこの人たちは鴨川に引っ越して来ないのか?理由は様々でしょうが、一つには都会のような情報インフラが整備されていないからだ、とよくお聞きすることがあります。

空き家、または空き家同然になっている家屋は沢山ある。地代もおそらくは安い。そこに最新の高速情報インフラが引ければ、もうそれだけで魅力的な田舎暮らし物件になるでしょう。都市部あるいは、日本国中の友人と自由に連絡でき、かつ田舎ならではの暮らしも堪能し、もしかしたら、鴨川にいながらにして仕事ができる、という生活さえ不可能ではありません。

クラウド型ビジネスの促進

世の中、クラウドビジネスが真っ盛りです。クラウドビジネスというのは、要するにネットの向こうにある仕組みで商売を動かす、ということです。実際私の知っている企業でも、全社的に業務をクラウド化したものの、貧弱なADSL回線のため、利用にストレスを感じている、とのお話を聞いたことがあります。

また、支障ない速度が出る地域でも、今後クラウドに依存した業務形態に多かれ少なかれ移行していくはずです。弊社とて例外ではなく、当初自宅で動かしていたシステムをクラウド上に置き、電気代をかけることなく比較的安価な運用コストでサービスを提供しています。

こういった業務形態において、高速な情報インフラは必須です。田舎には似合わないという向きもあるかもしれませんが、ITの威力を存在原理とする弊社としては、ぜひとも推進したいところです。

遠隔地の家族・知人との、コミュニケーション向上

私の妹家族は栃木に住んでおり、甥っ子と私の両親で行うビデオミーティングは我が家の夕食後の恒例行事になりつつあります。(もちろん本人は「ビデオミーティング」などとは言わず、「ばあちゃんとモシモシやるー」と言っているのですがw)

双方がオンラインでリアルタイムに話をするのも楽しいのですが、例えば、義弟が撮影した運動会の動画をこっちに送ってもらう、などということも、これまでよりストレスなくできるようになります。

今までは回線速度が制限となって、ビデオレターの類は難しかったのですが、それも充分楽しめる可能性が生まれました。

・・・さて、ここまでは結構ありきたりですぐできるお話でした。地域に根ざしたIT企業を標榜する弊社としては、もう少し妄想を逞しくしてみたいところです。

地域の催事・祭礼のリアルタイム中継

地元の青年団に入れさせていただいて、もう7年くらいになりますが、天津の祭りは文句なく素晴らしい行事だと心底思います。どっちかというとマジメ君だった若い頃はその良さがわかりませんでしたが、青年に入って、地域の人が協力しあい、知恵を出しあい、祭りを最高のものにしようと歯を食いしばる姿、子供たちやご近所の方の笑顔を目の当たりにするにつけ、「ああ俺はこんな素晴らしいものをないがしろにしていたのか」と嘆息するばかりです。

そして、この魅力を少しでも多くの人に伝えようと、半ば勝手に撮影した動画をYouTubeにアップロードしたのが2008年。その後、私の真似をして、私の他にも動画を投稿する人が出てくるようになり、そこそこ好評を博しているようです。祭りの動画アップはすでに定着した感があります。

そこで!

もう一歩進めて、今度は、これを生放送できないものでしょうか? 全市的に光ファイバーというインフラはあります。ustream やニコ生放送というライブ放送のためのサービスもあります。ならば、あとはそれなりの機材と人材さえ確保できれば可能なはずです。

実際、ねぶた祭り、各地花火大会では ustreamを利用して生中継している例もあります。その意味で初の試みとは言えませんが、鴨川の天津(という小さな地域)が ustream で祭礼を生放送する、というのは話題性も期待できるのではないでしょうか?クオリティが高くなくても、小さな地域がやっている、ということに意義があるのだと思いますがどうでしょう?

WiMaX, LTEがエリア外なら全市でWiFi使えるようにすればいいんじゃね?

都市部の若年層は、もう完全にガラケーからスマートフォンに移行した感があります。彼らはすでに、「ただ接続できる」では飽きたらず、「ネットが速く繋がる」高速回線を必須としています。そのためのサービスがLTEやXiなどであるわけですが、いわずもがな、当地域はまだまだ「エリア外」の情況が続くでしょう。

ならば!

各家庭、道路沿いの家屋に「全市共通のアクセスポイント」を設置し、自由に使ってもらう、というのはどうでしょう?あまり縛りをゆるくすると、悪用される恐れもありますので、ある程度本人確認が取れる形が望ましいでしょうね。いつ、どこで、誰が使ったかを可能な限り正確に記録できる仕組みが必要です。

私は都内で光回線に接続されたWiFi(無線LAN)を使った経験があるのですが、ボトルネックになっているのは、無線の速度ではなく、元の回線だ、と実感しました。つまり、ADSL下のWiFiよりも光下のWiFiの方が、速く感じられたのです。

無論のこと、LTEなどのガチ無線サービスとは違い、対応エリアは限られざるを得ませんが、まあ道路沿いでだいたい使えるとなれば許容範囲ではないでしょうか?

実現するには、ちょっとの技術とちょっとの資本と、住民皆さんの協力が必要ですが、やってみる価値はあると思います。やるとしたら KamogaWiFi (カモガワイファイ)なんて名前はどうでしょう。

IT合宿・勉強会の誘致

これは、私オリジナルのアイデアではなく、都心の仕事仲間からよく提案されるものになります。

今、都内では毎週のようにITに関する勉強会が開かれています。最新の動向を知るためとはいえ、参加するには時間も運賃もそれなりにかかってしまう私としては、ため息をつきながら脇目で見ているしかなかったのですが、逆にその勉強会を鴨川で開けばいいじゃないか!との発案をうけ、おそらくは天津史上初めてのIT勉強会を去年の、よりにもよって震災の不安が残る4月23日に開催しました

来ていただいた方のご協力、そして会場を提供していただいた旅館さんのご好意により、人数こそ14人と少ないながら、大変楽しい時間を過ごすことができました。何より、私自身、地元でも勉強会が開催できるんだ、という確信を得た貴重な体験でした。

勉強会に限らず、「合宿」と称して、都心部のIT企業が田舎に泊まりこみ、豊かな自然環境の中で社内勉強会を数日にわたって催すことは、一般的になりつつあります。有名な例では、TV難聴対策として全県域に光ファイバー網を整備した徳島県には、大阪や京都などからの「IT合宿」が人気を博しています。

IT企業に勤めるような人は、普通の人以上に「ネットに繋がる」ことを渇望、というか、ネットがないと生きていけない人種wですから、鴨川全域で光ファイバーが使えるとなれば、IT合宿や勉強会にはもってこいでしょう。波の音を聞きながら眠りにつけば、次の朝素晴らしいアイデアが生まれることは請け合いです。(ほんとか

少々嫌らしい話ですが、昨今ITは唯一といっていいくらいの花形産業で、平たくいうとお金を使うことにあまり抵抗がありません。つまり、安くてまずいもの、よりは、高くてもうまいもの、を食べたがります。サービスにしてもしかり。ですから、優良顧客の筆頭候補といってもいいでしょう。数は少なくても、いいサービスを提供すれば、贔屓にしてもらえる可能性は充分あります。

・・・などなどと、半ば妄想、半ば本気なご提案をしましたが、光ファイバー開通は地域が躍進する小さくないチャンスだと考えています。ご意見・ご感想などありましたら、お気軽にお寄せください!

それでも、俺は日本語を教えに行く。希望はあるよ。

日々、中国国内の「反日デモ」が激化する中、実は心中穏やかでない高梨です。

というのも、ご存じの方も多いと思いますが、私はボランティアで毎週金曜日の夜、中央公民館で市内在住の外国人(主に中国出身)に日本語を教える、ということをしているからです。

日本の国旗が燃やされたり、日系企業や工場が襲撃の対象になったり、日本製の自動車、そしてあろうことか日本人が攻撃を受けたり、などなどなど・・・といった報道を目にするにつけ、一人の日本人として正直、はらわたが煮えくり返る思いに駆られます。そして、自分は本当に正しいことをしているのだろうか?との疑念に悩まされることも一度や二度ではなく、私とて聖人君子ではないので、

「こんなやつらに親切にしてやって何になる?」
「こんな民族と話し合おうとしたって無駄だ!」
「同胞が流血の惨事に見舞われている一方で、お前は何も感じないのか?」
「お前が抗議の態度を示したいなら、ただ『何もしない(授業をやめる)』だけで済むじゃないか」

といった囁きが、心に湧き上がらない日はありません。実際、親などは、冗談まじりにでしょうが「(授業に)行くのやめちゃえば?」などと言ったりもします。

さ は さ り な が ら。

もうこうなると自分に言い聞かせるしかないのですが、私は自分のことを「理性的な人間」であれかし、と規定しています。そうではない面は多々あるかもしれませんが、少なくともそうでありたい、と願っている。「理性」の定義とは何か、というのは難しい話ですが、漠然と「感情よりも理(ことわり)を重んじること」としておきます。

そう、理屈から言えば、私の生徒がデモを起こしているわけでも、襲撃を行なっているわけでもありません。だから、彼らが割を食うのはおかしな話なんです。また、私が日本語を教えないからといって何か事態が好転するわけでもないでしょう。

それにね。

どうやら世の中、そう見捨てたものではなさそうだと、↓このまとめを見て思い直しました。

反日デモ隊が荒らした店を清掃する中国人学生たち――手には「理性愛国、反対暴力」のプラカードが

ああ、やはり理性の人はどの国にもいるものです。しかもこれが「学生たち」だというからよけい嬉しいじゃないですか!

なぜって、私が教えているのは、だいたいが20代前半の若者たちだからです。この清掃デモ隊(笑)の中に私の元教え子がいるとは思いませんが、同年代の若い人達がこういうことをしているという事実は、乱れた心を大いに安んじてくれます。

だから、私は日本語を、日本文化を、生徒の国籍問わず伝えに行き続けるでしょう。大丈夫、希望はある。

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