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古代戦車の謎とサビの話

こういう目のつけどころを持っているのは、もしかしたら俺だけなのかなぁと、一人心もとない高梨です。

さて、西洋ならローマ帝国、東洋なら周〜三国時代と、古代外国史に興味を持ち始めて、もう十数年になります。今さらながら、高校のときにやっておけば進学だってもう少し選択肢が広がっただろうにとも思いますが、後の祭り。それに、大人になってからの勉強のいいところは、「忘れても何も困らない」ってことで気楽に本を読み漁っています。

そして、本で知るだけでも、昔の文明は大したもんだったんだなぁと感心しきりなんですが、今でもひとつだけわからないことがあります。それは、馬に牽かせて動かすタイプの戦車。カエサルも曹操も、普通に使っていた兵器ですが、いったい不思議だと思いませんか?

何が不思議かって?わからないならお教えしますが、ほら、あの軸受のところです。

丸いものが転がりやすいというのは、子供にだってわかる理屈です。そして、車輪の形なら紐と木炭さえあれば描けます。問題なのは、その上にどうやって物を載せ、安定をさせながら動かすか、です。

現代なら、ボールベアリングを使えばいい、ということは明白です。摩擦抵抗よりも転がり抵抗の方が圧倒的に小さいんですから。

私が不思議なのは、要するに、馬に牽かせて戦車がそれなりの速度で動いているとき、車輪の軸および軸受はなぜ摩擦で炭化してしまわないのか、という点です。軸が青銅ないし鉄製だったなら、それを取り囲んでいる軸受はどういう仕組みになっていたんでしょうか?木で作れないことは明白です。だって摩擦熱ですぐだめになりますから。なら、軸と軸受も鉄だったのか?木よりは丈夫でしょうが、かなりの摩擦になるでしょうね。

・・・などなどと考えていると、古代のエンジニア達に草葉の影から笑われていそうで、少々恥ずかしい気さえしてきます。

話はちょっと変わりますが、青銅あるいは鉄を人類が使うようになって、すでに4,000年が経ちました。新素材が次々に研究・開発されている現代でさえ、鉄は言うまでもなく広く用いられています。現代は鉄器時代なのです。

にもかかわらず、あの見苦しくてモロい赤褐色のサビに人類は悩まされ続けています。これだけ長いこと使っていて、誰もが知っている欠点であるにも関わらず、「絶対錆びない鉄」というのは未だにできません。これは鉄工業関係者の怠慢によるのでしょうか?

いや、そうではないのだ、ということをこの本を読んで最近知りました。

(鴨川市立図書館にも蔵書があるので、私が読み終わったら皆さん読んでみてください。w)

著者曰く、

ある腐食を記述しようとすると,いろいろのことを言わなければならない.どのような状態のどの種類の金属が,どのような環境条件のもとで,いかなる原因により,どんな形の腐食を起こしたかでワンセットである. (p.27 第3章 冒頭)

「腐食」というのは「サビ」の専門的な言い方なのですが、要するに、いわゆる5w1Hに近い記述をして、初めて腐食というものを語れるのだ、と。腐食されたのは鋳鉄なのか鋼なのかステンレスなのか、温度、湿度、密閉されていたか、いなかったのか、部分腐食か均一腐食か、などなどなど・・・・。

素人は「鉄が錆びた」などと簡単に言いますが、その原因たるや千差万別であって、これが防食(サビ止め)を難しくしているのだ、ということをこの本で知ることができました。

また、異種の金属が触れ合い、そこに溶媒(普通は水)が加わって電池が発生し、腐食を進行させるというくだりは、昔の理科の実験でやった電気分解や電池の制作を思い出して懐かしい思いがしました。

たかがサビ、されどサビ。ヒッタイト帝国のいにしえから綿綿と受け継がれてきた鉄器文明をいまだに脅かし続けるサビは、諸行無常を響かせる、祇園精舎の鐘の音を今日も曇らせているのかもしれません。

田舎の良さは Hackable (改良可能)であることだ、と思う。

 

さて、私の知り合いに、「どうすれば効率的な生活を送れるか」といったテーマでブログを書いている人がおります。もちろん役に立ちますし、私自身参考にさせてもらっています。

が、しかし。

ご存じの通り、私のブログでは、どちらかというと「お金をいかに使わないで事を済ませるか」ということを取り上げています。

上記のエントリなどは、全て「お金を出せば」解決できるものばかりですが、敢えてちょっとだけ工夫と手間を加えて、比較的安価に済ませています。我ながらチャチくてセコイことこの上ないとも思います。w

ただし、ですね、やっている当人としては、経済的な理由もありますが、その「ちょっとだけ工夫と手間」をかけることが案外楽しかったりします。また、何かを考案し実現するには、それなりに試行錯誤が必要ですが、その過程で得られるノウハウというのもあります。

例えばiPodデッキを自作したことにより、カーオーディオ関係にはかなり詳しくなりました。既製品のカーステやカーナビ、ETCの類なら、たぶんもう自分で取り付けられる自信があります。今後何か新しい製品が出てきても、そのノウハウというのは活かせます。

カブのタイヤ交換を「何の気なく」マイナスドライバーでやったせいで、自らチューブにボコボコ穴を空け、おかげでパンク修理までできるようにもなってしまいました。w タイヤレバーという400円しない工具を惜しんだがために、2本のチューブ代として3,000円使うハメになったわけですが、「今後は」自分でパンク修理もタイヤ交換もできるようになったわけで、その価値、プライスレス!・・・と自分では思うことにしています。orz

そして、自分の身の回りのことで工夫できることももちろんんですが、のみならず、概して田舎の生活というのはそういう工夫のしどころが沢山あると思うんですね。社会を変革する、とまで言ってしまうと政治家のスローガンになってしまいますが、そこまで行かない、ちょっとした「こうしたらいいんじゃないか?」という工夫をする余地は沢山あると思いますし、また実際に行なっている人も少なくありません。

改良の余地がある、ということは、それだけ不備(不便)な点がある、ということでもあるのですが、その不便な点を「耐え忍ぶ」のではなく、むしろ「楽しむ」ようにすると田舎の生活に順応しやすいのではないかと思います。

例えば。

都会ではまず見かけることがありませんが、鴨川でよく見かけるのは、コンビニやスーパーに腰掛けられるベンチが設置してある例です。これがお店のオーナーさんの親切心によるものであることは言うまでもありませんが、ではなぜそれを都会で見かけることがないのか、ということに考えを巡らせると、より理解しやすいでしょう。つまり、田舎のお店では高齢者の来客が多いので、来店するだけでも大儀に感じられるのです。といって店内に座れる場所を作ると長居されかねない。そこで、店外にベンチを置いて、徒歩で来られる方に一休みしてもらう。ベンチがある店とない店なら、お年寄りは前者を選ぶんじゃないでしょうか。

それから、先日見かけた例としては、ツイッターでもつぶやいたんですが、

市内のスーパーが、入り口に小学校の献立表を掲示していました。私は「ああ、学校の献立を参考に(子供のいない)主婦が栄養を考えたおかずを作るのにいいな」と思ったんですが、Facebookでは意外にも「これなら学校の給食と自宅でのおかずがかぶらなくていいね!」という反応がありました。なるほど、立場が違えば見方も変わるわけです。いずれにしろ、こういうちょっとした工夫は歓迎すべきだと思いますし、あわよくば自分の商売にも活かせる、かもしれません。

そしておそらく、こういうDIY的な方法を好む文化的傾向があるのは、多かれ少なかれ鴨川が「田舎」だからなのでしょう。ここでいう「田舎」というのは、農家や漁師が多いという意味で使っています。つまり、相手にしているのが丸出しの自然なので、その時その時にあった対応をしなければならない。去年まで使えた手も、今年になって使えるとは限らず、その場その場で問題解決をしていく必要がある、ということです。おおげさに言えば、毎日がサバイバル。w

でも、これはきっと悪い面にも影響を及ぼしていて、曰く「鴨川人は愛想がない・仏頂面だ」と言われるのも、人を相手にしているわけではないからなのかもしれません。もちろん愛想のいいお百姓さんや船方もいらっしゃいますが、まあ概して不愛想な方が多いんではないでしょうか。w

私には、「日本人よ、目を覚ませ!」と大上段から訴える気概も資格もありませんし、上記の如く「目の前の富、経済を優先するようなさもしい人間」でしかありませんが、社会を「具体的に」「少しだけ」よいものにすることなら可能性は誰にでもある、と思うのであります。

スーパーカブをエコカスタム!

たかが50ccの原付をいじってるだけなのに気分はスーパーメカニックの高梨です。w 最近全然更新してませんですいません。

さて、私は34にして初めて原チャリというものに乗り始め、そのあまりの燃費の良さと乗り心地(風景を生で見られたり、風を感じられたり)にすっかり酔いしれておりました。寒い季節や雨の日はちょっと避けたりはしますが、晴れた日に田んぼの中の道路を走るのは最高に気持ちいい!おまけにガソリン食わないし、ホンダ スーパーカブはお財布にも環境にもやさしい、日本が誇る最高の乗り物だと本気で思っています。

ですが、ちょっとだけ不満な点もありました。それは大きく二つ。

  1. マフラー、特にエキパイと呼ばれる、エンジンから直接つながっているパイプの部分が、とても錆びやすい。
  2. 車に比べたら断然燃費はいいんだけど、もっと燃費性能を上げられないか?

前者に関しては、カブだけでなく、ほぼ全てのバイクライダーにとって共通の悩みではないかと思います。特にエキパイは、高温の排気を最初に受ける部分だからか、ちょっと目を離すとすぐ錆びます。

後者は、そもそも私がカブを選んだ理由が「仕事に行くのにどうせ体と道具箱一つで用が足りるのに、わざわざ自動車動かすことなくね?」という発想からだったこともあり、ここをさらに改良するのはある意味ホンダ社に対する挑戦でもありますよね。創業者の本田宗一郎自ら耐久テストで乗りまくったと言われるスーパーカブの燃費など、素人がそう簡単に上げられるわけもない、と思っていました。

が、

浜の真砂は尽きるとも世にカブ好きの種は尽きまじ

というわけで、結構皆さん工夫して乗っていらっしゃいます。ちょっと検索すれば、メンテナンス法からカスタム(改造)まで、実に興味深い試みを記事にしておられるのが分かります。

で、マフラーの錆び対策については、まあセオリー通り「耐熱塗料を塗る」というのが多いようです。耐熱塗料を塗布済みの中古純正マフラーがオクに出てたりもします。

「んー耐熱塗料ねぇ・・・」と私は思いました。まあそれが一番正解に近いんだろうし、そのためにある塗料みたいなもんですから、間違いはないです。

し・か・し!それじゃあまりにも普通すぎやしませんか? それに私は保護材としての塗料というものをイマイチ信用しきれていません。なぜかというと、塗料はすぐハゲるからです。小石がぶつかったり、なにかの拍子にぶつけたりするだけですぐ傷がつく。どうせならもう少しガッチリとガードして、絶対サビない、くらいにしてしまいたい。少しくらいカッコ悪くなったっていいじゃない、カブだもの。

・・・などなどと考えていたところ、鴨川最大の某DIYストアで「耐熱パテ」というものを発見しました。

お値段も耐熱塗料よりややお安め。じゃあこれでマフラーにアルミホイル巻けばいいんじゃね?ちょっとぐぐってもやってる人はいなさそうだったし、本当にくっつくかどうかはわからないけど、やってみるだけやってみよー!!!と、半分悪ノリで本当にやってしまいました。その写真が以下。

Before

 

 

After

 

なんということでしょう!サビを紙やすりで落として、パテを塗り、台所用アルミホイルを巻いただけでバッチリ密着。この手のパテは1時間くらいエンジンをつけっぱなしにするか乗り回すかすると硬化するので、そうしてみると、余分なパテがスキマからはみ出てちょうどいい厚さになるようです。あ、言っておきますがマフラーの先っちょだけアルミホイルを巻いていないのは、パテが足りなくなっただけのことで、決して

ムケてないとカコワルイ!(・∀・)

などと思ったせいではありません。w

そして、1ヶ月ほど経ちましたが目視した限りではアルミ表面に変化はありません。強いていえばさらに乾燥と硬化が進んで、シワになっていた部分が伸び、

血管が太くなり、怒張しているように見える

くらいでしょうか。もうしばらくこのままにしておき、アルミ箔の耐久性や内部がどうなっているかはまたレポートしたいと思います。

さて、もうひとつの課題である燃費効率向上についてですが、いろいろ方法はあるようです。その中でも最も手軽と思われるのが

フロント(ドライブ)スプロケットの丁数を上げる

方法です。「スプロケットってなんじゃい?」と思われた方(私もそうでした)もいると思うので説明しておくと、要するに、チェーンが巻かれている歯車のことです。エンジンにつながっている方をフロントスプロケット、またはドライブスプロケットといい、後ろのタイヤについている方をリアスプロケット、またはドリブンスプロケット、といいます。で、丁数というのは、歯車の歯の数のことです。

フロントスプロケット(以下Fスプロケと略記)を丁数の多いものに交換すると、加速性能は悪くなりますが、巡航時にエンジンの回転数と振動を抑えることができ、結果として燃費がよくなる、ということらしいです。調べたところ、スーパーカブ50ccのFスプロケはノーマルだと13丁、それを一気に16丁に上げてみます。

それとフロントタイヤをチェックしたらかなり減っていたし、ヒビも入っていたので、メンテついでに交換します。

 自前でタイヤ交換した人はたいてい中のチューブに穴を空けてしまうという失敗を一度はしているようで、私も例外ではありませんでした。orz 素直にタイヤレバーを使えばいいところを、持ち合わせがなかったのでマイナスドライバーで代用してしまったのが最大の敗因です。orz 軽めの作業のつもりが、なんだかんだでほぼ1日かかってしまいました。

さて、本題のFスプロケ交換自体は割とすんなりいきました。以下が、交換前のノーマルスプロケ。

で、以下が、「笑顔の国」タイランド製16丁スプロケ。

組み付け完了の図が以下。かなりブレてるのはお許しを。w ノーマルに比べて大きくなってるのがわかりますでしょうか?

そう、スプロケットの組み付け自体は簡単なんです。何が難しかったかというと、その後のチェーン調整でした。

スプロケットの径が大きくなったので、それだけチェーンが下から出ることになるんですが、あまりゆるいとチェーンカバーの内側に当たるんです。走ると「ガガガガ!」とかなり大きな音を立て、フリクションロスどころかチェーンの寿命を縮めてしまいます。

かといって張りすぎると、今度はチェーンが「カッチカチ」になってしまい、「ウォンウォンウォン」とクラッチギヤが唸りをあげます。

なので、ノーマルに比べて、チェーンの張りの許容範囲が結構狭く、微妙なものになってしまいました。試走中、何度もチェーンの張りを調整し、ベストな位置を見つけるのに苦労しました。

・・・などなどと苦労はしましたが、噂通り、

20の倍数 km/h

くらいで巡航するのがとても楽になりました。w

ノーマルは、新聞屋さん向けに出足のトルク重視な感じだったので、スタート時に「ブォン!」とふかすと、ウィリーせんばかりに元気に飛び出してくれるんですが、ある程度速度が出てからそれを維持するときは、結構回転数アゲアゲじゃないとキープできませんでした。

カスタム後は、出足の加速こそ弱いものの、巡航時の回転数は下がり、振動も抑えられ、いかにも燃費にいい走行ができるようになりました。

まあ私の場合、

標準体重+約30kgの脂肪

を常に積載しているわけなので、燃費に一番いいのは、ダイエットすることなのはわかっているんですけれども。w

ところで、この手の作業をするのに必須の「工具」について。私は元々が「自動車のガス代を節約できないか?」という発想でカブに乗り始めたので、工具もやはりコストパフォーマンスを重視しています。「工具には金をケチるな」とのご意見が多いことも知っていますが、敢えて言わせていただければ、サンデーメカニックは「安くあげてナンボ」です。一生に数度しか使わないであろう工具にツェー万かけるのも、まあ趣味としてはいいのかもしれませんが、安い工具だって、100均のレンチだって使い方次第ではそれなりに使えます。

例えば、私がFスプロケに使ったのはDIYストアブランドのこのお手軽ソケット。

ハンドルは見ての通りシンプル極まりないL型ハンドルです。プロだとラチェット式のハンドルを使うのかもしれませんが、こんなものでも小型のナットを締めるには充分です。

ただ、比較的大きなナットやボルトを締めるには、しっかりしたレンチを使うことをお勧めします。日本製ですと、KTCというメーカーの工具が有名ですが、私は、それよりちょっとマイナーな、でも評判はしっかりしているTOP社製のメガネレンチを数本購入しました。それも、陳列していた内にちょっとサビが出たため商品価値が落ちたアウトレット品をヤフオクで格安落札。カブの場合、リアタイヤのセンターボルトがすんごく固いので、ここはそのメガネレンチを使っています。逆に、あまり力のかからないチェーン微調整用ナットなどは、100均レンチでも充分。

実は、各所のナットはそれを締めつけるときの力がそれぞれ規定されており、厳密に言えばトルクレンチを使うべきなのですが、元と同じ強さで締めたい、というだけなら、緩めるとき、どこまで締め付けるかを覚えておき、その力で締めてやれば大丈夫。(だと思ってます・・・) 特に、エキパイ取り付けるとき、スタッドボルトをついギューッとやっちゃいがちですが、ここは結構ソフトに締めないとボルト折っちゃうので注意が必要です。

というわけで、「バイクに優しく、お財布にも優しい」カブカスタムのお話でした!次は何やろうかな・・・♪

お待たせしました!NHKラジオ語学番組キャプチャツール 2012年度番組対応バージョン リリースします!(・∀・)

全国の語学学習者の皆様こんばんは!今年度から新番組も多く加わったNHK語学ラジオ番組、視聴されていますか?9日から2012年度のストリーミングが始まり、

  • 英会話タイムトライアル
  • レベルアップ中国語
  • レベルアップハングル講座
  • まいにちロシア語

の4番組が新たにストリーミング化されました。今回のリリースは上記新番組に加え、以前からご要望の多かった「攻略/英語リスニング」に対応したものになります。

リトルチャロ2に関しては、今年度一旦放送が終了され、7月から再放送されるとのことでしたので、本リリースには含めませんでした。ご了承ください。

では、下のボタンから早速ダウンロードしてください!

任意の寄付について

前回のリリース(2011年4月)直前には、ご存じの通り、東日本大震災が発生し、多くの尊い人命が心ならずも犠牲となってしまいました。また、今なお不自由な思いで避難生活を送られている方々には、心よりお見舞い申し上げます。

幸い、弊社が在する南房総一帯には目立った被害もなく、一部地域で停電を余儀なくされたほどでしたので、それまで弊社宛てにお願いしていた、「任意の寄付」を日本赤十字社へのものに変更し、微力ながら復興の一助とさせていただいておりました。

しかしながら、世界的な経済不安のせいか、恥ずかしながら弊社自身の業績も芳しくなく、企業努力を重ねて参りましたが、なかなか好転せず、皆様には再度任意のご寄付をお願いすることを、どうぞお許しくださいませ。

お支払いの方法は簡単で、100円を一口として、何個でも任意にご購入いただけるようになっております。

また、現金は抵抗があるけど、ポイントなら・・・という方はTポイントギフトでの寄付も承っております。宛先メールアドレスを

t-point@takanashi-it-factory.com

に設定の上、任意数のポイントをお送りくださいませ。

それでは、新年度バージョンかたがた、本年度もよろしくお願い致します!

宣言しちゃいます!キャプチャツールは2012年度新番組に対応します!

※2012年4月12日追記:新年度番組に対応したバージョンをリリースしました。以後、お問い合わせはそちらのページへお願い致します。

コメントたくさんいただいておりますのに、お返事しておりませんですみません。

ご好評いただいている、弊社「NHKラジオ語学番組キャプチャツール」ですが、この新年度から新しい番組がいくつか追加になるようです。

以前からご要望いただいていた「攻略!英語リスニング」はもちろん、

  • レベルアップ 中国語
  • レベルアップ ハングル講座

そして、もし解析がうまくいけば

  • ニュースで英会話(音声データのみ)

にも今回のバージョンアップで対応します!ここまでは、今の手法でもできるはずです。新年度編成になり次第、確認・修正の上、可能な限り早い時期にリリースします。

また、NHKのラジオサイマル放送「らじる★らじる」なら、上級者向け番組「アンコール」シリーズも、(放送時間分の時間はかかりますが)録音できるはずだと考えています。こちらは上記リリース後に対応を検討してみます。

そして・・・・・。

「任意のご寄付」を震災後のリリース以来お断りしておりました。しかしながら、弊社の努力至らず、正直なところを申し上げまして財務的に苦しい日々が続いております。弊社と致しましても反省すべき点は多々ございますが、このバージョンアップを機に、再度任意の寄付をお受けさせていただければと思っております。

また、ご存じのように、現状コメント欄のサポート状況が芳しくございません。そこで、このソフトに関するFacebookページを開設し、ユーザー様間での相互連絡・助けあいの場として使っていただくことを考えております。

取り急ぎ、現在考えている方針を書いてみました。どうぞリリースをお楽しみに!

スマホ歴2年半の俺が使っているアプリを淡々と晒すエントリ

3年前の7月、HT-03Aを衝動機種変してしまって以来、ずっとスマホを使っていても、未だに「使いこなせている」実感が湧かない今日このごろ、みなさんいかがお過ごしでしょうか。

そんな私が今もなお現役で使っているのは、なんと初代NexusOne(以下N1と略記)であります! ebay.com で人生初の個人輸入した商品でもあり、並々ならぬ愛着を持って使っています。

わかってるんです。国内携帯各社からスマートフォンのラインナップが充実している今、国内の機種を使えば楽になれることは。

でも!そこはN1の前にNexusなく、N1の後にNexus無し、とまで謳われた(かどうかは知りませんが) Google入魂の名機であることに変わりはありません。先日も大容量(3500mah)のバッテリだけを、またebayから購入してしまいました。

さて、N1自慢が長くなりましたが、ご存じの通りスマートフォンは、パソコンと一緒でインストールするアプリによって機能を拡張できるのが大きな特徴です。N1の場合、アプリをインストールする領域が若干少なめなのが玉に瑕で、調子に乗ってアプリを入れているとすぐ「容量低下」のアラートが出てしまいます。

そんなわけで自ずとアプリを厳選する習慣がついておりまして、同じ機能を持つ2つのアプリがあったらよく比較してどちらかを使っています。というわけで、ジャンル別にご紹介してみたいと思います。

ビジネス/お役立ち系

Google日本語入力Beta

日本メーカー製のスマホですと、最初から便利なIME(文字入力プログラム)が入っているのかもしれませんが、私のは海外製なので、これを使っています。Googleのことですから、おそらくクラウドからの情報を元にしている予測変換が賢くて便利。

Evernote

言わずと知れた重宝アプリ。何かメモりたい情報があったら、これでスナップショット(写真)を撮り、Evernoteのクラウドに上げることにしています。これの便利なところは、なんといっても画像の中の文字を読み取って、その文字で検索してくれるところ。スマホがOCR+全文検索エンジンになっちゃうわけです。

QuickPic

デフォルトで入っている「ギャラリー」の代わりとして使っています。「ギャラリー」はとにかく動作が重くて・・・。

Bizcaroid Lite

こちらも有名な名刺管理ソフト。前述のEvernoteでも名刺管理は可能ですが、ローカルの「連絡先」に保存できるのが嬉しい。

CallTrack

着信・発信履歴をGoogle カレンダーに保存してくれる常駐型アプリ。私はこれで、電話を受けた日時の記録をつけ、請求書に「何月何日ご対応分」と併記しています。よくある「この請求の件、覚えがないんだけど」というトラブルをこれで防げますし、請求書の説得力も高まります。

Chrome to Phone

使用頻度は少ないですが、ブラウザで見ているページをスマホで確認したいとき、いちいち自分宛てにメールを書いたりするのが面倒なので入れています。

ソーシャル/連絡系

弊社のメイン業務連絡ツール。もちろんPCでチャットすることが多いのですが、出先ではこれで確認します。ただ、Skype立ち上げておくとバッテリーの減りが速いので、必要なときにしか起動していません。

Twitter / ReTweet

 

ソーシャルメディアの代表格サービスですね。Twitterクライアントは他にも沢山あるのですが、結局一番ベーシックなものにしています。ReTweetはクラシック書式で返信するためのアプリ。

Facebook

こちらもソーシャルメディア。どっちかというと書き込み用には使っていなくて、タイムラインを確認するために使っています。書き込みはPCですることが多いです。

Google Plus

Googleが運営するSNS。Facebookに負けまいとしているのでしょうが、やはり出遅れの感は否めません。日本人で使っている人は少ないので、英語でギークネタを時々書き込んでいます。

裏技系

無音カメラ

N1は着信音を無音化するだけで、標準カメラアプリのシャッター音を消せるので要らないといえば要らないのですが、一応入れています。かわいいペットを驚かせずに写真を撮ることができて、大変便利w

Call Me Later

電話の着信を自作自演するためのアプリ。「何分後に着信音を鳴らせ」と設定できます。用途は、つまらないミーティ・・・いえ、ご想像にお任せします。w

お買い物/クーポン系

ヤフオク

 
世界一の「下流」IT企業である弊社は、中古品をよく活用します。中古部品・中古書籍などなど。PCであらかたウォッチリストに入れて目星をつけておき、出先からこのアプリで価格をチェック。競り落とす場合もありますが、だいたいは相場価格を知った上で、即決価格が大差ないようであれば、即決で買うことが多いです。

Amazon

こちらもネットショッピングするなら欠かせない大御所。なんといっても発送センターが千葉県内にあるので、到着が速い!アマゾンといえば書籍がメインなイメージですが、新品のパーツが急に必要になったときに重宝しています。

カカヒカク

あまりこのアプリ使ったことないのですが、この手のアプリでは割合評価が高かったので入れています。価格.comと楽天で欲しい商品の価格比較ができます。

 

んー、自分で書いてて言うのも何ですが、ベタなアプリばかりですね・・・。もっと調査すれば便利なものがあるのかもしれませんが、調べるのも手間ですし、あくまで参考程度にしていただければ。

それでは素敵なスマホライフを!

ヤター! iPodデッキできたよー!!(^ε^)

今年も残すところあと1日となりました。皆さまいかがお過ごしでしょうか?最近、すっかりハードウェアづいている高梨です。

ところで、「iPod classicのサイズって、昔のカセットテープとだいたい同じじゃね?」と思ったことはないでしょうか?私はあります。なので、中古の車載用カセットデッキにiPodを組み込めないものだろうかと常々思っておりました。

「そんな手間かけるんだったら、それなりの製品があっべぇ」とお思いの方もいらっしゃるでしょう。そう、実際あるんですが、

  • FMトランスミッターは音質が悪い。お値段高めのものは音もいいのかもしれませんが、以前買ったことのある2〜3千円のものは、残念な音しか出ませんでした。
  • カセットテープの形をしたアダプタは、壊れやすい。これもモノによるのかもしれませんが、ひと夏入れっぱなしにしておいたらカセットデッキもろとも使えなくなったことがあります・・・。音質はFMトランスミッターよりはかなりマシですが、機構上どうしたってカセットテープレベルです。
  • 私の車にはCDプレーヤがすでについていたので、音楽を一度CD-Rに焼けばいいとも言えます。が、それはめんどくさい。ここはギークらしく(?)iPodから直接再生することにトライしてみたい!

などなどの理由により、今回の改造に挑戦することにしました。

貧者の物品調達所w、Yahoo!オークションをチェックしてみると、だいたい送料込みで1,500円から2,000円くらいで入手できそうなことがわかりました。このくらいなら、壊れたところで諦めがつきますし、成功したらめっけもの、くらいに考えて、サクっと落札。

そのカセットデッキがこちらになります。下に並んだボタンをよくみると AUX と書かれているものがあることがおわかりいただけると思います。AUXとは何かというと、auxiliaryの略で、元は「予備の、補助の」という意味ですが、ここでは外部音楽プレーヤからの入力を受け付けられることを意味します。要するに、iPodのイヤフォン信号を、このデッキのAUXに繋げてやればいいわけです。

商品が届き、iPodが本当に入るかをチェックした写真がこれ↓

ビンゴ!思ったとおり、厚さはピッタリでした。幅は若干iPodの方が狭いのですが、まあそこは入ればヨシということで。iPodの操作ダイアルは外に出し、この状態のまま操作できるようにします。

また、カセットを挿入すると、当然奥に動くようにできているので、それを防ぐためにワイヤーで固定します。ちょっとわかりづらいですが、ステレオミニジャックもiPodの穴と一致するよう、取り付けています。

この段階で、一旦マイカー(トヨタ Bb)に取り付けられるかチェックしてみることにしました。こういった車の改造は初めてでしたので緊張しましたが、なんとかパネルを外すことができました。

すると、なんとも私らしい痛恨のミスが発覚! 私の車は前述の通りトヨタ車なのですが、このテープデッキはマツダ車用なのでした・・・。マジカヨ orz

がしかし、こんなことでメゲる私ではありません! 気を取り直して、トヨタ車用「逆カプラ」をやはりヤフオクで落札。逆カプラというのは、車からのコネクタを社外品(車メーカー以外の機器)に接続するための部品です。それをハンダ付けした写真がこちら。

これで、車への接続はできるようになったのですが、ここで問題なのが「いったいAUX端子ってどこにあるねん?」ということでした。が、ぐぐってみると、このようなページを発見!私のデッキにも、上記接続線の他に16ピンのソケットがあります。なので、以下の要領でハンダ付けしてみました。

最初、6番ピンと9番ピンを1kΩの抵抗で直接ブリッジしたのですが、それだと、チューナー(ラジオ)モードに切り替えてもすぐAUXモードに戻ってしまいます。要するに、AUX入力を使うタイミングで、何か別のスイッチで6番と9番を抵抗経由で接続しなければならないのでした。

でも、それはやはり不便。iPodを入れたら自動でAUXモードに切り替わって欲しいものです。

なので、またまたヤフオクでこのスイッチをゲット。

組み込んでみた様子がこちらになります。iPodとうまく接触し、スイッチが動くよう、腕を加工しています。

上述のAUX入力にミニジャックからの銅線ハンダづけし、蓋を閉めたところでデッキの改造は完了です。前面からの外観は全く変わっていません。

 

そして、いよいよ車に取り付け。果たして期待通り音が出るでしょうか・・・?

キタ━━━━━━( ∀ )━━━━━━!! 出ました!・・・って写真じゃもちろん分かりませんが、私の好きなK-POPが結構な音質で流れています。オーイェー! (ただ、若干ですが、高音部がシャリシャリする感じはあります。iPodはイヤフォンで聴くことを想定して作られているはずなので、周波数分布にバイアスがかかっているのかもしれません。この辺りは妥協するか、別途ローパスフィルタを組み込むかですね・・・。)

以上、サラサラっといかにもすんなりできたかのように書きましたが、実際には試行錯誤の繰り返しでした。とりかかってから完了するまで、約2週間かかっています。もちろんこれにかかりっきりだったわけではないものの、かなりの時間を費やしてしまいました。。。暇じゃないとできませんね。w

ひょっとしたらマネをする方がいるかもしれないので、あらかじめお断りしておきますが、

この記事に書かれていることは、一切無保証であり、この改造を行ったことによる、全ての事故・破損・障害について、私は責任を一切負いません。

ということをご了解いただいた上で、ポイントを挙げるとすれば

  • カセットデッキのソケットはよく確認して車種を間違えないこと。ここをミスると、私のように逆カプラを取り付けなければならなくなってしまいます。
  • デッキにAUXモードがあることを確認すること。
  • 少ないとはいえ、若干のハンダ付け作業は必要。
  • カセットデッキは、「壊れてもいいや」くらいの気持ちで購入すること。今時カセットデッキなんて中古でしか手に入らないでしょうし、そもそもが正規の使い方ではないので、この心構えは重要です。

というわけで、オーディオに関していえば文句ない状態にはなりました。・・・が、リアシートやトランクが、ゴミやらジャンクパーツやらで埋まっており、そちらを片付けた方が快適なことは言うまでもありません。。。orz 今年はカブにもよく乗りましたけど、同様によく働いてくれた愛車に感謝をこめて、今更ですが大掃除することにします。みなさま良いお年を!

好っきやなー、スキャナ!(^ε^) あるいはクラウドスキャナ再挑戦!の巻

カメラで写真を取ることにはほとんど興味はないのですが、文書を電子化することにかけては目がない高梨です。スマホのカメラも、写真を取る機械としてよりも、ほとんどメモを手軽に取る道具としてしか使っておりません。

かなり以前、こんなエントリを書きましたが、やはりというか、自己満足に終わってしまい、ほとんど活用しておりませんでした。

が、前回も書いたように、タブレット端末での書籍・紙データの閲覧に「覚醒」してしまったため、「自炊生活」を始めることにしました。いや、この際だから証拠書類としての紙以外はすべて電子化してしまおうかと目論んでおります。

まず、今身の回りにある「紙」についてですが、これは大きく以下のように分類できます。

  • 書籍
    • 仕事で使うもの(=経費扱いになるものw)
      • 技術書・・・厚い本が多い。電子化できれば協働者と共有できるなど、メリットも多い。
    • 私用で買ったもの
      • 文庫・新書・・・冊数では圧倒的多数。たぶん総数では1,000冊くらいある。1冊1冊は小さいが、チリ積も状態。
      • ハードカバー・単行本・・・どちらかというと、持っていること自体に自己満足を覚える書籍。w 一部を除き再読することはあまりない。図書館に寄付してもいいかも。
      • 漫画・・・あまり冊数はないけど、一応取っておきたい。
  • 書類
    1. 証拠書類 ・・・契約書・領収書・納品書・レシートなど、紙の状態で取っておくことに意味があるもの。廃棄することはできない。
    2. 各種通知書類・・・紙自体は廃棄してもいいが、中の情報が重要なもの。卸値表・FAXで受けた書類など。
    3. 勝手に億られてくるカタログの類・・・一度目を通せばほぼ不要。電子化の必要もなし。

ただし、技術書の大多数は先日業者に頼んで電子化が済んでおりまして、電子化が必要になるのは、「文庫・新書」「漫画」「各種通知書」です。そこで前者2種についてはドキュメントスキャナ、後者についてはスマホのカメラかこのスキャナを使って電子化することにしました。

ドキュメントスキャナがあれば、書類用にも兼用すればいいのではないか、と思われるかもしれません。が、このスキャナにはドキュメントスキャナとは異なるある特長があります。

それは「SDカードを内蔵できる」という点です。それのどこが特長なんだ?とお思いかもしれませんが、SDカードが内蔵できるということはEye-Fiが使える、ということで、PCに繋げなくても、このスキャナ単体で読み取った結果をEvernoteにアップロードすることができます。そして、Evernoteには、画像内の文字をかなりの精度で読み取り、後で検索できるようにしてくれる、という非常に優れた機能があります。

経験上、「A4一枚の紙」が一番なくしやすいものです。いや、捨ててしまうことはないにしても、とにかくどこかに紛れやすい。ファイルなどに閉じておいても、どのファイルに閉じたかがわからなくなる、という感じです。であれば、PCを立ち上げていなくても、スキャナにセットするだけで読み取り、Evernoteに上げてくれるこのスキャナがベスト。以前書いたエントリでも、それを目論んではいましたが、

  • 電池がすぐ切れる
  • やはり外付けのアダプタは外れやすい。
という点であまり使い勝手のいいものではありませんでした。

書籍の電子化、いわゆる自炊は、どちらかというと私用のためなので、いつやってもいい作業です。とにかく本に埋もれた部屋をなんとかするためと、タブレット端末での閲覧をしたいがためのことですから。

さて、方針が見えてきたところで、早速スキャナを購入しました。といっても皆さんご存じのとおり、ピンからキリなら、必ずキリの方を選ぶのが貧乏性の私です。w まずヤフオクをチェックし、中古のScanSnap S510を1万円で落札。ジャンク扱いの品でしたので動くか不安でしたが、xsaneで所期の動作をすることを確認。あと、前述のコンパクトスキャナ EXMODE ScanBit S-45 がアマゾンでなんと77%オフの2,980円で出ていたので、即購入。内蔵するEye-Fiは以前のものを流用することにしました。ということで計15,000円ほどでスキャナについては準備ができました。

自炊には、書籍をどう分解するか(ほとんどの場合は裁断機を使うでしょうが)という課題がありますが、こちらについてはまた今度。

 

電子書籍スゴすぎだろワロタwww

おそらく本もロクに読まず、こんなつまらないブログをお読みの暇人の皆様こんにちは。w 仕事柄、というか個人的な興味が大半ですが、デジモノには目がない高梨です。

さて、世間ではやっと故スティーブ・ジョブズ氏の追悼モードからTPPに話題が移っており、そんな中ではありますが、「うは、やっぱiPadすげぇwww」と思ってしまったことが最近ありました。

というのも、手持ちの技術書を自炊屋さんに頼んでPDF化してあったのですが、それを読む機会がなく、ディスクの肥やし、いやクラウドの肥やしになってしまっており「このままじゃせっかく本買ってその上金かけて電子化したの意味ねーよな」とか自分でも思っておりました。が、ふと思いたち、iPad2に入れて読んでみたんですね。

愕然としました。

「今更何を?」とお思いの向きもあるかもしれませんが、なんかこう、今までとは全く違った読書体験でした。

何が違うかというと、まず頭に入っていくスピードが違う。普通に読んでいても速読しているような気分です。読んでいるのは技術書ですから、説明が理解できればいいわけで、人生の機微やユーモア、エンタテイメント性を求めているわけではありません(あってもいいとは思うけど)。それで技術書というとどうしても無味乾燥なイメージがあり、ついつい敬遠してしまう傾向がありましたが、これだけスイスイ頭に入ると逆に爽快です。

それから紙の書籍にはない、この「インタラクティブ」な感じ。読んでいる行為そのものが楽しくなります。私は人並以上に本が好きですし、テクノロジーについて知ることも好きですが、その私でさえ、技術書を読むときは「教科書」を読まされているような気がして、趣味の読書よりは不熱心になってしまいます。ですが、iPadなどのタブレットマシンで読むのは、そのイメージを払拭してくれます。今まで全く新しい方法で知識を得るというのは、それ自体大変興味深い。

「ならパソコンで読むのと変わらなくね?」と思ったあなた。そう、私もそう思っていたので、PDFをクラウドに入れっぱなしにしていたんです。でも、PCでPDF読むのって正直骨が折れません?ページを繰るのにボタンをクリックしたりスクロールバーをドラッグしたり・・・。あと、目の玉からの距離が遠いので、「読書」している気分とはほど遠いものがあります。が、タブレットを手に持って、スワイプしながら読み進めるのは、操作性・視認性の面から、はるかに「快適」です。

そして、私は日常的にブログやWebサイトをチェックしており、PCのモニタで文章を読むのにも慣れている方なのですが、iPadで書籍を読むのは、それともまた違った体験です。まず当たり前ですが、書籍ですから余分で目障りな「広告」がない。そして、これも当然ながらハイパーテキストでもないので、「リンク」や「ボタン」もない。要するに、文章そのものを読み込むことにぐっと集中できるわけです。紙の書籍でさえ、「片方のページ」という余分がありますが、それさえもないという点では、紙より優っていると言えるかもしれません。

・・・などとつらつら書いているうちに思い出したのですが、どうやら最近新会社を設立されたらしい私のアップル師匠のところで、初代iPadに触れた時まず感じたのは

んー確かに新聞や雑誌のビューア、あるいは書籍を読むんだったら秀逸ですね。でもそれだけじゃ勿体ないハードでもあります。

ということでした。それから1年半かかって、今更自分で感激しているわけですからアホな話なのかもしれません。

今のところ、電子化しているのは技術書の類だけなのですが、小説やドキュメンタリーなどだったらどうなのかなぁ。それに、紙書籍を電子化するときは、裁断するのが常識になっていますが、本当に非裁断ではできないんだろうか。なんかいろいろまたワクワクのタネが増えてきました。

人肌寂しくなってきたので、ふと「愛とは何か」なんてことを語っちゃってみたりする。

や、そんなに高尚でも「かくかくしかじかである!」的な結論があるわけでもないんですがね。例によってオナニーエントリなのでその辺りはご了承ください。

ええとまず、仕事柄「パソコンが壊れたのでなんとかしてくれ」という依頼を多く受けます。そのために弊社があるようなわけなんで当然なんですが。で、たいてい「あー、これはもうダメですねー、買い換えましょう」という話に(やや意識的にw)持って行ったりします。その仕事が済んで「じゃあ古いパソコンどうします?」となったとき、さりげなく「もし不要ならば弊社が無料でお引き取りしますが」と言い添えるようにしています。

これはもちろん「修理・再生して新たに売る」ことも目論んでの提案なのではありますが、壊れてしまうようなPCは当然年式も古く、よほどの美品でないと他のお客様に使っていただくことはできません。それよりもむしろ、感情論として「今まで一生懸命ご主人様に尽くしてきたのに、壊れてしまったからと言って廃棄されてしまう機械が不憫でならない」という気持ちの方が、どちらかというと強いんですね。

実際、そうしてお引き取りしたPCは中古品として売ったという実績は今までのところなく、弊社のインフラ(設備)として余生を過ごしてもらっています。例えば、弊社のファイアウォールは12年前に発売されたパソコンを今も再利用して使っていますし、しばらく前まで寝床で使っていたノートPCは同じ機種の別の箇所が壊れたものを繋ぎあわせた「ニコイチPC」でした。

そういう心掛けのせいか、私自身が購入して使ってきたPCでパーツも含め、「壊れた」ものというのはほとんどありません。自分でいじったり、床に落としたりして「壊して」しまったものはいくらかありますが。自分のPCが壊れないでお客様のPCがいい感じに壊れてくれるのはなんとも都合のいいことではありますが、実際のところそうなんです。

逆もまた真なりで、これは実感としてあるんですが、故障する率が高いのはどちらかというとフラストレーションを感じながらパソコンを使っているお客様の方が多いような気がします。「人間の脳波が機械に影響する」なんてことはおよそ非科学的なのであまり言いたくないのですが、そんなこともあるんじゃないかと思うくらい感じます。

ええと、俺は何を言いたかったんだっけ。そうそう「愛とは何か」ということでした。

で、ですね、上の「機械も愛情を持って使えば応えてくれる」ということとも微妙に関連するんですが、じゃあもっと狭義な(人間に対する)「愛って何」ということについて考えてみたいんですね。

35にもなって独身でおりますと、さすがに周りが「結婚、結婚、ケッコン、コケコッコ・・・」とニワトリのように騒ぎ始めます。お察しの通り、同居している親からは「早く嫁さん見つけろ」と顔を合わせるたびに言われておりますし、友人・後輩からも同様です。

そこで、考えるんです。したり顔で私にかく申す彼ら自身は、奥さんに愛情を持って接しているのだろうかと。幸い、私の周りにいるやつらは生粋の日本男児でありまして、自分の細君を人前で褒めそやしたり、人目もはばからず抱擁したり接吻したりするような軽佻な輩はおりません。むしろ彼らの口をついて出てくるのは揃いも揃って「うちのヨメさんはさぁ、カクカクシカジカでほんと参るよ」という愚痴なんですね。最初はノロケのうちかと思っておりましたが、どうやら本気で悩んでいるらしい。「じゃあ結婚なんてしなければよかったじゃないか」と言いたくなるくらいの愚痴りようなんであります。

ではありますが、そこで私が「ああそうだよな、お前の奥さんはシカジカでほんと最悪だよな。いや全く同情するよ。」などと言おうものなら、流血沙汰の喧嘩になりかねないことは、いくら空気が読めない私でも重々承知しております。同情して不興を被るというのも奇妙な話ではありますが、これまた事実。

以上のことから、つらつら考えてみるに「愛(情)ってのは、算段(理屈)を超えた何か」なんだな、ってことです。なんか平凡なオチなんですけどもう少し説明します。

分かりやすいところで「子供に対する愛情」ってのを考えてみましょう。私にはもちろん子供はおりませんが、一応親というものがあり、人並みに育てられておりますので、親の愛情を受けた経験はあります。

では、親というものが「自分の子供はこれこれこういう長所がある一方でこういう短所もあって、でも総合的に考えて、長所の方が大きいからうちの子供はかわいい」といった計算をして子供を愛するものでしょうか? いや、絶対に違うと思います。世にもよく「できの悪い子ほどかわいい」と言われている通り、むしろ欠点があるからこそ愛情が増すということもあるのではないでしょうか。

「恋と愛の違い」なんてのも女子向け雑誌で話題になったりしますが、その違いというのもそんなところにあるんじゃないかと思います。つまり「恋」ってのは、相手の長所・美点「しか」見えていない状態。「私のカレって、背が高くって、イケメンで、お金持ってて〜」というアレです。ま、実際そう露骨にノロケることはないのかもしれませんが。w

あるいは、「◯◯マニア」「△△のファン・追っかけ」「□□オタク」に対する世間一般の冷めた見方の原因というのもそういうところに因を発するものかもしれません。つまり、「こいつら、こんなにモノ(あるいは他人である芸能人、アニメキャラなど架空の人物、etc…)に対して血筋を上げてるけど、本当はもっと愛情を注ぐべき対象があるんじゃないの?」という言葉にならない不信感です。その不信感というのももっともで、概してなんちゃらマニアはその対象の美点しか注目しません。つまり彼らの愛情は「説明可能」なのです。説明されてもその良さが「パンピー」にはわからないことは往々にしてありますが、とにかく本人には理由が分かっています。

私が壊れたパソコンを引き取るのは、それが「処理速度が速く、大容量で、消費電力も少なく、つまり私にとって素晴らしいものだから」ではないことは先程述べた通りです。もっと早くいうと、機械に対して人に対するのと同じような「人格」を見出していると言ったらいいでしょうか。

そこで鋭い方なら、「じゃあお前が飯の種にしているという『ソフトウェア』に対してはどうなんだ?」と問われるかもしれません。それは「いい質問ですねぇ。」 以下、ちょっと長くなりますが、私の言いたいところなのでだいぶ遠回りになりますが、お暇な方はおつきあいください。

面白いことに「プログラム(またはソフトウェア)を・・・」に続く述語は人それぞれでありまして、ある人は「作る」と言い、ある人は「組む」、またある人は「上げる」と言ったりします。私はそれらのどれも使わず、一貫して「書く」という言い方をしています。ここは結構こだわっているので例外はないと思います。

なぜそんな言い方にこだわっているかというと、将来どんなに開発ツールが進化しても、おそらくプログラミングの本質は「書く」ことに他ならないと思うからです。そして、書くというのは、(このブログもそうですが)本質的に「文字を並べて意味を成す」ことです。

世に新聞・雑誌・書籍・論文などいわゆる「書き物」の類は数多くありますが、それらは言うまでもなく「人間に」読まれることが前提で書かれています。ではプログラムは、というと、第一義的にはコンピュータに読まれることを前提としています。それは当然のことで、コンピュータが読んでくれないプログラムは動作せず、売り物にならないからです。ただ、一義的にはそうなんですが、では動作しているプログラムは書かれる人によって違いはないのか、というと、これはもう歴然とあるものなんです。書く人によっては「美し」くて「文学性」や「ユーモア」を感じることさえあります。

だから、私はプログラムを「書く」という言い方にこだわっています。「作る」や「組む」だと、物理的に機械を作っているようで(成果物はそれに近いんですが)あまり好きではありません。

さて、私にとっては「書き物」であるプログラム自体が愛情の対象にならないのは、ラブレターの書き手を思い焦がれることはあっても、その便箋自体を恋慕するわけではないのと同様です。プログラムを見て「こいつ頭おかしいだろ!」と毒づいたり、「うぉっ、クールな処理してんなー」というのは常にそれを書いた人に対してです。

なので、意外かもしれませんが、プログラムそれ自体に「人格」を見出すことはほとんどありません。あるとすれば、たいていは顔も知らないその書き手に対して同業者としての判断を下す、というところでしょうか。あるいはLinuxを作ったリーナス・トーバルズやRubyの生みの親のまつもとさんに対して、冗談まじりに「教祖」と崇めたりすることはありますが、それは「愛情」とはかなりかけ離れた感情です。

というわけで、今日の白熱教室では、人が何かを「愛する」というのは、その対象が「良いから」とか「素晴らしいから」といった「説明可能な理由を持つ」からだけではないということが見い出せたとても意義深いものになった。東京・上海そしてハーバードの君たちに感謝したい!ありがとう!

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